ボノボ 謎の類人猿に性と愛の進化を探る

榎本知郎著 丸善

遊びとは緊張緩和に働くやりとり

集団生活を営む動物が優劣関係を
露骨に表さずに一緒に生活するには
何かの拍子に絶えず生まれてくる緊張を
その都度解消していくメカニズムが必要である

そして採集狩猟民たちは優劣関係を
強調しない「平等主義」をたてまえとしていた
伊谷純一郎の言う「平等原則」によって
共有しているのである

遊びには相互性が認められる
つまり力の強いものが力の弱いものに
合わせて力を抑えるのである
この現象を「セルフ・ハンディキャッピング』と呼ぶ

遊びでは一緒に遊ぶものの間に
仮想的な“平等性”が実現しているのである

そして上述の遊びのようなやりとりで
緊張を緩和している事例は
平等原則による共存を可能にした
行動上の基礎が遊びであった可能性を示唆するものとして
私は注目している

・・・・・人類の祖先の類人猿の研究から
私たち人類のことがわかってくるのが面白かったです・・・・・

<シュウメイギクって茶花だそうですが素朴な味わいがありますね>