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2005/11/17のBlog
[ 21:09 ] [ 活動を理解するための用語集 ]
ここ最近、不登校や引きこもりの子ども達を支援する
NPOの方々の話を聞いている。
彼/彼女らの活動のキーワードは二つ
ひとつは居場所、
そして、もうひとつが自己肯定感

この自己肯定感と言う言葉、
非常に心地よい響きがあり、頻繁に聞くのだけど
どうも説明を聞いてもしっくりこないのです。

基本的には、文字通り自己を肯定する感覚の
ことで、不登校や引きこもりの子ども達に
学校では評価されない能力を引き出してあげようと
言うことであり、それは音楽等芸術や文化、スポーツなど
カリキュラムに無かったり、あっても重視されていない
教科を中心に行うことを指している場合が多い。
あるいは実際に工場などで働くことだったりする。

確かに音楽等芸術分野で才能を発揮して、その道に進む
ことができる人は良いだろう。
すなわち学校では余り重要とされていないけど、うまく行けば
能力主義社会の上位に位置づけられ、尊敬も得られる
職業だ。

またその道でメシを食えなくても趣味として行いながら、
通常の社会活動に復帰できる人も良いかも知れない。
能力がある=お金を稼ぐと単純化して考えれば、能力主義
社会では下位層ではあるが、趣味として音楽があるから
と本人が下位層でも納得できる状態と言える。

しかし、この分野でも出来ない子どももいるだろう。

でも、これって結局は否定したはずの能力主義の世界に
再び戻していることになりはしないのだろうか?
自己肯定感とは、ただ今、自分が自分として生きていることが
素晴らしいと思えること
であり、
能力主義の階層の中のどこかに居場所を確定させること
ではないと思うのだけど、彼/彼女達自身も自分達のしていることが
自分達が否定したはずの能力主義を強化する方向に
作用していることに気づいていないのだろうか?

最も確信的に自己肯定感を能力主義社会の中に
自分の居場所を確定させることだと思っている人もいて、
その人は地元の清掃会社などに子どもたちを派遣
させているのだけど、その仕事って(仕事には貴賤は
無いというけれど)基本的には人が嫌がる仕事で
しかも完全な無償労働か通常の半分ほどの報酬で
やらせている。

これで自己肯定感が得られるのだろうか?
でも、これって教育と言う衣をかぶった搾取労働ではないかと思う。

しかし、既存パラダイムで構成された言葉で
違うパラダイムの価値観を表現することなど不可能に近いので、
仕方が無いと言えば仕方が無い。
ただ自分達のしていることが実は自分達が否定したはずの
能力主義社会を強化する方向に作用する場合があることに対して
自覚的にならないといけないと思う。

ソーシャルワークの母、メアリ・リッチモンドの言葉を最後に捧げます。

あなたたちは、自分たちの目の前にいる人たちを、社会から
落ちこぼれた人間だと思っています。
彼らを、なんとか社会の最底辺にまで押し戻し、社会の片隅で
生きていけるようにしようと腐心しています。
しかし、それは間違いです。
彼らにこそ、社会の明日があるのです。
あなたたちは、この社会のあり方を変える戦士を養成しているのですから

2005/11/16のBlog
[ 21:35 ] [ 活動を理解するための用語集 ]
昨日、非行克服支援センターさんを訪問し、色々とお話を聞きました。

その中で少年付添人制度という言葉を聞きました。

以下、付添人の説明です。

少年が非行を犯し,家庭裁判所に送致されたとき,
少年自身あるいはその保護者は、付添人を選任することができます。

付添人は,非行少年に寄り添い
(1)少年審判手続が適正に行われるよう手続を監視すること
(2)少年の利益を代弁し、少年自身が主体的に審判に臨むためのサポートをすること
(3)少年の家族や職場・学校に働きかけ、少年が社会復帰しやすいように
環境を調整することを任務としています。


付添人は一般的には弁護士さんが引き受けるのですが、
弁護士さんは依頼時に最低でも30万円ほど少年鑑別所送致を回避すれば
成功報酬として30万円ほど必要になるそうで、だいたい100万円ほどかかるそうです。
考えてみれば当たり前の話なんですが、少年犯罪でも成功報酬ってあるのですね。
しかし、弁護士さんにとっては手間がかかる割には報酬が少ない仕事だそうです。
それに弁護士さんは裁判が終われば、少年とは関係がなくなり、
その後のフォローはしないそうです。
これも考えてみれば、当たり前の話なんですが・・・

