いじめ7万件把握 「実態と差」/文部科学省が発表

2011年度に全国の学校が把握したいじめの件数が7万231件にのぼることが、文部科学省が11日発表した「児童生徒の問題行動調査」で分かった。
大津市立中学2年の男子生徒(当時13)が昨年10月に自殺した問題を受け、各地の教育委員会や学校がいじめの調査を本格化させたのは7月以降。同省の担当者は「把握が十分でない懸念はぬぐえず、うのみにはできない」としている。

 調査結果によると、子ども1千人あたりのいじめの件数は5.0件(前年度比0.5件減)。都道府県別では、熊本が32.9件で最も多く、大分(18.3件)、岐阜(12.2件)など5県が全国平均の2倍以上だった。最も少ないのは佐賀の0.6件。福島(0.8件)、和歌山と宮崎(0.9件)の計4県が、1千人あたり1件を下回った。
http://www.asahi.com/national/update/0911/TKY201209110581.html

◆平成23年度「児童生徒の問題行動等生徒指導上の諸問題に関する調査」について
http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/09/1325751.htm