「ほんがら松明」今年も出現!!

4月13日。祭りの一週間前になるこの日は、町民総出で祭りの準備。
5つの組が、各々1基ずつ松明を結う日。

去年のこの日と違うのは、「ほんがら松明」のつくり手が「老人クラブ」ではなく、M組だということ。去年は、5つの組が1基ずつ「どんがら」松明を、老人クラブが「ほんがら」松明1基をつくり、計6基の松明が並んだのですが、今年は、老人クラブは例年通り神社の掃除を担当し、M組が「どんがら」ではなく「ほんがら」に挑戦。

話を聞いてみると、3/8上映会を見た今年度の新自治会長さんの掛け声で、このような展開になったらしい。その意味で、映画が地域を動かした、といっても過言ではない。
 

若宮神社からもっとも遠いM組の男衆が、今年は若宮神社の境内中央を陣取って、先週急造した「ほんがら」の「芯」に藁や菜種がらを巻きつけ、松明をしあげていく。20代の若者も結構来て、楽しそうにおしゃべりしながら作業に加勢している。

そばで掃除をしながらも、ほんがら松明の様子が気になるご様子の老人たち。

やり方がわからないところは、若者が近くの老人に聞きに行く。聞かれた老人は、待ってましたとばかりに、つくりかたのコツや心得を丁寧に教える。「ほんがら松明」が、世代間のミゾを埋めていく。
 

こうして予想よりも早く出来上がったほんがら松明は、去年よりも一回り太く、威風堂々といった風貌。実は、去年の反省を踏まえ、ほんがらの内側は燃えやすく、外側には火が出にくいよう、松明最上部まで藁をキッチリ巻きつけるなどの工夫もされている。

ほどなく、他組の「どんがら」松明も境内に集結し、5基の松明が勢ぞろい。

果たして、今年の「ほんがら」はうまく燃えるのか?!
来週の祭りが楽しみだ!!