2007年7月16日に発生した中越沖地震から10年。7月29日に新潟県刈羽村において開催された10周年事業に参加させていただきました。シンポジウムでは『中越沖地震から10年、未来に向けて…』というタイトルのもと、刈羽村職員からの報告に続き、当時、刈羽村に駆けつけた名古屋、地元中越の団体、NVNAD、そして、刈羽から救援に向かった東日本大震災の被災地岩手県野田村の方からの発表があり、当時の対応について、そしてこの10年について振り返り、意見交換が行われました。多発している自然災害に対する支援活動の経験や教訓が活かされ、迅速な対応がなされるようになった一方で、システマティックに対応するあまり、漏れてしまうものがあるのではないでしょうか。効率を求めすぎると、大切なものが見過ごされてしまう場合があります。今回のシンポジウムにおいて振り返る機会をいただいたことにより、おひとりおひとりを大切にした丁寧な活動を行っていきたいとの思いを再認識することができたように思います。
会場では、刈羽村社会福祉協議会主催の福ふくフェスティバルが開催され、その一角で第5回コナモン大会を実施いたしました。その模様については、次のブログでご報告させていただきます。
刈羽の方々とは、東日本大震災の被災地である岩手県野田村や熊本地震の被災地、益城町において、一緒に活動してまいりました。発災直後に支援活動にうかがってから10年、刈羽の皆様との繋がりが当時以上に幅広くなっていることを実感させていただいた今回の訪問でした。