ひな祭りの室礼(しつらい)&笑い小噺のラジオ第19回

玄関先に 雛人形を飾りました。
娘たちは、その飾りに気づかないまま部屋の中へ。
主人だけが、気づいてくれて「あれ、いいね」のひと言。!(^^)!

忙しい時間を過ごしていると、全く別のことに気を取られていて
今ここに 気づけないことって ありますね。
心を今に 大切に思う事の1つです。
同じところにいても 見ている景色は ずいぶん違う事でしょう。

現代は、時間優先ですので 季節行事とは言え
恵方巻きを食べるとか 豆をまくとか 飾りを出して飾るという
形だけ整えて、はい次〜という感覚があります。

そうではなくて、心を置いて
季節感と心とことばの3つを入れて、飾るではなくて、盛ること=「室礼」しつらい
ほとんど聞かない言葉で 私も子育てが終わった今、知りました。

こども達の死亡率が高かった江戸時代には
女の子の健康と幸福への祈り
「桃の節句」は、本来は人々の邪気を払う行事でした。
江戸は、2/27〜3/2 には ひな市がたったそうです。

お雛様は、祓の人形 
江戸後期の文化文政の頃に7段飾りが 出回るようになりました。
ひしもちの3色は、長寿の願いがあり
お吸い物の蛤は、2枚の貝が他の貝とは合わない 夫婦和合、
そして清廉潔白の意味もあるそうです。
1つ1つ 意味があり、家族の思いが込められています。

そこまで、自分の母親からは 聞いていませんでした。
日本の伝統行事ですので
それを次の世代の人にも 話しができるような日本人でいたいな〜と
思った今日です。

上記、ひなまつりの室礼講座
枝川寿子先生(室礼研究会 ゆずりは) 資料とメモ書きより

〇●〇
スマホでも聞ける 今月のインターネット・ホンマルラジオ
「そよ風の笑いはここから 10秒小噺を話そう」
第19回 収録公開しました。。そして第20回(2/28公開)
ゲストは、包丁販売と築地案内もしている坂本貴男さんと
和装飾り販売 フラワーハーモニーの松川好子さん
築地の情報も たくさんあります。
ぜひ聞いてみて下さい。
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では小噺をどうぞ。

【五日六日】

「すみません。あの〜金比羅様のご縁日は、いっかでしたっけ?」
「確かね、いつか〜六日ですよ。」
「どうもありがとうございます。」
「あれ、金比羅様のご縁日ってーのは、九日十日だよ。あっ、ちょっとあのー。そこの人〜。あのー 五日六日のひと〜五日六日〜!」
「なの(に)か、ようか?」
「九日十日」

【カニ】

「なんだよ、カニってぇやつは、ふつう横に這うんだよ、このカニ、縦に這ってんじゃないか」っ」ら、カニが。
「少ーし、酔ってますから。」

【つぼ】 ※地の言葉を入れる 入れない2通りで。

その1)
「おじさ〜ん、つぼくんねぇかな?」
「おぉ、その店先にあるの見つくろっていきな。」
(※ 壺は底が上になってる)
(壺をのぞく)
「おじさ〜ん、この壺 口がねぇよ。」
(上下 ひっくり返す)
「お〜底も 抜けてる!」

その2)
「おじさ〜ん、つぼくんねぇかな?」
「おぉ、その店先にあるの見つくろっていきな。」
伏せてあるつぼを見て
「おじさ〜ん、この壺 口がねぇよ。」
ひっくり返してみて
「お〜底も 抜けてる!」

お後がよろしいようで・・・。

※ここ数日 画像がアップできない状況です。
ちょっと さびしいですが、直ることを願って
文字だけ公開させていただきます。

そよ風