付添人は家裁が認めれば、弁護士でなくても良いそうで、
昔は学校の担任の先生や生徒指導の先生が付添人になることが
多かったそうですが、今は少年犯罪を起こすとすぐに退学処分し
一切学校と関係の無いようにするそうです。
義務教育の中学の場合は退学処分はできないですが、あからさまに
邪魔者扱いし、他の生徒にも近づくなと指導するそうです。
信じられないですね
私の時代は先生も付いてこなくても良いと言っても付いてきてくれたと
思うし、他の生徒達に対しても以前と同じように接するように指導したと
思うのですが、学校評価なりで先生も心の余裕を失ってしまったのでしょうか?

また少年/少女のご両親も権力を前に少年/少女の弁解する権利など
主張することもなく、ただひたすら謝罪し、ひどい場合は実刑を求めるそうです。
ただご両親の場合は子供が逮捕されたショックで気が動転したまま
警察の事務的な流れに身を任せてしまったと言うことなのですが。
この時に仕事としてではなく子どもやご両親の立場にたって
客観的に冷静に対処できる人が必要なのでしょうね。

そうでないと少年/少女も可愛そうですね。
誰が彼/彼女を救ってあげることができるのでしょうか?

非行に走る少年少女は一人として好き好んで非行に走っているのでは
ありません。

学校の勉強も出来ず、スポーツも出来ない子どもは追い詰められ、
人付き合いが苦手な子どもは不登校・引きこもりに
人付き合いの得意な子どもは非行に走るようです。

無責任にも大人達は学校の勉強が全てではないし、スポーツが出来なくても
好きなことを、など言うけれど、そのような活動をする機会も与えられず、
例え自ら表現する活動や居場所を見つけ出したとしても、
それが非行だと言われたりして、一向に別の評価軸を示そうとも
評価しようともしていないようです。

今、小中学校でキャリア教育として別の評価軸を提示しつつありますが、
それは小さい頃からお金儲けに興味を持たせることだけが目的だったりする
場合も多いようで、オルタナティブにはなっていないのではないかと思う。

このような状況で少年院から出てきても、誰からの助けもなく
また再犯せざるを得ない状況の中に放り出されているのです。
このときにただ寄り添ってあげるだけでも随分と違うと思うのですが・・・

それに少年/少女達の犯罪のほとんどが大人であったら、示談で済む
(=お金で解決する)場合が多いそうです。
また再犯と聞くと、さらにひどい犯罪を犯したように思いますが、
実際は補導程度の犯罪であっても二度目ということで逮捕されるそうです。


今、警察は少年犯罪防止のために犯罪者に対しては見せしめとして懲罰主義に
臨んでいるそうです。
その前に非行に走らないように多様な選択肢とあらゆる差別の根絶を目指すべき
だと思うのだけど・・・
2005/11/13のBlog
[ 22:26 ] [ シンポジウム・イベント参加記録 ]
今日はわくわくワーク・フェスタ in 世田谷に行きました。
女性の働き方見本市と銘打って女性の働き方を支援しています。

その中の「起業ミニメッセ 」になぜか事業プレゼンテーション
アドバイザーとして参加しました。
最初、女性起業家と聞き、衆議院議員の刺客マドンナのような
方々を想像していて数字に弱い私としては英語やら財務的な
内容だったら、答えられないなぁと不安だったのですが、
会場に入ってみると、子育て支援や福祉系の方々中心だったので
安心しました。

さて、4名の女性起業家の方々のプレゼンを聞いたのですが、
一言で言うと「みなさん、素晴らしい!」の一言に尽きます。
起業しようとしているテーマは全て起業家の方の今までの
歴史、履歴、あるいは文脈に即しており、皆さんがそのテーマで
起業されるのは必然のような気がしました。
それとそのような体験なり、歴史なり、文脈を踏まえ、起業の
必要性を感じる享受能力にも感嘆しました。
履歴、あるいは文脈と人格が成功のポイントですね。

これから、いろいろな人々の支援を得て、事業を拡大する
フェーズに入っていくわけですが、
「儲かる/儲からない」と言う評価軸を極端に意識してしまうと
最大のセールスポイントである文脈と人格が事業から
切り離されてしまいます。
そう、あなたが起業する必然性が無くなってしまい
単なる数字合わせの下らない事業になってしまいます。
ただし、やはり数字で表現することは大切なことなので、
「儲かる/儲からない」と言う評価軸だけではなく、
違った評価軸、すなわち最大のセールスポイントである自分の文脈を
縁取るような数値化を行い、提案していただければなぁと思います。

