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ひょうたんからKO-MA
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2008/08/17のBlog
琵琶湖最大の島「沖島」は、世界でも類を見ない「淡水湖の有人島」で、現在約140戸300人が生活しています。

橋がなく、車が走っていない沖島の島内交通手段は「自転車」。
したがって、昔ながらの狭い道幅のまま、家々が軒を連ねている独特の集落景観が今もそのまま残っている、情緒溢れる異空間です。

このすばらしい生きた文化遺産を、漁業不振・少子高齢化が著しいなか、地元老人たちはどのように守り、継ごうとしているのか。とても興味があります。

そこで、我らが遺言制作スタッフは、この日、定期船で沖島に渡って島内を巡ったり人と会って話を聞いたりして、沖島に対する理解を深めました。

持続可能な沖島づくりの羅針盤として数年前に策定された「沖島21世紀夢プラン」。

それが、老人たちの思いや行動とどうつながるのか。

そういった可能性を探る意味でも、まずは島内の老人たちとつながるきっかけ作りを兼ねて、映画「ほんがら」の上映会を沖島でやることが決定!!

一人でも多くの島民に来ていただきたいです♪

2008/08/03のBlog
近江八幡の夏の風物詩「てんびんまつり」。

昼間はにぎやかな屋台、宵刻には大規模な江州音頭の盆踊り行列、フィナーレは水郷を彩る花火…が毎年恒例の風景だったのが、今年から、予算の都合で花火だけに…。
市民手づくりのお祭だったのが、なんとも残念。


きょうは、その先日ヒアリングに行った西の湖水郷観光のF船頭さんにスポットをあて、屋形船に花火見物用の田舟を連結して観光客を湖上のスポットに案内し、花火を眺める様子を、スタッフ6人、カメラ3台で撮影します。

昨日の下見でロケハンもバッチリ。てんびんまつり協議会の了解を得て、一般客は立ち入れない至近距離からの花火撮影も敢行。

花火を上手に撮るテクニックについて原監督からてほどきを受け、撮影現場に出発!!
カメラ3台での撮影は、概ねうまくいったようですが、それぞれのカメラの「狙い」がやや打ち合わせ不足だったため、撮り逃してしまったアングルもあるようです。

夜間の湖上での撮影、おつかれさまでした!!
2008/08/02のBlog
明日の「てんびんまつり」では、西の湖の湖岸で花火大会が開かれるため、船頭さんに船を出してもらって花火を背景に老人を撮ってはどうか、との案が急浮上。

そこで、船頭のFさんと調整して、今日は主にその準備をすることに。

午前中、Fさん宅を訪ねて、できあがった自家製鮒寿司を撮影したあと、Fさんとともにロケハン。花火の打ち上げ場所、どこからどのように見えるか、船をどのあたりに出して、その様子をどこからどういうアングルで撮るかを確認。

センターに戻って、先日撮影した「お豆さん」映像のチェックも。
2008/07/19のBlog
今日は、前回撮影したFさんの映像をチェックしたあと、先端技術を駆使したソーラー和船開発にも関わった観光和船の船頭・Oさんを取材。
こちらも、なかなか個性的でおもしろそうな人物です。

そして、夕方からは長光寺の「お豆さん」の撮影です。
豆の収穫、調理、そしてまた「弘法の日」と、今日から3日連続の撮影になります。
スタッフの皆さんがんばって!!
2008/07/05のBlog
今日は、近江八幡が誇る琵琶湖最大の内湖「西の湖」で、屋形船を漕いで水郷めぐりや環境学習を実践しておられるFさんを取材しました。

実際に船に乗せて西の湖を案内していただいたり、自宅でつくっている鮒ずしを見せていただいたり。

取材の後は、前回撮った映像のチェック、原監督の講義、今後どのように進めていけばいいかの話し合い。

講義の後は、2回目の「飲み会」です!!

みんな随分うちとけてきました。

琵琶湖の文化遺産といってもいい「沖島」が話題の中心に!!
2008/06/25のBlog
6月25日、宵の刻。

大津市のピアザ淡海内にある淡海ネットワークセンターの「ふらっとルーム」お披露目企画として、映画『ほんがら』が自主上映されたので行ってきました!!

