注目したい笑いの健康効果は/ 笑い小噺ラジオ第30回のお知らせ

こんにちは。梅雨があけてのここ数日。
わが家は、梅干しを天日干し中です。美味しくな〜れ!

最近、笑いの効果がわかりやすく書かれた本を読みました。
笑いが、免疫力を高めるなどの健康効果が高まることは
検証もされ、周知されてきましたが、
注目したのは こんな効果もあると 書かれていました。

『笑いの健康学 笑いが免疫力を高める』 三省堂 伊丹仁朗著
より 引用〜

「洒落がわかれば、洒落にならないことも わかると思うんですよ。
ここまではわかるけど、
ここから先、、やっちゃいけないし、笑えないよ、という暗黙のルールが
落語や漫才を聞くことで わかるようになるんですね。

笑いがわかるということは、社会のルールがわかると
いうことなんです。」

「キレる子どもは お笑いで救える」の講演会で
「笑いの感覚がわかり 人を笑わせることができれば、
人と人とのコミュニケーションに役立ち、初めて会ったときにも
スムーズに会話がすすみます。
その技術を自分のものにできれば一生を通してコミュニケーションに
困ることはありません」(引用ここまで)

想像をしてみましょう。。
あなたが 小噺を音読して誰かに喜んでもらいながら だんだん自然に覚えていって、
会話の中や、交流会で 小噺を話すようになっていたら・・・
今よりも コミュニケーションが 楽になっていると
思いませんか?

ちょっと小噺を紹介すると、次に会った時にも
「ちょっと やって。」「聞かせて」 と、声がかかるようになります。

笑いは、キレることとは正反対!いい関係性を結んでくれます。
そんな風になったら、言葉と言葉の戦いはしなくなって、
社会に穏やかな円満な空気が流れる事でしょう。

1000里の道も1歩から。

右を向いて 左を向くだけで オチでおしまい!の笑える小噺
作らなくても
そもそも 口伝で広がっていた江戸時代頃は、日本語として 楽しく話されたのでは
ないかしらと 想像しています。

未来の心配をしすぎず、
過去の後悔に心を奪われないで
今ここ、今中に心を置くと決めて 一緒に楽しみませんか。

・・そうは言え、手元に小噺がないと なかなか1歩が踏み出しにくい
ことと思います。
それで、10秒小噺にすぐ親しめるツール作りを始めています。
準備いろいろ がんばります。

【お知らせ】

インターネットラジオは、クリックしていつでも聞けます。
「そよ風の笑いはここから 10秒小噺を話そう♪」
30回目がリリースされました。

ゲストには、落語協会 柳家花いちさん(二つ目)
江戸小噺笑い広げ鯛からは 悠々亭兆寿さんと 温々亭ひだまりさんです。

今回のテーマは、短い10秒ほどの小噺でも
声の表現は 人それぞれですが、短いゆえにちょっと迷うことはありませんか?
今回は、花いちさんに そんな疑問に答えていただきました。
落語家さんならではの アドバイスがありました。

ぜひ お聞きください。

番組ページはこちらへ
第30回 http://honmaru-radio.com/takano_mayumi0030/

創作小噺の投稿フォーム あります。
初回からの分も、すきな時に繰り返し 聞けます。
http://honmaru-radio.com/category/takano_mayumi/

よろしかったら お時間ある時に聞いてみてください。
………………………………………………………………………………………………………………

では、小噺をどうぞ

【同業】

「やあ、久しぶりですな」
「相変わらずお元気ですか。いま、なにをしていらっしゃる?」
「質屋と酒屋をやっています」
「それは結構ですな」
「あなたは なにをなさっていますか」
「やはり、あなたとご同様です」
「それは目出度い。二つながらご同業とは、これから、ごじっこんに願いますよ」
「ところが、わたしのは、質に入れては、のんでいるのです」

【無実の罪】

夫婦二人ぐらしの家へ泥棒がしのびこんで
縁のしたにかくれ、寝しずまるのを待っていた。
夜中ごろ、裏の雨戸に風があたってプーと鳴った。
亭主がそれを聞いて、
「いまのはお前がもらしたのか」と聞いた。
女房が腹を立てて、
「あら、あたしがいつそんなことをして?」と やりかえした。
亭主はバツが悪くなって
「それじゃ、きっと、泥棒の奴がどこかにかくれていて、
やらかしたにちがいない」といった。
すると、泥棒が縁の下から出てきて
「とんでもない。人に無実の罪をさせる奴があるか」
とどなった。

※出典 思わずわらってしまう本 田辺貞之助

お後がよろしいようで・・・・。

※出典