☆シナモンを含むサプリメントの過剰摂取にご注意〜食の安心安全をめぐって

(%エンピツ%)(%手紙%)〜含有する成分クマリンによる肝障害の可能性〜
シナモンは、古くから香辛料としてさまざまな料理や菓子などに使われていますが、最近はサプリメントなど健康食品としての利用も見られます。

近年、シナモンの香りの成分の1つであるクマリンという物質を過剰に摂取することにより、肝障害が誘発されることがわかってきました。
一般的な食生活の中で料理などに使われるシナモンの量は少ないため心配はいりません

ご注意いただきたいのは、シナモンサプリメントなどのいわゆる健康食品です。
摂取目安量を守っていれば問題はありませんが、過剰に摂取した場合、耐容一日摂取量を超えることがあります。
サプリメントなどの場合には、過剰に摂取する可能性があるので、注意が必要です。

ドイツでは、ドイツ連邦リスクアセスメント研究所(BfR)が、耐容一日摂取量(人が一生涯にわたり摂取しても健康への影響上問題ないとされる一日当たりの摂取量)を、0.1mg/kg体重に定め、注意喚起をしました。

シナモンを含むサプリメントの過剰摂取にご注意
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kenkou/anzen/anzen_info/others/coumarin/index.html
<写真:セイロンシナモン>

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(%エンピツ%)(%手紙%)<<キノコ追加情報>>スギヒラタケの摂取は控えましょう/千葉県 
平成16年10月に新潟県及び山形県で、また平成19年及び本年に新潟県でスギヒラタケが関係すると疑われる急性の脳症(疑い症例を含む)が発生しています。

急性脳症の原因は特定されていませんが、スギヒラタケとの因果関係は否定されていません。
スギヒラタケの安全性が確認されるまでの間、念のため、スギヒラタケの摂取は控えていただくようお願いいたします。

なお、スーパ等で販売されている「ヒラタケ」は、スギヒラタケとは全く別の種類ですので、安心してお召し上がりください。
千葉県ホームページ
http://www.pref.chiba.lg.jp/syozoku/c_eisi/date/food_poisoning/sugihiratake.html
林野庁ホームページ
http://www.rinya.maff.go.jp/puresu/h16-10gatu/1026sugihiratake2.htm