入場者は15人ぐらい。
県職員や、まちづくり系NPO、大学の先生などがいらっしゃって、上映終了後に意見交換したところ、「映像を使ったまちづくり・農村再生」について、各々の立場から後押しするような意見をたくさんいただきました。
 
2008/06/21のBlog
5月に撮影させていただいた長光寺さん。

このお寺では、檀家さんを集めて毎月1回、「弘法の日」である21日に法要が行われ、そのあと昼食を振舞うしきたりが残っている。

この昼食に必ず出される「お豆さん」は、地元のOさんが畑で収穫し、お寺に献上・お供えしているもの。

今回は、手間隙のかかる豆づくりを続けておられるOさん、そのお豆さんの調理法を先代から引継ぎ、昔とかわらぬ「伝統の味」を提供し続けておられる住職の奥さんたちに注目。

「弘法の日」の法要~昼食、そして畑での豆づくりや台所での調理の様子を、制作スタッフ総出で撮影させてもらった。

今回の主役はあくまで「お豆さん」。
畑からお寺へ、かごから食卓へ、そして人の口へ。
「旅するそら豆」を主役に見立てて、それを取り巻く人物を脇役として描いてゆく。
当然、独特のカメラアングルが要求されるわけで…。
法要に先立ち、現場に集まってカメラや照明をセッティングするスタッフ。

住職さんとも打合せを重ね、綿密に狙いを定める。

…が、いざ、本番が始まると、なかなかカメラスタッフの思惑通りにはならない。
ドキュメンタリーでは、人々の動きを見極め、瞬時に被写体を選び、狙いを定め、カメラを向ける判断力と技術が必要になる。
特に、ハイビジョンの横長画面は、人物を撮る際の空間の収め方が意外に難しい。

三脚を動かすことを躊躇したために間延びするアングルでしか撮れてなかったり、カメラのモニタに夢中になって、枠外で起きている決定的瞬間を逃したり。

「使える映像」を撮る難しさをそれぞれ実感。
失敗が最大の勉強。
Oさんがお寺に「お豆さん」を供えに持ってくるシーンでは、原監督直々にOさんへの演技指導が入る。

ドキュメンタリーとはいえ、「魅せる」映像をつくるには、出演者にこういったお願いをするのも必要なこと。これは「やらせ」ではなく、実際に行われているそのままのことを映像を通して効果的に観客に伝えるための「演出」。
年配のスタッフにとって、一番やっかいなのが「スローズーム」。
指先の繊細な力加減が求められる。

この日も、仏像ひとつ撮るのに、3人がかりで何回も挑戦したが、なかなか会心の「ズーム」はできなかった。
天然記念物「ハナノキ」が境内にしっかりと根を下ろす「長光寺」さんとは、今後も長いおつきあいになりそうです。
 
2008/06/18のBlog
近江八幡市加茂町は、広々とした農村集落。

ここの街道沿いに、毎朝「朝市」が出て、地元農家が新鮮な朝採り野菜を持ち寄って売られている。

この「加茂町朝市」の野菜は、安くて新鮮でおいしいとけっこう評判で、かなり遠くからわざわざ早朝に買出しに来てまとめ買いしていく業者らしき人たちも後を絶たないという。

そんな朝市を切り盛りしているのは地元のO夫妻。
田舎らしい、とってもおだやかで幸せそうなお二人をはじめ、農家の皆さんを取材・撮影させていただいた。

見るからに平和そうなこの人たちの陰影を、どのような視点で切り取り、表現するか?
悩みどころです。
スタッフが話し合って絵コンテを描いてくれることになりました!!
2008/06/15のBlog
映画の聖地ハリウッドでも、私たちと同じようなことを考えた人達がいるようで…。


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映画「最高の人生の見つけ方」

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマン共演の感動作。
共に余命わずかの富豪と自動車整備工が出会い、やり残したことを叶えようとする旅の様子を笑いと涙でつづる。

自動車整備に身を捧げてきたカーターと、金に固執した人生を送ってきた実業家エドワードが、入院先の病院で同室に。
お互いの余命が残り少ないのを知った彼らは、人生でやり残したことをまっとうしようと意気投合する。

公式サイト
http://wwws.warnerbros.co.jp/bucketlist/
2008/06/14のBlog
[ 23:00 ] [ アサヒアートフェスティバル ]
ついに始まりました!
今年のAAF。

われらがひょうたんからKO-MAからは、2人がオープニングに参加し、昨年度プロジェクトで製作したドキュメンタリー映画「ほんがら」のPRと、今年度プロジェクト「遺言」の紹介、そして近江八幡名物の「うまいもん市」を展開。

~赤こんにゃくと近江牛のしぐれ煮
~ちょうじ麩からし味噌和え
~アユとウロリのつくだ煮

ご賞味いただいた方、いかがでしたでしょうか?
 