そうすると、私たちの活動はこんな素晴らしいエピソードを産み出し、
そして、○○指数もこのように改善しましたと数字で補完
すれば、支援者も数字として理解できるようになります。

もちろん○○指数は起業家であるあなたが定義すれば
良いのです。
自分達の事業を見直し、数字で表現できるものは表現してみる、
そして、もし無ければ、アンケートなどをとって数値化してみることも
必要です。

実は私もかっては数字なんて余り意味がないと思っていたけど
支援する立場になると数字で表現してくれていると第三者に
説明しやすいんですよね。

福祉や子育て系は中立ではありえず、やはり立場・主義があるので、
立場・主義が違えば共訳不可能になってしまいます。
そのような不毛な議論を避けるためにも数値化は必要ですね。

【関連する記事】
世田谷わくわくフェスタに行ってきました!
NPOのためのブログ活用セミナー(開催地:那覇市)

11月12日に那覇で那覇市NPOセンターさんと協働で
ブログセミナーを開催しました。
那覇は暑い!
前日に与論から那覇入りしましたが、30度でした

さて、会場はてんぶす那覇です。
てんぶすの一周年記念イベントの一環として開催されました。
てんぶすって沖縄では「おへそ」のことだそうです。


講座開催中の一コマです。
精鋭8名の参加で順調に講座が進み、
モブログとトラックバックの練習を兼ねて街に飛び出すこととしました。

と言うことで、
「那覇二度目の私にてんぶす那覇周辺の面白い場所を紹介してください」
企画を開催!

【TBしていただいた記事】
男はつらいよ
一杯で2杯
フォトアップ!(勉強中)
ハァァァッッーー!!
4時間にわたるセミナーも順調に終了。
回数を積み重ね、私自身も教え方がうまくなったような

那覇空港までは新しく開通したゆいレールを利用しました。
二両編成のかわいいモノレールです。


機内からこっそりと・・・
やっと帰京できます。
通算111回目、赤いほう102回目のフライトです。
月曜日も乗るんだけどね・・・

[ 00:32 ] [ ブログセミナー報告 ]
与論島のNPOe-○Kさんと協働でブログセミナーを開催しました。

与論島は11月から航空ダイヤが変わり、
日帰りできなくなりました。

航空便は
与論⇔沖永良部 1往復
与論⇔鹿児島 1往復
与論⇔那覇 1往復
しかなくて、全ての便の離発着が
12時から14時のお昼時に集中しています。
だから、どう工夫しても仕事して日帰りできない。
なので、久しぶりに時間に追い立てられずに
仕事しました。

与論の時間の進み方は東京などとは違うようです。
時計に追われてと言うより、自分と自然とのかかわり、
相対性の中で過ごしているようです。
自然の流れや気分などと関係なく、機械的な絶対性の
中で暮らす東京などよりもずっと理にかなっていると思います。

与論時間はのんびりしていることは、
大分や鹿児島で経験済み(笑)なんで、
ともかくとして、私のような人間が訪問しただけで
役場の人だけでなく、地元の人が飲み会に出てくださる
と言うのは素晴らしい。

画像は干潮時のみ姿を現す百合ヶ浜です。

与論では I ターンで与論にきて半年や4年目の人が
地元にすっかり溶け込んでと言うか、どでかい態度なのも
びっくり!です。

あと与論の所得は平均103万円!だそうです。
そんなに低所得だとは思えないほど、皆さん明るい。
この数字だけを見て、与論は貧しいと中央が箱物を立てたり、
要らんことすると益々悪循環になっていくのだろうな。
「儲かる/儲からない」と言う評価では与論の素晴らしさは
理解できないでしょうね。
やはり与論に来て、風や汐の香りを体感しないとね。

与論はちなみに過疎や離島などの補助政策とな無縁
だそうです。
初めて知りましたが、過疎って絶対数ではなく、減少率
なんだそうです。

でも、その与論でさえ、気候風土にあった伝統的な
家屋や農業は少なくなり、都会風の規格物の家屋になり、
農業もパーマカルチャーからサトウキビのモノカルチャー化し
観光が主要な産業になっています。
しかし、徐々に与論の気候風土にあった生活に戻そうとしている
ように思いました。

