NPO活動がアートであると言うこと

NPO活動がアートであると言うことは
絵画や演劇、音楽と同様、最後は好みの問題だと言うこと。
すなわちNPOとしての基本的な技量さえあれば、あとは
自由に、
主観的に、
ありのままに、
表現すれば良い
と言うこと。

NPO活動にとっての技量とは
基礎的な事務能力に加え、
シナリオ
表現力
演技力

でも、必ずしも最初から完成されていることはない。
完成していくプロセス自体も作品だし、
観客や支援者、パトロンが育てる面もあるから。

そして、必ずしも量にこだわる必要はない。
もちろん量にこだわっても良いんだけど、
でも、こだわれば、営利か政治になってしまう。
営利は量を拡大する方向に
政治は量を制限する方向に
向かうから。

少ない人から多くのお金をもらう作品もあれば
多くの人々から少額のお金をもらう作品もあるけれど
できれば、多くの人々が少なくないお金を多くの作品に
払うのが良いなぁと思う。

例え一人でも良いから、
自分達の活動を
観て、
知って、
感じることによって
その人の享受能力が高まり、
そして、私達のミーム(文化的遺伝子)を人々に
伝える中継点として機能してもらい、
それを受けた多くの人々が自分達の身近な作品を
支援したり、あるいはその人自身がアーチストになっても良い。

ただその人が、こちらの意向ではなく、
その人なりの解釈してしまうのだけど、
それは必ずしもマイナスではない。
なぜなら、それは多様性=可能性を拡大していくこと
につながるのだから。

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