さてさて、今年度のひょうたんからKO-MAは、「遺言プロジェクト」を展開中。

原一男監督の熱血指導のもと、近江八幡のおじいちゃん・おばあちゃんに話を聞きに行き、彼らの遺言メッセージを映像作品にしていくプロジェクトです。

「フェスティバル」と呼ぶにはやや地味で細く長く続く企画ですが、時間をかけて地域・人とつながっていくプロセスを生で楽しめるのがこのプロジェクトの醍醐味。

AAF開催期間中、原則として隔週土曜日に、原一男・長岡野亜両監督を招いての取材・撮影・講座・ワークショップを、近江八幡市立マルチメディアセンターを拠点に開催しています。

興味のある方は、ぜひ実際に「参加」してみてください☆

今のところ、開催予定日は

6/21(土)
7/5(土)
7/19(土)
8/2(土)
8/17(日)→お盆と重なるため日曜にシフト
8/30(土)
9/13(土)
9/27(土)

となっています。

詳しくは、マルチメディアセンター(0748-31-0800)までお問合せください!!
 
 
そしてもうひとつ。

今年のAAFのテーマは「アートツーリズム」。
お越しいただいた方々には近江八幡の魅力を堪能していただく一方で、近江八幡を舞台にした映画作品「ほんがら」を、ぜひ皆さんの手をお借りして、全国各地を「旅」させてやってもらいたいと思っています。

自主上映に興味のある方、ぜひご一報を!!
 
2008/06/07のBlog
6月7日。
この日は、まず制作スタッフ&監督総出で、一人暮らしをしているおばあちゃんのご自宅を訪問、取材した。

歴史ある旧市街のまんなかにある"銭湯"は、この界隈に住む一人暮らしのお年寄りたちの社交場になっている。

今回訪ねたおばあちゃんは、その銭湯の常連客の一人。

最初はとまどい気味だったおばあちゃんも徐々にリラックスして、稼業のこと、亡くなったご主人のこと、若かりし頃のことなどを語ってくれた。

このおばあちゃんの趣味は絵画。

2階にたくさん置いてあった作品を見せていただいた。
近江八幡の風景はもちろん、自分の心の中にある想像上の原風景もある。
なかなか見ごたえのあるすばらしい絵を見せていただいた。

取材後、マルチメディアセンターに戻って、原監督の講義。

インタビューの時のフレームの決め方、手の表情の捉え方、畳に座る日本独特の生活空間をうまく表現するための低い三脚の活用、などなど。

レクチャーのあと、先日の「お豆さん」自主撮影の映像をみんなでチェック。

問題点が次々と指摘されていく…。

この「お豆さん」シリーズでは、人よりもむしろ「豆」が主人公。
畑で育ったそら豆が収穫され、縁側に干され、お寺に献上され、仏前にお供えされ、料理され、お皿に盛られ、食べられる。
この一連の行程を、順を追って、あくまで「お豆さん」を主人公に据えたアングルで撮り通すことで、この作品は随分面白くなる。

原監督の豊かな発想に、唸る一同。
 
…実は、この日は原監督の誕生日が近いということで、ひそかにバースデーケーキを用意し、講座終了後にささやかなバースデーパーティーを開く。

思わぬサプライズを、素直に喜んでくださった原監督。

近江八幡名物、アンデケンのチーズケーキをみんなでおいしくいただきました。
 
2008/06/03のBlog
前回の撮影時に、長光寺で話題に上っていた「お豆さん」。

お寺の毎月の行事で振舞われる様々な種類の「お豆さん」は、地元農家のOさんが畑で育ててお寺に献上されたものをお寺で調理。昔からの味を守り継いでおられる。

今は「そら豆」のシーズン。

「そら豆」って、さやが空に向かって育つから「空豆」っていうらしい!!
空に向かって緑に輝く「そら豆」のさやは、今しか見られず、あと数日もすればさやは黒くなって垂れ下がっていくという。

この話題が制作スタッフMLでも盛り上がり、行けるメンバーだけで、すぐにOさんの畑のそら豆を撮りに行こう!! ということに。

で、6月3日、スタッフ数人で撮影を敢行。
在学している映像系専門学校からHDVカメラを借りてきてくれたKくんほか数名のスタッフが、Oさんの畑へ行ってきました。

さて、果たしていい映像が撮れたかどうか?!
2008/05/24のBlog
5/24(土)。

まずは、マルチメディアセンターに集合して、前回撮影した長光寺住職さんの「遺言」映像を試写。

前回はプロの長岡氏が撮影したのですが、それでも、原監督から4つ、5つ、「ダメ出し」が相次ぐ。これを反面教師に、皆の勉強のため、撮影の具体的なノウハウが丁寧に解説されていく。

