10月20日〜22日の日程で、福島県郡山市を訪問、活動しました。
今回の訪問では、西宮から支援を続けさせていただいている仮設住宅のお茶会参加のほか、東原団地の復興住宅において開催されたお楽しみ茶話会のお手伝いもさせていただきました。東原団地の集会所においては、NPO法人ハートネットふくしまさんが、お楽しみ茶話会と称し、毎月住人の皆さんと料理やお菓子づくりを行い、復興住宅におけるコミュニケーションの機会を提供しておられます。10月のメニューはたこ焼き。集会所には、雨にもかかわらず20名以上が集まる盛況ぶりでした。最初は「たこ焼きは焼いたことがないから…」とおっしゃっていた方も、いつしか夢中に。4つのたこ焼き器はフル稼働で、用意していた生地は予想以上に早く無くなりました。すると、参加者のおひとりが、自宅に粉を取りに行かれ、追加で焼くことに。ボランティアも交え、わいわいお話しながらのたこ焼き茶話会は、あっという間に時間が過ぎました。皆さんと片付けをして終了。笑顔で帰っていかれる姿を見ることができました。

東日本大震災から6年半が過ぎましたが、その間、ハートネットふくしまさんは、被災者を中心に見据えた活動をずっと続けてこられました。20日に伺った仮設住宅では、病院に行くため、息子さんに車椅子を押してもらっていたおばあちゃんが、吉田さん(ハートネットふくしま理事長)の姿を見つけるやいなや、満面の笑みで両手を必死に振っておられる姿を目にしました。その様子から、ハートネットふくしまさんがこの6年半、いかに被災者に寄り添い、支援してこられたかが伝わってきました。
 被災者、被災地支援の活動に携わる中、継続することの意義とともに、その難しさも感じてきました。自然災害が多発する中、継続した支援を行うことは難しいのが実情ではありますが、今回の訪問を通して、NVNADが大切に考えている中長期的支援を、可能な限り行っていきたいと改めて感じています。