何をあてにするのか。

稽古で前に進むためには、あてになるものが必要。
それがないと、上達したのかどうかわからない。

一番よいのは、良い師に付くこと。または、確かな感覚(現実に)を持つこと。

「△○□」はとても優れた感覚だと思う。

これは形、速度、タイミングとは関係なく、それらを生み出す側、素となるもの。

「△○□」が成立するときの姿勢は、自然と背筋が伸びることが多く、
さらに、姿勢と技は無関係ということを教えてくれる。
(稽古では、姿勢を正すことで「△○□」を掴む機会を増やしている。)

相手から速く見える(間を変える)ためには、必ず「△○□」を入れること。
「△○□」に従うと、結果として良いタイミングとなる。

13年間、これより優れた方法に会っていない。
上手な方の技を理解する(盗む)のも「△○□」で観ると何をやっているのかわかりやすい。
形を真似ても、技にはならないことがよくわかる。
なぜならば、形は技ではないからだ。形は現れた結果の1つにすぎない。

もともと「△○□」は道文にあり、それは「大本」からの言葉。
どこからこれが伝わってきたのか興味がある。