◎ピントの合わせ方
→人物を静止で撮る時は、必ずマニュアルフォーカスにすること!!
 (オートにすると背景にピントがあってしまうことが多い)

◎カメラフレームの構図のゆるさ
→無意味な空間が写っていると退屈な画面になってしまう。カメラの液晶モニタと実際にテレビ画面に出力される映像とでフレームが若干異なるため、カメラのクセを早く把握する必要あり。

◎ズーム、パンの技術とタイミング
→セリフの内容展開とズームのタイミングがうまくシンクロするとズームが生きる。

などなど。

続いて、老夫婦が経営する市内の中華料理店「てんしん」さんに、近所のおじいちゃん数名が集まってくださったので、昼食を兼ねて取材に伺った。

スクールサポーターとして、雨の日も雪の日も、一日も欠かさず毎朝路上に立って子ども達の通学の安全を見守っておられるSさんの話が印象に残る。


さらに、夕刻。
旧市街のなかにある銭湯へみんなで向かった。
午後5時に開店する銭湯の前には、開店の30分も前から、近所のおじいちゃん・おばあちゃん達が集まり、井戸端会議に花を咲かせている。
一人暮らしのお年寄りが多く、この銭湯の前の空間は、友達同士が集まって語らえるコミュニティの交流の場となっているようだ。

なかなか個性的で面白そうなおばあちゃん、おじいちゃんがたくさんいらっしゃって、みんなで手分けして話を聞いていたところ、5時になり、銭湯の扉が開いた瞬間、皆さん、話の途中にも関わらずそそくさとお風呂の中へ…。おぉぉぉ~い…!!


…気を取り直して、メンバーの一人が運営する「八幡酒蔵工房」へ。

みんなで結束していい作品をつくりあげようと、ビールや地酒を買い、鉄板焼きをしながら安上がりな"決起飲み会"を敢行。

スタッフの皆さん、随分うちとけてくださったし、一人ひとりが活動にも意欲的だし、今後が本当に楽しみです!!
2008/05/16のBlog
3月8日の映画「ほんがら」完成記念上映会の当日展示用に地元のおじいちゃん達が作ってくださっていた「ほんがら松明」の芯部分(中空部の骨組み)の模型。

上映会終了後、すぐに処分されてしまいそうになったのを、「ちょっと待って~!!」とお願いして、今までひょうKOMAで引き取っていたのです。

それが、滋賀県立琵琶湖博物館の粋な計らいで、収蔵品として引き取ってもらえることになりました☆
(右の写真は、博物館へと旅立つ「ほんがら」模型)

記念上映会にもメッセージをくださった嘉田県知事が、その立ち上げ準備に奔走された「琵琶湖博物館」。

今回引き取ってもらった「ほんがら」の骨組みは、常設展示こそされないと思いますが、近い将来、博物館で映画「ほんがら」が上映される際に再びお目見えするだろうと思われます。琵琶博のNさん、上映会、よろしくお願いしま~す!!
 
2008/05/10のBlog
5/10(土)、雨のしたたる中、前回下取材させていただいた長光寺の住職さん(89歳)を対象に、実際にカメラを回して「遺言メッセージ」を話してもらう「撮影」に初挑戦しました!!

2008/04/29のBlog
4/29(祝)午後2時~
「八幡酒蔵工房」にて、映画『ほんがら』の自主上映会が開催されました。

工房の一角に大きな白幕を張っての手づくり上映会。

3月の完成記念上映会に来れなかった地元の人が多かったようですが、中には京都からわざわざ来られた方も。

入場者は15名ほどでしたが、上映終了後には地元食材を使った軽食も出て、来た人同士が交流を深めておられました♪

[ 23:29 ] [ 遺言 ]
4/29朝、制作スタッフがマルチメディアセンターに集まりました。

車に分乗して、一路、市内の「長光寺」さんへ♪
長光寺は、滋賀県では珍しい真言宗の古刹。境内にそびえる樹齢数百年の「ハナノキ」は天然記念物に指定されています。

この長光寺のご住職さんは、御年89歳。
今日は、私たちの取材のために、住職さんの奥様やご近所のお年寄りがお寺に集まってくださっていました。

お堂にゾロゾロと案内され、お年寄りたちと向き合って座ります。
 

原監督のリードで、取材が始まりました。

今回は、とりあえず皆さんが「カメラの前で伝えたいこと」を、それぞれひと通りお聞きする、ということで、住職さんから、年齢の高い順に、お一人ずつ話を伺っていきました。

