GOTEN GOTEN 2008 アート湯治祭 企画応募要項

昨年、塩竈市本町通り商店街で行われた「もとまちアート海廊」のフィナーレでは、約70キロを三輪自転車で走破、塩竈まで米を運んで「日本一うまい(手のかかった)握り飯」を「制作」した東鳴子の「GOTEN GOTEN アート湯治祭」が、参加企画を公募しています。
今月17日と来月9日には現地説明会「ごてんゆアート・ミーティング」も行われます。応募しなくてもただお風呂入りたいだけでも参加できますので(入浴無料)、東鳴子を散策するいい機会です。どうぞご参加ください。

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GOTEN GOTEN 2008 アート湯治祭 企画応募要項

 公式ホームページ http://naruko.gozaru.jp/
 募集要項 http://www.kadowakiart.com/goten2008/

「GOTEN GOTEN 2008 アート湯治祭」では、作品企画を募集いたします。
宮城県北部にある東鳴子温泉は、今なお湯治場の風情を残す場所として知られています。ここで05年より始まったのが「GOTEN GOTEN(ゴーテンゴーテン)アート湯治祭」です。これまで東鳴子地域を中心に、JRの駅や温泉街でのコンサート、レジデンス形式による美術作品の制作・展示、パフォーマンス、地域を巻き込んだワークショップなどを行ってきました。
2008年は、8月の1か月間、東鳴子温泉街に「ごてんゆカフェ」という期間限定のカフェを設け、ここを拠点に温泉街全域をギャラリー化していく計画です。また、期間中、宮城を中心としたアート関係者を一堂に招待したシンポジウム「温泉deアート会議」の開催や、アートNPO「コミュニティアート・ふなばし」が展開する「10代20代が企画・運営する表現とコミュニケーションのためのカフェ”cafe-3-“」との連携企画などアサヒ・アート・フェスティバル(AAF)を通じたネットワーク企画を予定しています。
07年から「アート湯治祭」のエリア拡大を目的にはじめたJR陸羽東線で回れるアートな旅「りくとうアートライン」では、東鳴子に隣接する地域でアートを展開。昨年は鳴子中学校や感覚ミュージアムなど、沿線にある施設での作品展示を実施しましたが、08年はさらに古川方面へとエリアを拡大していく予定です。
これらの企画内での制作や展示を想定した作品を募集いたします。どうぞ奮ってご応募ください。

【企画タイトル、期間および実施場所、内容】
1.ごてんゆカフェ 2008年8月1日(金)〜8月31日(日)
 東鳴子温泉街:旅館、商店、駅、空き地、川、山などを想定
 期間限定の「カフェ」が温泉街に出現。これを中心に温泉街各所に
 アートの展示が行われるほか、ワークショップや宮城のアート関係
 者を一堂に招待したシンポジウム、AAFネットワークを通じた連
 携企画などを開催
2.りくとうアートライン 2008年8月1日(金)〜12月7日(日)
 鳴子・岩出山・古川エリア。現在想定している施設:川渡旧家畜市
 場、鳴子中学校(以上川渡)、あ・ら・伊達な道の駅、ユービック、
 感覚ミュージアム、岩出山市街地(以上岩出山)、四季彩通り(古
 川)、JR陸羽東線の駅 他
 JR陸羽東線でまわれるアートな旅をコンセプトに、沿線上でのア
 ート展示やワークショップ、地域や文化施設との連携企画などを実
 施。
 

【企画の応募について】
1.趣 旨
ほとんどの展示場所は、いわゆるアート専用の空間での展示とは異なり、生活空間・公共空間となります。アートとは無縁に暮らすまちの方々と、「アート」を介してコミュニケーションをとり、さまざまな困難を克服して企画を実現させていくことで、アートの力や社会の多様性を実感し、そこに生まれる感動をわかちあうことが、まちでアートを行うことの醍醐味であり、本企画の主旨です。こうした主旨に賛同し、参加してくださる方を募集します。湯治場は「舞台」です。どうぞたくさんのご応募をお待ちしております。

2.資 格
どなたでも応募できます。個人・グループを問いません。ただし、自作の作品に限ります。高校生以下の方は保護者の同意を必要とします。
「アート」を感じられるものであれば、ジャンル、形態など問いません。美術作品展示、パフォーマンス、ワークショップ、ライブ、映像上映、アート・プロジェクトなど何でもけっこうです。

