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2021/03/02のBlog

「したたかな植物たち」 あの手この手のマル秘大作戦
植物生態学者 多田多恵子さん

「美しき小さな雑草の花図鑑」の著者で、文筆・電波・撮影・講義・講座で引っ張りだこの多田多恵子さんにお話いただきました。気温19度の暖気に恵まれ、大勢のお客様にご参加いただきました。

「植物」はその場から動かず 動けず、その生き方は受け身に見えます。ところが奈良公園にはシカが多いにもかかわらず、アセビ(馬酔木)が群生しています。アセビには防虫剤の成分でもある強い毒性があり、毒を持つことによってシカから身を守っています。
アカメガシワは葉っぱから蜜を出してアリを集め、カメムシやケムシが寄ってくるのを追い払っています。
花粉を運ばせるために、花の形を上向きや下向きに工夫している植物たち。
種子を芽生えさせるために、風や水の流れに乗せたり、蟻や鳥に運んでもらったり、100年以上も眠り続ける一部の植物たち。実は「植物」は自然を利用し、動物たちを操って、したたかに生き残りをはかる生命体であるーというお話でした。

『雑草という草は無い』とされたのは、昭和天皇でした。親しみやすく、観察をして面白いのも雑草です。小さなルーペを片手に、外に出てみませんか?―と結ばれて楽しい解説が終了しました。コロナ籠りから抜け出して、庭や野原に目を向けるきっかけになりましたでしょうか?(秋田桂子)
2021/02/15のBlog
中国の各地博物館に見る隠れた名品の数々(続)
元帝京大学教授 五十嵐 力氏

中国4000年の歴史は、数多くの文化の華・花を咲かせました。
今日は我孫子市在住で元帝京大学教授の五十嵐力氏にお願いをして、中国各地の博物館に所蔵されている文物を紹介する講座の続編を開催しました。

前回 五十嵐講師は井上靖著「敦煌」の序を紹介され、中国に関心を持った契機を披露されました。そして中国での仕事に携わるかたわら、個人的に回って来られた西夏博物館、青州博物館、重慶三峡博物館、徐州漢画像石芸術館、湖北省博物館、陝西歴史博物館、法門寺の所在地・見どころ・発見や発掘の経緯・代表的な収蔵品などを、豊富な写真と共に解説下さいました。

今回は躍動感溢れる南の文化を伝える雲南省博物館の文物、広東省の西漢南越王博物館の玉器、四川省の三星堆博物館の青銅のお面や金沙遺跡博物館の象牙、河南省の河南博物院の王朝文化の遺物や北京の中国国家博物館の文物などを楽しく解説下さいました。

震度4に揺れた夜が明けて、今度は1時間に60mmの豪雨に見舞われた我孫子市でしたが、40名近くのみなさまにご参加いただいてとても楽しい時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。
(秋田桂子)
2021/02/11のBlog
「2050年ゼロカーボン」に向けて、我々の生活はどう変わるのか
産業技術総合研究所 安全科学研究部門 
持続可能システム評価研究グループ
主任研究員 歌川 学氏

世界・日本が気候危機の状態にあります。2050年炭素排出ゼロ目標が、宣言されました。
我孫子市も2020年7月に、「ゼロカーボンシティー」を宣言しました。
我孫子市の現状はどうなのか、私たちはなにをすべきなのか、いま利用可能な節電資材や器材はなにか、それらを利用することによって何がどう変わるのか、まちづくりや雇用の創出に結びつく策はあるのか、などなど身近な課題を解説いただきました。

気候危機のない豊かな地域をつぎの世代にどう引き継いでいくか、今の世代を生きる私たちの大きな課題です。 (秋田桂子)
2021/02/08のBlog
新シリーズ「(続)再訪・絵画を観る喜び」①
写実主義・バルビゾン派
美術愛好家 長野一隆氏
 
長野講師はいままで、名画のある美術館や教会など実に世界の2,208施設(アジア293 アメリカ298 ヨーロッパ1617)を実際に回って来られました。そしてご自身で見聞された名画の数々を、軽妙にお話くださいます。
今回は前回で終了した「ロマン主義」に続いて、現代までの10回シリーズでお話しいただくことになりました。
新シリーズの第1回は、フランスを代表する写実主義の画家ギュスターヴ・クールベ(1819-1877)、風刺版画で一世を風靡したオノレ・ドーミエ(1808-1879)、大地に生きる農民の姿を崇高に描いたジャン=フランソワ・ミレーなどを中心に、オルセー美術館からサンパウロ美術館までの名画を、70枚を超えるスライドで解説下さいました。

ロマン主義から近代絵画が始まり、生きた芸術を作るという現実を直視した写実主義と、自然主義的なバルビゾン派へと西洋の絵画史は発展していきました。(秋田桂子)
2021/01/28のBlog
[ 19:14 ] [ ふれあい塾講座記録 ]
立川談吉独演会

天気予報では午後から雨になり、所によっては降雪を見るかもしれないとのこと。寒さと足元の悪さが気になったのですが、杞憂に終わりました。年初め恒例の「立川談吉独演会」は、60名のお客様にお出で頂き、立川談吉さんの熱演と相まって初笑いを楽しんでいただきました。

立川談吉さんは2008年に7代目立川談志に入門、談志逝去に伴い、立川左談次門下を経て現在立川談修門下でいらっしゃいます。故郷の北海道帯広市で毎年「立川談吉ふるさと落語会」を開催され、池袋でも独演会を続けていらっしゃいます。その他、新宿での定期的な落語会や立川流一門会、音楽ライブでのMC、作詞、朗読の活動などもされています。

きょうは完成度が最も高いと言われた、6代目笑福亭松鶴が得意とした「らくだ」などを話してくださいました。コロナウイルス禍で「上野鈴本演芸場」や「浅草演芸ホール」「池袋演芸場」などが休席となるなか、我孫子で落語噺が楽しめたことに感謝しております。(秋田桂子)