大人にも多い発達障害より

発達障害の1つ「注意欠陥多動性障害(ADHD)」の
主な特性は多動(落ち着きのなさ)と不注意、衝動性

多動は成長とともに消えることも多いが
他は3〜7割の人で成人後も続くとみられる

だが外見からは障害が分かりにくい上
ADHDの人に多い遅刻や忘れ物、不用意な発言などは
「誰にでもある」「怠けている」とみられがち
当事者のつらい思いは周囲に伝わりにくい

発達障害の診療を行う専門の医療機関はまだ少ないが
大切なのは診断後のサポートだ

東京都発達障害者支援センターの石橋悦子・主任支援員は
「診断の意味は弱点やその補い方を見つけ出し
具体的な対応策を考え出すことにある」と話す

本人の努力だけでは難しく周りの協力が不可欠だ

<ストックは寒さに負けず咲き続けています>