お彼岸に &小噺のネットラジオ第22回リリース

こんにちは。
前の日曜日は、家族で川崎大師に行って
早朝最初の護摩参詣のお参りをしてきました。
8:30には帰宅。
12:15からの 江戸小噺ボランティアにも 十分間に合いました。

お札は郵送も可能ですが
お参りをすると、その場でいただくことができます。

護摩を焚いて、16名のお坊さんがお経をあげている中で
参拝者は、本尊奥の周り廊下のようになっている裏側に作られた
仏像など5か所を巡って お参りができるようになっています。
これは 私も初めての経験でした。

お坊さんの講話がありました。
そのお話は・・・
「明日から、お彼岸ですね。真ん中の中日が3月21日で立春になりますが、
その前後3日が お彼岸と言われています。
真ん中は、中道とも言われますが、
何事も片方にこだわりすぎないで ほどほどを心がけなさいという
ことがあります。

中日はお休みになって、お彼岸の期間 あとの6日は6つの徳について
1つ1つを実戦しましょうという教えがありますとの話でした。

6つの徳 
・施しの徳
・戒律を守る徳
・忍耐の徳
・努力を続ける徳
・精神統一する徳
・悟りの智慧を得る徳

今、どの徳が気になりますか。
この機会に ちょっと意識してみてはいかがでしょうか。
(自分に問うてます)

【お知らせ】

ホンマルラジオ 22回目がリリースされました。
ゲストは ルナワークス 和暦日々是好日手帳を
制作された高月美樹先生と
江戸樂舎と往来物倶楽部を主催する小泉吉永先生。

話題のテーマは、月の満ち欠けから季節感のある暮らし〜
江戸時代のお話も加わって、興味深いです。

21日は満月の春分でしたが 昼夜の長さが同じ立春という時期に
季節の生き物、植物に目を向けた暮らしを意識してみるには
まさに タイムリー!と思います。

第22回 http://honmaru-radio.com/takano_mayumi0022/
前回から下の方に、創作小噺の投稿フォームを作ってみました。

初回からの分も、すきな時に繰り返し 聞けます。
http://honmaru-radio.com/category/takano_mayumi/

よろしかったら お時間ある時に聞いてみてください。

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【小噺】をどうぞ

「鼻歌」

ある親子が花見に出かけ、夕方家に帰って来ました。
父親が酔っぱらって、鼻歌を歌いながら家の前を通りすぎてしまったので、息子が
「おとっつぁん、家はこっちですよ。」
と言うと、父親は
「今入ると、歌があまる。」

「つ」

子どもたちが集まって話をしていると、ひとりが
「1から、九つまでみんな〈つ〉があるのに、十に〈つ〉はないのは、どうしてだろう?」
と言い出しました。
すると 別の子どもが
「五つに〈つ〉が余計にあるじゃないか。」

「売り物」

与太郎が店番をしていると、客がやってきました。「ご尊父はござるか?」
と聞くので「ありません」と答えます。するとまた
「ご母堂はござるか?」と聞くので「ありません。」と答えました。
帰って来た父親がこのことを聞いて「ご尊父とはわしの事だ。
ご母堂とは、お前のおっかさんの事だ。」と怒ると
「なんだ、おとっつぁんも、おっかさんも売り物だったのか。」

※出典 子どももおとなも楽しめる 江戸こばなし④ フレーベル館より

お後がよろしいようで