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ふれあい塾あびこレポ-ト
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2018/10/16のBlog
[ 03:00 ] [ ふれあい塾講座記録 ]
あのピアニスト・吉武優氏 再登場
~ドビュッシ-没後100年を記念して~

吉武優氏には昨2017年6月1日、「ショパンの愛と生涯」のテ-マでご登場いただき大好評でしたので、こんどはドビュッシー没後100年をテーマに再度のご登場をお願いしました。会場はほぼ満席、今回も素晴らしい演奏と、要領よく、ユーモラスなレクチャーで、時間のたつのを忘れさせる豊かな90分となりました。

吉武優氏は福岡県のご出身で、東京藝術大学及び同大学大学院音楽研究科を修了されました。その後ベルリン芸術大学にてJ.ルヴィエ氏の下で研鑽を積まれ、国家演奏家資格を取得されて帰国。数々のコンク-ルで受賞され、名だたるオ-ケストラとも多く共演されています。そして現在は桐朋学園大学や東京藝術大学ピアノ科の講師などを務めておられます。

今回取り上げられドビュッシ-はフランスの作曲家で、1862年8月に生まれ。幼少期に詩人ヴェルレ-ヌの義母に音楽の基礎を学び、長じてパリ音楽院でバッハの「トッカ-タ」を弾いてピアニストの道に進むことになります。しかし学内のコンク-ルに立て続きに失敗してピアニストの道を諦め、1878年に現存する最古の曲「フ-ガ」を作曲します。以後世に名高い数多くの名曲を作曲し、1918年3月癌により55歳で亡くなります。亡くなった年から数えて今年はちょうど、没後100年にあたります。

このドビュッシ-の作品のうち、今回演奏してくださった楽曲は以下の通りです。
*アラベスク第1番(1888)
*ベルガマスク組曲 (1890-1905) より「前奏曲」「月の光」
*前奏曲集第1巻 (1909-1910) より「デルフィの舞姫」「帆」「亜麻色の髪の乙女」「西風の見たもの」 
(休憩)
*レントより遅く (1910)
*前奏曲集第2巻 (1910-13) より「妖精は良い踊り子」「変わり者のラヴィーヌ将軍」「花火」
*12の練習曲 (1913-1915) より「五本指のために」「組み合わされたアルペッジョのために」「オクターブのために」

これらの各曲演奏の間に吉武講師は、曲の特徴、曲の創作・演奏にまつわるエピソードなどを要領よく、時にユーモラスに解説してくださいました。例えば、“レントより遅く”については、「ドビュッシ-初期の作品は、アラベスク第1番やベルガマスク組曲の「月の光」などのように、淡い、美しい色合いの曲です。一方、後半に作られた曲は、その色合いに深みが増して、暗い色合いの作品となっています。その中間にあるのがこの“『レントより遅く”という作品です。演奏された回数も少なくて耳に馴染みの無い曲ですが、ハ-モニ-の運びにとても色気を感じる作品です」と解説されました。

以下は、お客様から頂いたご感想の一部です。
*通常のコンサ-トと異なり、演奏者の解説があり、楽しいだけでなく、勉強になりました。とくに、前奏曲集第1巻 (1909-1910) より「西風の見たもの」、12の練習曲 (1913-1915) より「五本指のために」「組み合わされたアルペッジョのために」「オクターブのために」など。また我孫子に来てください、他の作曲者での同様の企画をお願いします。

*ドビュッシ-の作品を年代別にたっぷりきかせていただき、楽しく気持ちのいい時間でした。特に、アラベスク第1番(1888)、前奏曲集第1巻 (1909-1910) より「西風の見たもの」、12の練習曲 (1913-1915) より「五本指のために」など。朝早くからありがとうございました。次はどの作曲家の作品を聞かせていただけるか楽しみです。

*11月の東京文化会館でのリサイタルの前に演奏が聞けるなんて、ぜいたくすぎます。特に、アラベスク第1番(1888)、ベルガマスク組曲 (1890-1905) より「前奏曲」「月の光」、前奏曲集第2巻 (1910-13) より「妖精は良い踊り子」「変わり者のラヴィーヌ将軍」「花火」、12の練習曲 (1913-1915) より「五本指のために」「組み合わされたアルペッジョのために」「オクターブのために」など。朝早くからありがとうございます。いつもすばらしい企画に感謝しております。
2018/10/05のBlog
古典音響機器「オルゴールと蓄音機」
株式会社ティ・アンド・シー・テクニカル 会長 中鉢 博氏
(前・古典音響機器ギャラリー館長)

