公の契約を考える 多摩NPOセンター運営検討会議 報告続き 主観的雑感

多摩NPOセンター運営検討会議は
『市民活動を支援する多摩NPOセンターについて 開設から7年、改めて今後の役割や機能、運営手法など具体的に検討するために開かれます。(多摩市広報より)』 

8月ごろまでには意見をまとめたい。というスケジュールが
冒頭多摩市より示されました。

でも 今の「多摩NPOセンター」を運営している団体と多摩市の委託契約期間は
平成17年4月1日〜20年3月31日

では、平成20年4月1日からは誰が運営するの?

多摩市からは現委託先に引き続きお願いしたい旨の案が出されました。

えっ?
公の契約ってもっと厳正なものではないの?

次の運営手法の検討意見がまとまる前に
契約が終了する。だから引き続き運営をまかせたい。
( 契約期間満了は三年前からわかっていたはずなのに…)
うがって考えれば、次の契約先を決めなければ
契約期間は延ばせるってこと?

公が結ぶ業務委託契約や指定管理者契約も増えています。
公の契約には公正さと誠実な執行が求められます。
執行には、次の契約への準備ももちろん含まれていなければならないはずです。
準備の遅れが、契約の自動延長となるような扱いが、
公の諸契約の悪しき前例になっては困ります。

では利用者を抱えた4月からの「多摩NPOセンター」の運営はだれが担うの?
契約満了が迫っていることもあり、次回の会議の緊急の議題でしょう。

出席者から、「この運営検討会議が担ったらどうか」という提案もありました。
しかし、第1回会議は、出席者の自己紹介などもありタイムオーバー。

皆さんはどう考えますか?
意見を持って 次回3月1日(土)18時〜 多摩NPOセンター大会議室へ集合!!

断っておきますが、多摩NPO協会は多摩NPOセンターは「市民が設立した施設」
つまり、市民立の施設なので、公が運営先を公募する性格の施設ではない。
と、認識しています。多摩NPOセンターの性格を変えるのであれば、市民に再度検討を委ねるべきという考えの下、市民会議の開催を求めてきたわけです。

(3年前多摩市の運営先公募に応札してしまったのは多摩NPO協会の間違った行為でありました。そのとき 『市民立の施設の運営者をなぜ市が公募するの?』と主張すべきだったんですよねー。多摩NPOセンター設立やその後の運営にに多大なエネルギーを費やした先輩市民諸氏に申し訳なく思っています)