3.条 件
応募していただいた企画の実施に関しては、情報提供やコネクションづくりなどの面で主催者側がある程度のサポートを行いますが、最終的には各自の責任で行ってください。実施にかかる経費はすべて応募者の負担となります。また、展示作品の管理についても各自の責任でお願いし、破損・盗難等、企画の実施に伴う事故等に関し、主催者側では責任を負わないことに同意願います。なお、応募いただいた企画内容の一部、開催場所の一部または全部に変更をお願いする場合があります。
採用された作品企画は、「GOTEN GOTEN 2008 アート湯治祭」が作成する各種リーフレットやチラシ類、マップ、HP、ブログ等で積極的に広報する他、「アート湯治祭」が参加する「アサヒ・アート・フェスティバル2008」を通じて全国広報されます。

4.応募方法
以下の記載事項の入った企画書(どんな形態でも可)を、東鳴子ゆめ会議「アート湯治祭企画公募係」まで郵便もしくはEメールで送付ください。企画書の返却を希望される場合は必ず切手を貼った返送用封筒を同封してください。
実施場所や日程に関しては、応募段階では想定で構いません。企画採用後、主催者側のサポートを受けながら、実施場所の持ち主・管理者と応募者が直接交渉を行ってください。許可が必要なものも同様とします。交渉していく段階で企画を当初のものから変更していく場合には、主催者側にそのむねご連絡いただくようお願いいたします。
また、主催者から、主催事業への参加や応募者間の連携企画を提案などすることがあります。柔軟に対応ください。
なお、記載いただいた個人情報につきましては、企画公募の実施以外には使用しません。
<企画書への記載事項>
 ・応募者(もしくは代表者)の氏名、郵便番号、住所、電話番号、Eメールアドレス
 ・企画のタイトル ・企画のジャンル
 ・企画の目的・構成 ・企画の内容(作品サイズ、材料、上映時間など)
 ・希望する場所 ・希望する開催日時(期間)
 ・企画内容をイメージできる写真、図面、完成予想図など(過去作品の資料料など)
 ・その他、企画内容を説明するもの
<送り先>
 〒989-6811 宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯34 旅館大沼内
 特定非営利活動法人 東鳴子ゆめ会議 「アート湯治祭企画公募係」
5.参加費
 5,000円(選考後、参加が確定した場合に徴収。応募は無料です)

6.選 考
応募いただいた企画について、東鳴子ゆめ会議メンバーおよびまちの方々による選考を行います。美術作品としての正当性や質を問題にするのではなく、末永くおつきあいしていく上で応援していきたい、いっしょにやっていきたいという気持ちを持てるかどうかを主催者やまちの人々と話し合うものであり、例えば以下のような観点から見ていきたいと考えています。
・まちや生活空間を楽しくする「アート」
・人と人、人とまちをつなげる「アート」
・湯治(滞在、訪問)の合間に不思議な感覚や刺激を与えてくれる「アート」

7.スケジュール
2月17日 第1回現地説明会
3月 9日 第2回現地説明会
3月31日 応募締め切り
4月中旬 選考会実施、応募者へ通知、制作開始
5月中旬 「アート湯治祭」全体リーフレット作成
6月15日 最終企画内容決定
8月 1日 GOTEN GOTEN 2008 アート湯治祭オープニング
8月中 「温泉deアート会議」、「cafe-3-」など開催

8.現地説明会
・日程:2月17日(日)、3月9日(日)
・集合:両日とも13:00、JR陸羽東線・鳴子御殿湯駅
・内容(2〜3時間程度):
 ・現地めぐり(東鳴子温泉街およびその周辺)
 ・東鳴子温泉や「アート湯治祭」の主旨、今年の開催内容についての説明
 (旅館大沼or大沼山荘)
 ・ゆっくり東鳴子のお湯に入浴(協力旅館)
・現地説明会の申込み:門脇篤まちとアート研究所へメールか電話で
 メール info@kadowakiart.com 電話 070-5621-2301
 ※現地説明会に参加しなくても企画応募はできます。

主催・応募先:
 特定非営利活動法人東鳴子ゆめ会議
 宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯34旅館大沼内
 0229-83-3052 spa@seagreen.ocn.ne.jp
 http://naruko.gozaru.jp/

問合せ・現地説明会申込み先:
 門脇篤まちとアート研究所
 宮城県仙台市青葉区片平1-3-2-504
 070-5621-2301 info@kadowakiart.com