電気が発明される前の時代、オルゴ-ルは何時でも音楽を鳴らすことができる機器でした。
そして20世紀最大の発明であるトランジスタは集積回路を生み、集積回路はコンピュ-タ-を生み出しました。このエレクトロニクス時代の前、蝋管などによるエジソンのレコ-ドプレ-ヤ-を総称して日本では「蓄音機」と呼んでいます。今日の講座は企業家にして古典音響機器の収集家でもある中鉢博氏から以下のような解説を頂きました。
会場には中鉢氏所蔵の1800年代のシリンダ-型オルゴ-ルやエジソンの蓄音機が搬入展示され、その機器の特徴や蝋管レコ-ドの音色をお聞かせ頂きました。

※オルゴ-ルの種類は円筒型のものと円盤型の2種類があり、円筒型には10数曲・円盤型は円盤ごとに音源が打ち込まれている。操作はゼンマイ式の手巻きであり、電気が発明される前までは花形の楽器であった。

※エジソンが発明した蓄音機に使うレコ-ド盤は、蝋管レコ-ドと現在の円盤レコ-ドの2種類がある。蝋管レコ-ド用の再生蓄音機と、円盤レコ-ド用の再生蓄音機の2種類の蓄音機があった。

※エジソンの蓄音機の特徴は、針先がレコ-ド盤に対して上下する「縦振動」にある。
これに対して一般的なレコ-ドは針先が左右に振れる「横振動」型であった。
また録音が出来ることもエジソン蓄音機の特徴で、1889年にはブラームスがピアノ演奏を吹き込んでいる。

※いわゆる「名機」と呼ばれる蓄音機にはエジソンのモデルC-19「チッペンデ-ル」と、
世界最高峰のビクタ-の「クレデンザ」が挙げられる。とくに「クレデンザ」は音楽には縁遠い人にも音質の良さや音量の良さが実感できる、秀逸の蓄音機である。生憎重量が80kgを超える代物であり、常設の展示場へ足を運んでいただければ体感可能である。
中鉢講師は蓄音機に耳を傾けるロゴで有名な「ニッパ-犬」のエピソ-ドにも触れながら、
「エジソンは偉大な発明家でもありましたが、電球事業や鉱山事業などコングロマリットな実業家でもありました。」と話されて解説を終えられました。

ご参加のみなさんから頂いたアンケ-トの一部です。
*オルゴ-ルは私たちの時代のあこがれの品でした、ふたを開けると音楽が流れ夢のような世界でした。ヨ-ロッパのほうへ行くと街角に大きなオルゴ-ルをかけていたのを思い出します、こんな大きいのがあるのかとびっくりしたことを思い出します。懐かしい音色、ありがとうございました。
*100年以上前の音!とても聴きたいと思いました!実際に聴けて、間近に見ることができて感激です!先生の言葉、「ただコレクションして持っているだけでなく、こうして聴いてもらって価値がある」、とても素敵だと思いました。
2018/09/28のBlog
#ふれあい塾あびこレクチャーコンサート♭ ブログ
「柳兼子 その愛唱歌 その面影」
2018年9月24日15:00~16:30 アビスタホール

本日は、夫柳宗悦とともに我孫子に住み、「永遠のアルト」と称されている歌手柳兼子の愛唱歌を紹介し、その面影も振り返るレクチャーコンサートを我孫子市教育委委員会との共催で開催しました。(柳兼子については本年5月31日に「伯母柳兼子を語る」と題して日本民藝館常務理事・石丸重尚氏にも講演いただきました。)
講師は、メゾソプラノ歌手 矢口智恵さん、ピアニスト 大貫瑞季さん、解説者 我孫子市白樺文学館学芸員 稲村 隆さんです。

まず、水色のロングドレスの歌手・矢口智恵さんと、赤のロングドレスのピアニスト大貫瑞季さんが登場し、ジュリオ・カッチーニ作曲 曲集《新しい音楽》より“アマリッリ” を歌い、一気に華やかなコンサート会場となりました。

