拒む心=求める心への接近 深沢道子 江幡玲子

ゆれ動く思春期への援助と援助者のあり方を問い返す!その3

母親があまりにも献身的でありすぎ「自分は世界の中心である」と
信じて育った男の子が大人になった場合
相手をいたわったり、かばったりする心情からは程遠い
男性になるでしょうし、一方的に求めて見返りを与えない関係では
破綻が早いでしょう
「I LOVE YOU」ではなく「DO YOU LOVE ME?」の
関係ばかりを求めるとなると育児にも支障が生じる
「手間暇かけるのはイヤだ」という母親が輩出してくる可能性も大きいようです
「生きることの意義と喜び」を子どもに教えるのが
親の責任の中でもとくに大きな地位を占めると思います

赤ん坊の時に自分のニーズを充足してもらえ
そのため自分に対しても自分の世話をしてくれる人に対しても
基本的な信頼感を持つことができるできるようになったラッキーな人といえるでしょう
8歳ごろに決めた立場はそれ以降の反応を決定します
「自分も他人もOK」と決めた人はその線にそって「証拠集め」をします
したがって彼(彼女)の立場はますます「OK」なものになっていくわけです

・・・・・幼い頃からの親子関係が子どもに与える影響の重さを
あらためて再確認しますね・・・・・・・

<ウツギが春の山に咲く頃です>