さあ、次は那覇でブログセミナーです。
2005/11/09のBlog
[ 22:50 ] [ 活動を理解するための用語集 ]
今、わが国では企業の社会的責任(CSR)がブームとでも呼べるような
状況になっている。
今までそのようなことを一度も考えたこともないコンサルタント会社などが
さも知ったかのようにセミナーなどを開催している。
その内容もSRI(社会的責任投資)に組み入れられるためには、
だとかNPOなどが行うアンケート対策などが多い。
彼らが説くCSRの必要性は、市場からの評価を得るためだとか
CSRの法制化・規格化が進んでいるからと言ったものが多く、
これは子どもになぜ勉強しなければならないのかを聞かれた母親が
「先生に怒られるから。」とか「テストがあるから。」と答えているとの同じである。
そうではなく、将来、あなたは何をしたいのかを質し、そのために今、
どのような勉強をしなければならないかを理解させることだろう。
CSRもこれと基本的には同じである。

事実、現在、CSRには明確な定義は存在しない。
ただあるのは、
「企業が法令遵守にとどまらず、市民・地域及び社会を利するような形で、
経済・環境・社会問題においてバランスのとれたアプローチを行うこと。
また、その結果を公表し。説明責任を果たしていくこと」
と言うことのみなのである。

このことは先ほどの「なぜ勉強するのか?」と言うことと同じで、
まず企業自身が自らの事業を通じてどのような社会を作りたいのかを
明らかにし、利害関係者と対話を重ねながら、
互いが目指すべき持続可能な社会のイメージを共有することが必要だ。
そのうえで、利害関係者と合意した「持続可能な社会」実現のために
自らの事業活動の発展通じて貢献すること、
及び「持続可能な社会」実現に対して現状の事業モデルが障害となる
可能性がある場合、そのリスクを回避、あるいは縮減するために
努力することである。
また自ら行った行為、あるいは行う能力がありながら行わなかった行為に対して、
すべての利害関係者の問いかけや呼びかけに自らの考えに基づき一貫性のある
応答をすることが本当のCSRであろう。

またCBやNPOとの協働についても、このCSRの定義に基づけば、
積極的に捉えることができる。
企業の力だけでは、おそらく自らが考える持続可能な社会を実現することは
不可能だ。
まず営利企業は経済的利益を上げることが第一であり、
いくら持続可能な社会を実現するためには必要不可欠な活動であっても
ビジネスとして成り立たない事業を行うわけにはいかない。
それにやりたくても、時間や能力、労力、技術、経験、ノウハウなどが無く出来ない活動もある。
このような領域に同じ持続可能な社会の実現を目指すCBやNPOと
協働する意義がある。
営利ではできないが、自らの事業にとっても必要不可欠な領域をカバーする
CB/NPO、あるいは現状の事業モデルではどうしても回避できないリスクを
縮減する活動を行うCB/NPO、短期的な利益に目を奪われ、
中長期的な視点を見失わないようにいつも見守ってくれるCB/NPO
とのコラボレーションはWIN-WIN状況を生み出すことができる。

さらにCB/NPOはネットワーク組織体であり、
CB/NPOとの協働は自らの事業を第三者に正確に伝えてもらうことが期待でき、
事業にとっても良い影響を与えるだろう。

【関連する記事】
企業はなぜCB・NPOと協働しなければならないのか。
2005/11/06のBlog
[ 20:14 ] [ シンポジウム・イベント参加記録 ]
CAP全国研修セミナー ~すべての子どもに安心・自信・自由を!(暴力のない社会に向けて、今私たちにできること) に参加。秋の雨、寒い一日でしたが・・

午前中は分科会、午後は講演とリレートーク『子どもの人権とリレートーク』川田龍平さん(松本大学総合経営学部非常勤講師)、森田明彦さん(子どもの権利活動家)、北村年子さん(フリージャーナリスト/CAPセンター・JAPAN理事)。

参加している人は、大半は女性。男性はまばら。(いつもこういった会で感じるのだが・・男性ももっと参加してほしい・・)200名近くの参加者であった。会場はものすごい熱気。お子さんのいるお母さん世代と、若い世代が多かった。

【分科会】 『子どもの権利、おとなの権利、みんなの権利』に参加。
~権利ってなんだろう? どうしたら権利を守れるんだろう?