以後曲間に白樺文学館の稲村隆さんが、明治中期からの我孫子について、柳兼子の生涯についてなど語ってくださり、
*大中寅二 作曲 島崎藤村 作詞 《椰子の実》
*ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル作曲 オペラ《リナルド》より“私を泣かせてください” 
*ジョアキーノ・アントーニオ・ロッシーニ作曲 オペラ《セヴィリアの理髪師》より“今の歌声は” 
の各曲が続きました。

この後に、稲村さんが、白樺文学館所蔵のCDの中から「苗や苗」「平城山」「九十九里浜」の3曲の柳兼子の歌声を紹介してくださり、88歳まで歌い続けた美声の一端を知っていただくことが出来ました。

後半は、
*アイルランド民謡 里見義 作詞 《庭の千草》
*フランツ・ペーター・シューベルト作曲 ゲーテの詩によるドイツリート《魔王》
*シャルル・カミーユ・サン=サーンス作曲 オペラ《サムソンとデリラ》より“愛の神よ!”
*ジョルジュ・ビゼー作曲 オペラ《カルメン》より“ハバネラ” 
でした。

“ハバネラ” は、客席を歌いながら歩き、受講者を虜にするような雰囲気を醸し出されました。アンコール曲は、成田為三作曲 林古渓作詞 浜辺の歌でした。

 矢口智恵さんがレクチャ―をされず、ご自分の体(喉)を大切にしているおられることに感銘を受けました。またその矢口さんから絶対の信頼を受けている大貫瑞季さんのテクニックを間近で聴かせていただきました。また白樺文学館の稲村隆さんの語りはユーモアがあり、会場を和やかな雰囲気にしてくださいました。お忙しい中、解説の準備や資料作成をしていただき、感謝いたします。 (秋田桂子)

~たくさんのアンケートより~
・冒頭のアマリッリを聞いて矢口さんの伸びやかで艶のある声に感動しました。つくづく人間の体は楽器であると思いました。伴奏の大貫さんも時に愛らしく、時に力強く演奏されステキでした。(矢口さんの衣装を工夫されたところは効果的でした。)稲村さんの語りも機智に富んだ愉しいものでした。
・歌は素晴らしく1000円で聞かせていただき感謝です。
・ありがとうございました。素晴らしいメゾソプラノ/堪能しました。素敵なプログラムでした。暖かく、よく響く声が真っすぐ心に入ってきました。ピアノの音とともに感動しました。
・「魔王」魔王のささやきも前半はやさしく表現されているところが印象的だった。
・柳兼子さんのCDで83歳とは思えぬ程の声量には驚きました。
2018/09/21のBlog
シリーズ「古典の恋歌」第8回 謡曲「安達原(黒塚)」―最初に殺されたのは誰かー
文学博士・國學院大學講師 堤 康夫

 堤講師による好評のシリーズ「古典の恋歌」は、今回で8回目を迎えます。今回は夏休み明けということで、「怪談安達ヶ原」あるいは、「風雲安達ヶ原」とすると、一層雰囲気が伝わりそうな涼し気、スリーラー風の内容でした。

 謡曲「安達原(黒塚)」のあらすじは、概略以下のとおりです。

まず、用語の解説と登場人物を紹介します。
シテ=能や狂言の主役のこと。前シテ(老婆)、後シテ(鬼女)
ワキ=能の脇役のこと。シテに対峙して演技を引き出す重要な役割りを担う。
ここでは那智東光坊の阿闍梨祐慶(山伏)のこと シテは能面をつけて謡うため、声がくぐもって聞こえ難い。その為ワキは能面をつけない
ワキ連=同行の山伏、アイ=能力(山伏に仕えて力仕事などをする)

