「自然保護が第一」など・・・新聞記事から

最近、自然、特に生態系に関わる新聞記事ネタが相次いでこの時期に発表されています。

2つ、引用、ご紹介します。
引用記事について、こうあるべきというので、ご紹介するわけではなく、あくまで参考程度で。
個人の自然の関わり方は、多種多様と思うからです。
ただ、雑感として感じていることは、遠くの自然ではなく、身近な地域の自然など、「生態系」という物事の考え方が、かなり浸透してきたなと感じています。

外来種について。
外来種が増えた要因は、やはり、人間が持ち込んだものです。外来種が本当に悪いのか、だけど、増えた現状を考えると、駆除すべきなのか・・・。
私は、駆除すべきとか否かの話しをとりあげるためではありません。
外来種も命あるものです。地域でどんな外来種が、どんな広がり方をしているのか、私たちは、観察し続ける必要があります。
そういった日々の観察をとおし、爆発的に増えるのか、どうなのか、観察したそのままが、役立つことに繋がらないかと思います。

生態系を考えた、自然観察者が1人でも増えることを願っています。

「自然保護が第一」、調和重視を逆転 内閣府世論調査 
http://www.asahi.com/science/news/TKY200609100089.html
朝日新聞・2006年09月10日(リンクはすぐ切れると思います)
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 自然を保護することが「最も重要」と考える人の割合が、人間社会と保護との「調和」を唱える人を上回り、初めて多数派になったことが、内閣府が9日付で発表した世論調査の結果で分かった。近年、異常気象が相次ぎ、地球温暖化問題などへの関心が高まっていることが背景にあるようだ。

 調査は、自然の保護と利用についての意識を調べるため、5年ごとに実施されている。今年は67月に全国の20歳以上の3千人を対象に行った。回収率は61%。

 自然保護についてどう考えるか、三つから選ぶ設問では、「人間が生活していくために最も重要なこと」が48%、「人間社会との調和を図りながら進めていくこと」が47%、「開発の妨げとなるなど不要なこと」が2%だった。前々回から前回調査にかけて「最重要」派は36→40%と増え、「調和」派は59→57%と減っていたが、今回わずかながら逆転した。

 なぜ自然保護が必要なのか尋ねた設問(複数回答)では、「気温の調節、二酸化炭素の吸収など人間の生存に不可欠な環境条件を整えるから」(47%)が最も多く、「生態系や動植物保護は重要だから」(37%)、「人間の心にやすらぎやうるおいを与えてくれるから」(同)が続いた。

 自然保護に最も力を入れるべき地域では、「メダカやホタルなどが生息する里地や里山」「都市やその周辺の緑地や水辺」といった身近な自然を挙げる人が計8割近くを占めた。

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外来生物の駆除、9割が賛成・内閣府調査 
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20060909AT1G0900Z09092006.html
日本経済新聞(リンクはすぐ切れると思います)
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 ブラックバス、カミツキガメなどの「外来生物」を駆除したほうがよいと考えている人が9割に上ることが、内閣府が9日に発表した「自然の保護と利用に関する世論調査」で分かった。駆除しないほうがよいとの回答は約6%にとどまり、外来生物が日本の生態系を壊しかねないとの懸念が広がっていることが浮き彫りになった。
 調査は6月22日7月2日にかけて、全国20歳以上の男女3000人を対象に実施、回収率は61.1%だった。
 外来生物の駆除について聞いたところ、「すべて駆除すべきだ」(17.4%)と「有害な外来生物は駆除した方がよい」(73.3%)とを合わせた駆除に前向きな意見が9割に。「有害でも駆除しないほうがよい」(4.7%)と「駆除すべきでない」(1.2%)を大きく上回った。
 2001年5月の前回調査は質問がやや異なるが、「移入種を駆除した方がよい」としたのは73.8%だった。
 外来生物による被害を知っているとの回答は77.3%。前回調査より18.9ポイント増で、認知度も高まっている。

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