○コーディネータ:森田明彦氏
3名のスピーカーは、タイ、カンボジアでの人身売買、児童買春(カンボジアで現在被害を受けている子どもは1万5千といわれるが、把握できていない多くの数のこどもがいる)など性的搾取に関わる問題を防止する団体、子ども・若者主体でシティ・ライフ・ガード・ボランティア組織をつくって“総合生活安全活動”と呼ばれる活動をしている団体の代表者。みんな20代前半の人たちだ。
特定非営利活動法人国際アイアン・イーグルス(代表江渕良平さん)
NPO法人かものはしプロジェクト(代表村田早耶香さん)

●学生NGOてのひら~人身売買に立ち向かう会(代表百瀬圭吾さん)

彼らがどうしてそういった活動をすることになったのか。
それは様々。ある人は、祖父が裏の世界(ヤクザといわれる・・)の人で、自分が生まれたことをきっかけにその道から足をあらった、という話を聞かされて、自分は『人々に夢や企業、勇気、元気、愛、感動を与えられる仕事をしたい、その使命がある』と思ったから。小さいころから国際協力に興味があって、中学・高校から青年海外協力隊やJICAで活動することを切望していた人もいる。ある本との出合いでタイの女性が、自分が住んでいる日本で人身売買の被害にあっているということ知って恥ずかしさを感じ、何かせずにはいられないと思ったことがきっかけになった人も。
紹介された本: 『こどもの権利を買わないで~プンとミーチャのものがたり』

活動をはじめて軌道に乗るまでには非常に時間と労力がいる。
彼らは非常に努力をしている。
NPO活動という点ではやはり、ファンドレイズの苦慮。また、それぞれ、学生時代から活動をしているため、両親の理解を得ることも大変だったという。アイアン・イーグルス代表の江渕さんはお母さんも活動をしており、今回の分科会にも参加。お母さんは高校生で活動、団体をつくることになった息子に『(高校生ということもあり)自分がしっかりしていなくても、他人のためになることをするのは大切なこと』であるとし、応援をしたという。それぞれが、肉親を含め、『たくさんの人に支えられて活動をしている』ということを実感している。
 午後のリレートークでの森田氏や川田氏の発言の中にもあったのだが、『自分がしっかりできなくても他人のために・・』というと、自分はしっかりしてなくていいの??とか、ボランティアだからいい、としちゃっている!?といった疑問符がでるような印象もあったが、『周りの人との関係性を保つことが自身を表現できる環境をつくることにつながる』ということ、今は『(大人の生きる力、子育ての力が落ちてきているが)それは安心できる、つながりがもてるような社会でない』が、そんな状況の中で、他人のために何かすることは“つながり”となる、という思いが込められているといえる。 『他者とのつながり、社会、地域とのつながりを持っているということ、顔の見える関係をつくるということが、心の余裕、時間の余裕を持てる、安心した生活を送れるということにつながり、自身の幸せにもつながる』と・・・
『安心して自分が居られる場』、『コミュニティ、人とのつながり共同体』をつくる必要性、その重要性がいわれている点が印象的だった。

今回のキーポイントの一つであった子どもの権利。
森田氏の話にもあったが、『子どもを保護する(管理下においておける)状況であれば何もいわれないが、子どもの権利、人権という言葉が国会では通らない、ということになってしまう』のが現在。『権利・尊厳において対等であるということが通りにくい。権利に対する抑圧的な世の中』なのだ。あたり前のように捉えられている『権利』という言葉であるが・・・ すべての子どもに安心・自信・自由をもたらすために、一人一人がつながりを意識しなくてはならない・・

また、強く印象に残ったのは、間違った伝え方、センセーショナルな伝え方をするマスコミが与える影響は大きく、被害をもたらすということ。性教育等がバッシングされるような世の中であるが、薬害エイズや、人身売買の状況、子どもへの暴力に対する現状等、それらに対する正しい理解、知識を持つこと、また、一人一人に起こりうる問題である、ということを認識することの大切さを改めて実感した。

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主催のCAPセンター・JAPAN
※CAP(Child Assault Prevention)=子どもへの暴力防止プログラム
『CAPは「エンパワメント」「人権意識」「コミュニティ」の考えを柱にした子どもへの暴力防止/人権教育プログラムです』(HP『CAPとは』より。)

~現在CAPスペシャリストは1600人近く。100以上の団体があるようです