しょっぱなの住職さんが「戦争のない平和な社会に」との願いを話されたからか、皆さん、戦争体験の話が中心に。特に、自分の体験を「自分史」として自費出版されたTさんのお話が印象に残りました。終戦後、満州に取り残された1年半の悲惨な体験談。


ひと通りお話を伺ったところで、ひとまず切り上げ。
また、日を改めて、お一人ずつ、今度はカメラを持ってうかがうことを約束し、長光寺をあとにします。
 

みんなで昼食をとった後、マルチメディアセンターに戻って、原監督の講義。
過去の事例なども踏まえながら、今日聞いたひとりひとりの話を「映画」らしく表現していくためのノウハウを学びます。

ポイントは、できるだけ「話」ではなく「動き」で表現すること。

そのためには、取材で得た情報から、しっかり狙いを絞り、こちらから意図的に「しかけ」ることによって、相手の潜在的な思い・願いを「組織化」する必要があること。
 

次回は、5月10日(土)に、長光寺の住職さんをインタビュー。
今度は、実際にカメラをまわします!
 
2008/04/19のBlog
4月19日、宵の口。

「ほんがら」を含む5本の松明が並ぶ若宮神社に、ぽつぽつと人が集まりだす。

神社に立つほんがら松明の胴体には、いつの間にか「奉納 ほんがら」と書かれた大きな垂れ幕が、オリンピック選手の胸元に輝く金メダルの如くかけられていた。


と、ここから車で15分ほど行った琵琶湖畔にある「休暇村近江八幡」のマイクロバスが乗りつけ、ガイドさんが浴衣姿の宿泊客を引き連れて降りてきた。そしてこのガイドさん、「こちらが島町伝統のほんがら松明で…」と解説をはじめるではないか!
本来、これは地元だけのお祭りで、よそから観光客がわざわざ見に来るなんて前代未聞?!

…あとで聞いた話によると、このガイド役の人物、休暇村の職員さんで、島町の老人の一人から映画「ほんがら」のDVDを譲り受け、映画を観て感動し、このオプションツアーを企画したらしい。

~自然発生的、アートツーリズム~

私たちも知らないところで、映画「ほんがら」が活かされ、人や地域が動いていたことに感銘を覚えた。

午後7時すぎ。

若宮神社では、今年のお稚児さんが持ってきた高さ1.5mぐらいの可愛らしい「お稚児松明」に、最初の火が灯される。なんと、今年はこの「お稚児松明」も「ほんがら」だった!!お稚児さんの近所の老人が作るのを手伝ってくれたらしい。

この小さな「ほんがら」はどんな風に燃えるのかと興味津々で見ていたところ、そのことを知らなかった自警団員が普通に横から火をつけてしまって…^^;;;

残念! …と思っていたら、お稚児松明づくりを手伝った老人の孫の「子ども松明」が到着。なんと、こちらも「ほんがら」だった!!さすがMさん。

早速、子ども松明の下に火が入れられる。と、地突きをする間もなく、てっぺんから小さな炎が顔を出した。
「長老」のひょうきんなパフォーマンスも飛び出し、境内は笑いと拍手に包まれた。
なごやかな雰囲気がひろがる。
 
8時半ごろ。

太鼓の渡りも境内に到着し、宵宮もクライマックス。

いよいよ、「ほんがら松明」に点火する。
去年一度経験しているだけあって、不安や混乱もなく、若衆がほんがらを取り囲んだ。みんな、去年よりうまくやってやろう、という意気込みが表情にあらわれている。

今年は、老人たちは手も口も出さず、静かにおだやかに見守っている。

最初、底から火を入れるのがうまくいかず、2度ほどすぐに火種が消えてしまった。
3度目、火を入れて3度ほど威勢よく地突きをすると、パチパチと内側を火がかけのぼる音がし、モウモウと煙が立ち昇った。

