「CEPいじめと人権ワークショップ」は当会オリジナルプログラムです

小学6年生から中学生対象に2005年に開発しました。
内容は以下の通りです。

1.アイスブレイキング
水槽の金魚と人間のいじめ
2.いじめとけんか
スタッフロールプレイ、 いじめは一方的でけんかは双方向
3.いじめと差別
職業差別、人種差別、性差別、学歴差別、容貌差別、
年齢差別などのスタッフロールプレイ
ユーモアで返す高度なコミュニケーションスキル
4.いじめとは何か
具体例、いじめられ経験、いじめ経験があるか
5.いじめと犯罪
恐喝、強制わいせつ、暴行傷害、殺人未遂、器物破損、
脅迫、監禁、名誉棄損、ストーカーなど
6.どうしていじめるのか
ストレスとの関係、セルフコントロール
7.基本的人権
人の幸せな生活を破壊するのは人権侵害
いじめてる方の気持ち・いじめられてる方の気持ち
8.まとめ
いじめてる人へ、いじめを見ている人へ、いじめられてる人へ
9.自殺について
相手が法律で罰せられるためには自分が生きること
いじめた相手より幸せな人生を送るのが最大のリベンジ
芸能人のいじめ体験例、人生は長く人は成長し変わる
10.オリジナルカードの配布 
10種類の動物カードを交代で読み上げる

この内容を45分か50分で実施します。
私たちが子どもたちに会えるのはワンチャンスなので
どうしても伝えたいことがいっぱいあります。

きっと制限の多い学校の授業や道徳の授業とは
やはり違っていると思います。
私たちNPOはその点では自由度が高いので、
どうすれば子どもの心に届くのか試行錯誤する中で、
ダジャレもあり、笑いもあり、本音もあり、直球もあります。
 
中でも子どもたちが一番目を見開いて真剣に
聞いているのは芸能人の話です。

子どもの時いじめられても大人になって元気に
生きている人がいること、
それが自分の知っている芸能人なら
大きな発見になるし勇気も出るでしょう。

子ども時代のいじめの話から人生をどう生きるか
という話につながります。

思春期は人生で最も難しい時期で、
体も心も急激に変化し不安定な自分を持て余し
悩みやストレスが多い子どもたちが集まれば
トラブルやいじめも起き易いでしょう。

そんな子ども達が知りたいことは何でしょうか?
自分の存在意義、将来への不安、人間関係、
生と死などの難しい問題を抱えていることでしょう。
だからこそ建前でなく本音で人生について、
命について考える時間を大切に、
大人が子どもに教えるのではなく
共に考え学ぶワークショップを行っています。