熊本地震(益城町)と九州北部豪雨災害(朝倉市)の被災地を訪問

7月14日から16日まで熊本県益城町に、そして17日には福岡県朝倉市に行ってきました。益城町は8月はじめの出前プレーパークの準備でしたが、朝倉市には日本冒険遊び場づくり協会の理事と一緒に入り、地元の方に案内して頂きました。

益城町
ガレキはほぼ撤去され、更地が目立ちました。益城町最大のテクノ仮設住宅も、集会所前が芝生になっていたり、広場が整備されていたり、見た目も変わってきていました。今回は西宮市社会福祉協議会のイベントで販売する手芸品を購入することも目的でした。以前の女性たちのグループを訪ねましたが、あまり作っていないとのことで、別の仮設住宅のグループを紹介してもらって購入できました。仮設住宅入居から1年足らずですが、人間関係などの変化を感じました。
出前プレーパークは、8月5・6日はテクノ仮設住宅の「みんなの広場」で、7日は益城町立広安西小学校で実施します。兵庫県復興サポート助成のための同意書も、テクノ仮設住宅自治会長さんと広安西小学校校長先生から戴くことができました。
15日の夕方からは益城町の認可保育所の夏祭りを手伝いました。地震で倒壊し、5月から新しくなった保育所ですが、建物だけで精一杯で、中にはオモチャがなく、この夏祭りの収益を当てようという保護者たちの熱意が伝わってきました。

朝倉市
市内の子育て世代が、朝倉にプレーパークを作ろうと講演会を企画していましたが、今回の豪雨被害で中止に。とにかく朝倉に行くという講師に同行させてもらい17日朝合流しました。地元の方が私たちを迎えに来て下さって、被害が酷かった把木地区に入りました。
運転しながら「流木が大分除去されている」と仰ってましたが、報道で見るより酷い現状に言葉も出ませんでした。避難所にも立ち寄りました。この地区のコミュニティーはしっかりしていて、住民主体での運営になりつつあるとのことでした。
土砂と流木で、川沿いの道路と同じ高さになった川底。その上流に自宅があるという女性が通りかかり、避難勧告が出ているので戻れないと嘆いておられました。
田んぼもビニールハウスも大量の泥でうまり、まだ行方不明の方の捜索が続く中、今後の支援を考えないといけないのですが、まずは募金を集めることではないかと思いました。
NVNAD理事 米山清美