これらの登場人物の掛け合いで、以下の物語が語られます。

― 阿闍梨祐慶(ワキ)とその一行は、陸奥の国安達原で老婆(前シテ)の住む粗末な小屋に一夜の宿を借りることにします。老婆はあまりにみすぼらしい住いだからと一旦は断りますが、一行の窮状を見かねて承諾します。
祐慶に乞われて老婆は自らの苦しい身の上を嘆きつつ、枠桛輪(わくかせわ)という糸繰りの道具を使って見せます。
やがて夜も更け、老婆は山伏たちの夜寒を防ぐため、薪を取りに出かけます。「留守中、決して自分の寝室を覗かないように」と念を押して行きますが、山伏に仕える能力(アイ)が、我慢が出来ず覗いてしまいます。そこには大量の死体が山の如く積まれていました。そのことを聞いた山伏たちは、「音に聞く安達原の黒塚に、籠れる鬼の住処なり」と、逃げ出しますが、鬼に変身した老婆(後シテ)が正体を暴かれた怒りに燃え追いかけてきます。祐慶たちは、ありとあらゆる神々に必死に祈り調伏します。鬼女は「あさましや、恥ずかしの我が姿や」と物凄い声をあげ、夜嵐の音に紛れるように消え去っていきました。―

 講師は上記の老婆の話の中に、「さてそも五条あたりにて、夕顔の宿を訪ねしは」とあることから、老婆はかって京都に住んでいたことがあり、『源氏物語』を知っていたのではないかと想定されたうえ、「源氏物語より前に書かれた『大和物語』にも似たような話がある」と、以下のくだりを紹介されました。

― 美しい大納言の女を攫って、安積の郡安積山(福島県)に庵を作って住んでいた内舎人が、食べ物などを求め三四日家を離れていたあいだ、この女は何も食わずにいた。待ちわびて山の井で自分の姿を見たら、二目と見られぬ容貌になっていたことを恥じて、「安積山影さえ見ゆる山の井の浅くは人を思うものかな」、と木に書き残して死んでしまった。
 内舎人の男が物を求めて帰ってきて、木の歌を見て女の死を知り、自分も女の傍らで死んでしまう。―

そのうえで、「福島県のそれぞれ近いところにある安達原と安積山の存在などを考慮すると、ひょっとすると『安達原』は『大和物語』が発想のモトになったのではないのではないでしょうか」という大変興味深い推測で講義を終了されました。
(酒井 弘)

受講者よりのアンケートをご紹介します。
*先生の解説、話し方がユーモアがあって楽しかった。豆知識やうんちくも教えてもらえてよかった、古典がおもしろい!ありがとうございました。
*「古典の物語には色々な解釈ができる」との講師のお話に、大変興味をひかれました。
*楽しくてわかりやすかった、謡曲もこんなに楽しいお話を聞いてからだとわくわく勉強できるのにと思いました。
2018/09/08のBlog
「昔あそび 今あそび―あそびと表現のワークショップを楽しみましょう」
 劇団風の子代表・脚本家・演出家 大澗弘幸氏 

本日は、ふれあい塾あびこでは初めて「ワークショップ形式で」とうたって参加を呼び掛けた講座でした。大澗氏は、冒頭に「芝居では、物事を相手に正確に「伝えること」、「相手から受け取ること」が基本です。これは、私達が生きていく上でも必要なことです。快い人間関係を持つために、本日は、相手に伝わる表現力を、心と体を動かす遊びを通して学んでみましょう」と話され、ご持参のお手玉、手作りのけん玉、コマ等も使って以下の指導をしてくださいました。
 (藤田泰男)

<今あそび>
①とんとんぱ;体を使った「あっち向いてホイ」みたいのもの→相手を感じる
②顔の準備体操;マッツサージ、早口言葉を言ってみる→演劇のいろは演習
③カードめくり;3人~10人くらいのグル―プでおこなう。白紙カードに書かれた「名詞」をジェスチャーで仲間に当てさせる→発信と受信
④3人で一筆書き;3人で順番に一筆描きで紙に顔を描いていく→折り合いをつける

<昔あそび>
① けん玉‥紙コップに新聞紙を丸めて作った球を入れる。(誰でもできるけん玉に「孫とも出来そう!」と言う方も。)
②コマ廻し‥(昔取った杵柄ですぐにできる人が、苦戦する人に教える姿も見られました。大澗講師のさすがの技に拍手!)
③お手玉‥お手玉が一つから、二つ、三つと増えていく。(落としたお手玉を追いかけて思わず苦笑しながら汗をかく方も。)

アンケートの一部をご紹介いたします。
・楽しいお話しの進め方で、昔の遊びの変化、色々工夫する事も大切だと感じました。子供との遊びの中でこれから利用させて頂きます。
・いつもの講座と違う参加型で、楽しい講座でした。お隣の方が知らない方でしたので思いきって出来ました。脳が活性化できたかな?
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