ほどなく、てっぺんから、一瞬、おおきな炎の塊が飛び出した!
製作時の工夫が功を奏したのか、あっけないほどの大成功。

昨日までの雨で少しシケっていたのか、なかなかヨシに燃え広がらず、2度、3度と炎が飛び出すたびに、境内に拍手がこだまする。

やがて、炎が松明を包み込む。熱エネルギーがほとばしり、見守る人々の全身に染みわたる。人々は、松明を通じてひとつになり、松明を通じて宇宙とつながる。

いやはや、アートだなぁ。
 
「ほんがら松明」の点火そのものはうまくいきましたが、祭全体としては、今年かなり代替わりしたようで、段取りがわからずあたふたしたり、年配者から叱咤の声が飛ぶ場面も。
こうやって、世代から世代へ、伝統が受け継がれていくんだなぁ。


…それにしても、つい昨年まで、老人以外ほとんど誰も知らなかった「ほんがら(松明)」というコトバが、いまや完全に市民権を得て、町民同士のコミュニケーションの架け橋として、さらには観光客をひきつける資源として、命を吹き込まれ、たしかにうごめき始めたのを感じた。

この様子なら、来年は、2本・3本のほんがら松明がお目見えするかもしれない。


作品としての映画「ほんがら」は3月にひとまず完成したけれど、島町のドラマは、まだまだ始まったばかり。これからが楽しみ!!
 
2008/04/13のBlog
[ 22:11 ] [ ほんがら ]
4月13日。祭りの一週間前になるこの日は、町民総出で祭りの準備。
5つの組が、各々1基ずつ松明を結う日。

去年のこの日と違うのは、「ほんがら松明」のつくり手が「老人クラブ」ではなく、M組だということ。去年は、5つの組が1基ずつ「どんがら」松明を、老人クラブが「ほんがら」松明1基をつくり、計6基の松明が並んだのですが、今年は、老人クラブは例年通り神社の掃除を担当し、M組が「どんがら」ではなく「ほんがら」に挑戦。

話を聞いてみると、3/8上映会を見た今年度の新自治会長さんの掛け声で、このような展開になったらしい。その意味で、映画が地域を動かした、といっても過言ではない。
 


若宮神社からもっとも遠いM組の男衆が、今年は若宮神社の境内中央を陣取って、先週急造した「ほんがら」の「芯」に藁や菜種がらを巻きつけ、松明をしあげていく。20代の若者も結構来て、楽しそうにおしゃべりしながら作業に加勢している。

そばで掃除をしながらも、ほんがら松明の様子が気になるご様子の老人たち。

やり方がわからないところは、若者が近くの老人に聞きに行く。聞かれた老人は、待ってましたとばかりに、つくりかたのコツや心得を丁寧に教える。「ほんがら松明」が、世代間のミゾを埋めていく。
 

こうして予想よりも早く出来上がったほんがら松明は、去年よりも一回り太く、威風堂々といった風貌。実は、去年の反省を踏まえ、ほんがらの内側は燃えやすく、外側には火が出にくいよう、松明最上部まで藁をキッチリ巻きつけるなどの工夫もされている。


ほどなく、他組の「どんがら」松明も境内に集結し、5基の松明が勢ぞろい。

果たして、今年の「ほんがら」はうまく燃えるのか?!
来週の祭りが楽しみだ!!
 
2008/04/12のBlog
昨年の春祭りで劇的に復活した「ほんがら松明」。

今年の祭で、あの感動を再び…
との願いが、なんと現実のものに!!!

今年は難しいと言われていた「ほんがら松明」ですが、地元の内発的なパワーで、今年も一基作られることになり、すでに竹輪を編んだ「芯」部分はできあがっているとの情報が舞い込んで来ました☆

3/8の映画「ほんがら」完成記念上映会の効果てきめん!…かどうかは分かりませんが、ともあれ、老人たちの息子・孫の世代を徐々に巻き込みながら、「ほんがら松明」は、少しずつ、着実に、島町のコミュニティを良い方向に導きつつあることは明らかでしょう。

地域プロデューサー冥利に尽きるデキゴト。
島町の神様に感謝デス


さてさて、今年のAAFのテーマはアートツーリズム♪
映画「ほんがら」を観た方も、まだ観てない方も、農村コミュニティの歴史と伝統が生んだ芸術品・ホンモノの「ほんがら松明」の迫力と感動を、現場でライブに味わいませんか?!
(詳細は下記イベント情報参照)

★祭を見に行く前に、映画『ほんがら』を観ておくことを絶対にオススメします!! ~DVD絶賛発売中~

【参考】映画「ほんがら」オフィシャルサイト
 
 
…なんだかやけに営業的ですが、これもアートマネジメントの一環?!
決して営利ではないのでご容赦を^^;