介護者のリフレッシュは 本人に寄り添うために必要なことだと思う。
本人と共に楽しめるのならそれがベスト。

でも介護者と本人の距離は様々。
だから 参加の形は介護者まかせ。

また介護を終えられた方も家に閉じこもりがちとなる。
介護者自身が病との共生が始まった方も1人で行動する事も多少不安になる。
そんな仲間と高尾山へ出かけた。

50歳代から80歳代までの仲間と 軽めのハイキング。

京王線から見る西の山並みは薄青く重なり合って夏景色。
高尾山口までの車内は 土日の混雑が嘘のよう。

昼食のお楽しみは後に回して 先ずはケーブルに乗って見晴らし台まで。
ミシュラン 三ツ星観光地を戴いた高尾山。
この三ツ星 レストランの三ツ星と勘違いの方もいてみんなで大笑い。
あれ以来 登山客は国際的になったなと感じている。

「急勾配の斜面に思わず腰が浮いたわ」と言う仲間の声。
見晴台まで上ってみれば 心地よい涼風が頬をなでて 少し歩けば森林浴気分。
青もみじが風に揺れて涼しげ。
見晴台では 新宿 横浜までを一望できて…「わぁ 随分高いんだわね」と。

「介護中 買い物を済ませて急に気分転換したくなって1人で来た事があるわ」と思い出話。
気軽に気分転換するにはもってこいの場所。
汗を流しての登山は 無理になっても充分楽しめる場所だと仲間も認識なさったようだった。

手術をなさったあとの介護者も「出かけたいとは思っても何となく不安で…1人じゃ来れなかったけれど 今度は1人でもフラッと来て見よう…」と。

ふもとに下りて 美味しいおそばを戴いて…。
「ね 今度は 動物園に行きたいな」と次の予定候補地まであがって 次への期待も膨らみました。

ゆったりペースでのプランだったので ゆとりを持って聖蹟桜ヶ丘の駅に戻れた。
いつもと違う景色と仲間と一緒。 
気持ちも新たに介護に取り組めそうです♪