古郷せたがやの産業振興、その環境と防災

(%晴れ%)

今は晴れている。しかし、ピンポイント予報では、午後3時くらいからは雨が降ってくるようです。

先週ここでのブログ記事を作成中、サーバーが突然ダウンしたようで、月曜の早朝までVoluntary.jpは、”Service Temporarily Unabailable”(サービス一時不能)を表示したままになりました。記事の構成は、4枚の写真で「四川大地震と古郷せたがや」について書き込んでいたのですが、、、。2日も経っては、状況が刻々と変わる(新情報が入る)災害現場のコメントは古くなってしまう。昨日の報道では、四川省内だけで死者55,000人、行方不明者25,000人ほどであると言う。中国の事情を考慮すると100,000人規模になるのでしょうか(関東大震災(1923.9)は14万人)。

ここで、ボランタリーライフ.jp事務局に苦言を呈すれば、3月までの運営(NTTデータ)と同じように、素早い「お詫び」と「障害報告」などの対応をお願いしたいものです(NTTデータクリエーション株式会社様)が、どうでしょう。

さて今週は、昨日(5/23)のNHKニュース(千代田区都市計画審議会)からの右映像の話題を取り上げたい。

地球温暖化に対する自治体の取り組み(CO2削減)としては全国初、都市計画審議会で決定されたと言う。千代田区は国の官庁・大企業が多いと言う土地柄からでしょうか。その意味で、政令指定都市を除けば全国一の人口を抱える自治体せたがやでは、この土地柄にあった施策が求められるのでしょう。自治体と言えば、東京都はどうかと思えば、東京都環境審議会において、「都民の健康と安全を確保する環境に関する条例(環境確保条例)の改正についての答申が昨年度末(平成20年3月)に行われているようです。
http://www.metro.tokyo.jp/INET/KONDAN/2008/03/40i3v100.htm
注目されるのは、「環境確保条例の改正による新たな制度の構築は、様々な事業の構築、事業者やNPO等との連携など、総合的な気候変動対策の推進の一環として位置付け」ていることです。
古郷せたがやヴィジョン研究会の提案「古郷せたがや地理空間情報館(設立準備室)」をSEPARA他協力団体と応援していますが、産業振興の面からも行政でも検討してもらいたいものです。

(%くもり%)
SEPARAでは、来月父の日のイベント「古郷せたがやと地球温暖化セミナー」に協力することになっていますが、一昨日(5/22)、(社)日本リモートセンシング学会の学術講演会の中で、2008年度冬季に打ち上げられる予定の温室効果ガス観測技術衛星GOSAT(Greenhouse gases Observation SATellite)の紹介と現在までの研究他の状況説明の講演がありました。地球温暖化については、元米副大統領ゴア氏(ノーベル平和賞)の「不都合な真実」(配給 UIP映画)、が余りにも有名になってしまいました(このブログや前ブログでも今まで取り上げてきました)。ノーベル賞は、IPCC(気候変動に関する政府間パネル、Intergovernmental Panel on Climate Chage)ともにの受賞で、日本の国立環境研究所や東京大学気候システム研究センター、地球環境フロンティア研究センターなどの研究者が第一作業部会で活躍されていると聞きます。
右写真は、上記GOSATに関する観測シミュレーション画像(CO2鉛直断面分布)の発表風景で、若い女性研究者が”熱く”語っておられました。

この講演会の傍らでは、企業展示もありました。
右画像のように、中国四川大地震発災後の衛星写真、画像の展示もありました。震源と成都の位置がポイントで示されていますが、実際の震源域は300kmに渡り画像の右上(北東)から左下(南西)の広い範囲であり、この特徴的な地形と密接に関係するものです。成都も十キロ以上の範囲であり、昨年の中越沖地震や3年半前の中越地震での地域中核都市の長岡市に対応できる位置になるのでしょうか。

東京都や千代田区の動きは、世田谷や周辺の地域にも今後波及してくるのでしょう。
行政マンが職務・職責を果たそうとすると、自部署・課の課題解決に一生懸命になり過ぎて、他部署や上位自治体・国家施策にまで意識が回らないかもしれませんが、休みの日など区民の目線で区HPやイベントに参加してみることが必要かもしれない。

行政に求めるばかりではいけない。地域住民、NPO他、民間の役割でしょうか。