DV相談、最多 増える面接希望/ 千葉県

千葉県に寄せられた2010年度のDV(ドメスティック・バイオレンス=配偶者などからの暴力)相談件数が過去最多の5605件に上ったことが、県のまとめで分かった。
市町村の相談件数も増加傾向にあり、県は「DVに対する県民の認識が高まり、身近な窓口への相談が増加傾向にある。電話よりも面接を希望する相談者が多い」としている。

 県のDV相談窓口となっている女性サポートセンターやちば県民共生センター、県内13カ所の健康福祉センターに寄せられた10年度の被害相談は前年度比7・9%増の5605件。受け付けを始めた02年度以降、07年度の5518件を上回り過去最多となった。

 県内54市町村の相談件数は5021件で、前年度に比べ2・1%減少したが、過去5年間で2番目に多かった。面接相談が6割近い2863件で、電話相談の2158件を上回った。

 県と市町村の合計件数は2・9%増の1万626件。年々増加傾向にあり、5年間で26%増えた。県は「市町村などのより身近な窓口の相談件数が増えている」としている。
http://www.chibanippo.co.jp/news/chiba/politics_economy_kiji.php?i=nesp1311643854

◆「デートDVに関する大学生意識等調査」
平成22年10月から12月にかけて県内の大学生を対象に、デートDVについての意識調査を実施し、その結果をまとめました
http://www.pref.chiba.lg.jp/kyousei/contents/documents/datedv22.pdf