週末お花見イベントに高校生バンド

定禅寺通りのけやきを毛糸でおおった週末の4月21・22日、「週末お花見イベント」(タイトル名要検討)を実施し、手話ガイド付のアーティスト・トークや定禅寺ジャすフェスの開催を予定しています。
しかしいかんせん、美術には動きがないのが欠点で、ライブ感のあるもの、たとえば音楽なんかがほしいなぁと、教えている高校生に聞いてみると、すごくやりたい!との反応。
自分たちの街で、明日にでもできることを積み重ねていく手作り感のあるプロジェクト——これが本企画の趣旨ですが、高校生バンドはそうしたものを体現するもののひとつとなるように思います。
どうしてもいわゆる「素人さん」が参加するとなると、「質が落ちる」「文化祭みたいだ」といった話があるかと思いますが、力のある作品があれば私は何の問題ないのではないかと思っています。逆にそうしたある人から見ればいわゆる「文化祭みたい」と言われるものと並置することで、作品の質が損なわれるというのであれば、それはそもそも質の高いものだったのだろうか、と問い直されるべきで、美術館の展示室みたいなところに展示すれば「質の高い作品」だけでなく、それこそ「文化祭みたい」な作品ですらありがたい美術品のように見えてくるのではないかと思えてしまうのです。

(コメント:門脇篤