初心者研修キノコ観察会を行いました

7/16(日)の話しになってしまいましたが、某所で、「初心者研修キノコ
観察会」を行いました。

他団体とはなりますが、会の会員が定例観察会を行っている場所にお邪魔
する格好で、研修会と観察会と交流会の3つを兼ねた行事を行いました。

大阪連絡会のほうの参加者は、約10名で、30代から60代と幅広く、
また、お邪魔する会も、参加者が10名で、大学生も1人いたとはいえ、
年配の方が多く、よほどキノコ観察会に関心があったのかと、まだまだ勉強
する意欲は、すごいと感じました。
私たちもこれからだし、見習わないと、負けていられません!

その場所は、某、国の機関の長期調査地に指定になっており(すいません
ね。いちおう、検索で、かかりまくって、いろんなキーワードを控えて
投稿しています。別にうるさく言われるのではなく、様々な関係を大事
にしたいので)、そういったことが参加の関心の高さにも繋がっています。

歩くと、他の府県もまたぐことが出来るのですが、さすがに今回は、キノコ
をゆっくりと見たので、全ての行程をお見せすることが出来ず、しかしながら、実際の調査区間は紹介できたと思います。

参加者の年齢層が高い中、講師は30代の方で、この人選は、キノコとして
も確かな人をお願いしたのもそうですが、やはり、指導者たるもの「性格!」
の良さは大事です。

講師の方から、事前に(初心者研修に相応しい)配布するのにキノコの
簡易同定検索表的な冊子を頂き、参加者に配布させて頂きました。

またこの他に、講師の方は、実際に自作の顕微鏡を持ってこられ、オーク
ションで落としたとか、パーツも100均で手に入るとか工夫を紹介されま
した。

顕微鏡やら道具は買い物かごで(講師自らが)運ばれ、その熱心さには、
脱帽しました。

顕微鏡では、キノコの胞子を観察。いったん色素で染め(市販のヨード
チンキでもいいらしいのですが)、それを参加者みんなで見ました。
キノコ毎に胞子の違いもあるようで、勉強にもなりました。
たぶん、こんなところから、奥へ広めていくことにつなげていけるのだ
ろうと思います。

キノコ以外に、オカトラノオウが美しく花が咲いていました。

観察会も終わりのほうで、ある場所で、「ヒカゲシビレダケ」を偶然にも見
つけてしまいました。

講師の方も、そうそう滅多にお目にかかるものではなく、毒キノコの部類
でも、普通にお持ち帰りするのは、犯罪になるらしく、とにかく、そのキ
ノコだけは、その場所で亡きモノにしました。

観察会の始まる時にいちおう講釈を受けていたのですが、実際に目に出来
て、すごい!と思いました。
平成14年から麻薬取締法の規制対象というやつで、もうちょっと、「ヒカ
ゲシビレダケ」のことを調べたかったのですが(麻薬取締法のこと、キノ
コの毒性など)、いちおう、このへんで。

たくさんのキノコが見ることができて、今まで同じ道を歩いていて気づか
なかったことが、今回の観察会では、あらたな目線を増やすことが出来ま
した!