『知らんぷりなんてできない・・』〜国境なき子どもたち(KnK)の友情のレポーター

特定非営利活動法人国境なき子どもたち(KnK) さんの『友情のレポーター10周年記念 活動報告会2005〜共に成長するために〜』に参加。

(%星%)とにかく良かった!うまく言葉で言い表しにくいのだが・・

『友情のレポーター』は、子ども達がレポーターとしてKnKの現地活動地を訪れたり、ストリートチルドレンや恵まれない子どもたちに関する各種の援助活動を取材し、プロのビデオ制作者の協力を得てこれらの活動に関して報告する、というもの。

10周年を記念した盛大な報告会だった。今後は、恵まれない環境を生んでしまう状況を変えていく、コミュニティベースで現状を変える取組をしていきたい、という創設者のご挨拶。

各レポーターの報告は、聞いていて、ぐっとくるものがあった。(ぜひ生の声を聞いてほしかったところだが・・)
『(ストリートチルドレン、トラフィックト・チルドレン=人身売買の被害にあった子ども達等の現状を目の当たりにし)知ってしまった自分の責任、目を背けたいとは思わない』 『知らずにいることよりも知ることを選ぶ』

『(言語が違う、置かれている環境も全く異なる国の人たちとの交流でも)伝えたいことがあれば言葉は通じる』 『笑顔の重なりが気持ちを温かくしてくれた』

『現地に行けばその場で手をさしのべることはできるけど、今自分たちがすべきは日本に自分の経験を広く伝えていくこと』

などなど・・ ビデオからのコメントしかり、壇上で発表していた子ども達は、しっかり“自分の言葉”で話している。 だからこそ訴えるものが大きかったと思う。

レポーターに行こうと思った理由はさまざまのようだ。
『新聞で募集をみて・・・』という人も。
ただ、帰ってきた後の意識は変わった、と。『何かやっていきたい、関わっていきたい』と感じている。
中には、医療を通して支えていきたい、と頑張って勉強して医学部に入学した人も・・・

(%手紙%)歴代のレポーターは、全国各地にいる。
『現地にいけない人たちに伝えていくこと、それがレポーターの役割だと思います』
と語っていた。中には、小学校など学校で講演会を開いて自分の経験を積極的に伝えているレポーターも既にいる。

ぜひ、レポーターの皆さんから、広く伝えて(ブログ等を通した紹介も)ほしい!
・レポーターとなったきっかけ
・行って変わったこと
・これからやりたいと感じていること

を、自身の言葉で伝えていってほしい。そんな彼らのメッセージを知ったら、学校等で伝える機会もどんどん増えていくだろう。

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(%エンピツ%)国境なき子どもたちとは・・
『国境なき子どもたち(KnK)は開発途上にある国々のストリートチルドレンなど路上生活を送る青少年や恵まれない子どもたち、孤児、虐待の被害に遭っている子どもなどを支援する非営利団体(NPO)です。諸外国の恵まれない子ども・青少年と日本の子ども・青少年がお互いの理解を深め、友情を育み、共に成長していくことを目的に、1997年から教育的活動を行っています。』 (国境なき子どもたち(KnK)HPより)