家族コミュニケーションと心の影響 / 笑い小噺ラジオ第38回 だじゃれ編

こんにちは。
ちょうど 江戸小噺の発表会前に、仕事で
家庭教育講座「通い合う親子の心のコーチング
〜やる気を引き出すコミュニケーション」が終了
そして
思春期のお子さんの保護者の方のための
コーチング講座の2回目、3回目も 終わりました。
この講座では
2時間の中でも 体験を入れて、最後に自分の課題をもって
家庭で取り組み、次の回で お互いにシェアしながら
こどもたちの態度と 言葉と心の理解について 学びを深めます。
最後の感想の中に、こどものいい変化がみられるようになった声が
複数あり、お母さん方も 一生懸命なことを感じました。

こどもを変えるのではなく 
大人(自分)が変わる 自分の立場でできることを考えます。

さて、その間に、たまたま見たTV番組から 
私の心に残ったことが 2つあります。

1つは、中高生頃に暴走族のリーダーだった1人の男性がいました。
それには、つらい家庭環境がありました。
(暴れている)結果には 原因があります。

その後薬物に手を出し 刑務所に入ったことがきっかけで
自分で内省をして、改心。
警察署で、仲間を集めて 暴走族の解散式(卒業式)をやり、
仲間と 地域のごみ拾い活動をはじめたり

さらに今は、昔の自分のような 悩み多い非行少年少女たちを預かる
厚生施設を立ち上げて、今のこども達を支えて続けていること。

人は、気づきによって 自分から変わろうと思えば 
変わることができる

もう1つ、別の番組では、「毒親」という言葉を聞きました。
暴力虐待が止まらず、こどもを傷つけてしまう親。
それを子どもの立場から 自分でどう対処してけばいいのか
こども達も どうすればいいのか 沢山悩み、模索しています。
そして それを支援する活動も あります。

そこにも 変わるきっかけがありました。
ある男性は 支援をしている夫婦に預けられました。
傷ついた心は、大人をなかなか信用できません。
それでも夫婦は、やさしく愛情を注ぎ、彼を信じてあげて
自立するために 住むところと就職がきまるまで 応援を続けました。

すると、男性は
「信じてもいい大人もいるのかな」と思えるようになっていきます。
「信じてくれるから、自分もがんばろうと思う」

信じてあげること それは無条件の愛。

そして今 男性は、ご縁あった女性と結婚して 子どもも授かりました。
幸せな家庭を築いています。
ただ寝ていると、夢でいまだに虐待された自分を思い出すことが
あるそうです。

心の傷は、まわりから見える以上に深く刻まれるものもあり、
傷ついた心は閉ざされ 心を開くには 愛情と信じてくれる人がいる毎日の
環境を整えてあげること。それが1つのきっかけになって
光を見ながら生きる道すじができていきます。

たった一言でも、心には小さい傷が1つ出来ます。
1日に何回 嬉しい言葉がかけられて 何回傷ができるでしょう。
その大きさと回数の度合いによって 心はいつも揺れ動き、
大人でも こどもでも 言動になって 現れます。
人は心の傷が大きくなって、心が苦しい時、どうしていいか迷っていらいらする時、
わかってもらえない時ほど じたばたする行動が出てきますが
いい悪いの目に見えることだけに 目を奪われないで
傷が小さいうちに その気持ちを理解してあげる人が 一人でも身近にいて
応援してあげる 信じて見守ってあげる
話を聞いてあげる その時間をもつことを大切に思います。 

人はみんな 素晴らしい可能性を持っていますし
素晴らしい 愛しい存在だから。

コミュニケーション教育、心の教育ができれば・・
と思うそよ風です。

【お知らせ】

さて、インターネットラジオは、クリックしていつでも聞けます。
「そよ風の笑いはここから 10秒小噺を話そう♪」
38回目がリリースされました。

今回のゲストは、前回と同じく(社)日本だじゃれ活用協会の代表鈴木さんと
落語もできるという 認定ダジャレンジャーの原さん、福地さん。
だじゃれ小噺あり、サザエさん一家のだじゃれ寸劇あり

どうぞ 楽しくお聞きください。

番組ページはこちらへ 11/30以降は、毎日でも聞けます!

第38回 http://honmaru-radio.com/takano_mayumi0038/

覚えるのに もってこい。
初回からの分も、すきな時に いつでも聞けます。

http://honmaru-radio.com/category/takano_mayumi/

よろしかったら お時間ある時にお聞きください。

【小噺アラカルト】

前回に続いて 山遊亭くま八さんご紹介の小噺より・・短くアレンジ編

ある男、トイレで用を足すと ペーパーがありません。
すると 目の前に1枚の貼り紙がありました。
「なになに・・・
『もはや 神(紙)にも見放され、自分の手で運(ウン)をつかめ』」

あるお寺の住職が
新しい釣り鐘を作りました。
ご〜〜〜ん それはいい鐘の音です。
評判を聞いた男が 寺にやってきまして 鐘を突きました。
ご〜〜〜ん。
その時 目に入ったのが1つの箱。「鐘突き 1回300円」
「なんだい、300円かい?」
ところが 財布を見ると、200円しかありません。
「防犯カメラ作動中なんて書いてあるし、・・仕方ない 500円玉で払いますよ。
まったくーもー。」
そこへ ちょうど 住職が来ましたので
「あのー住職さん。
今ね、小銭がないから 500円入れちゃったんですよ。
お釣りを200円 いただけませんか?」
すると 住職は鐘を指さして
「つりがねー つりがねー」

お後がよろしいようで・・・