ぼうさい探検隊マップコンクール表彰式に参加してきました。

1月27日に東京の損保会館で行われた「小学生のぼうさい探検隊マップコンクール表彰式に参加してきました。今年は2,582作品が寄せられ、審査の結果、入選17作品、佳作100作品が選ばれ、表彰式では入賞した9作品の応募者の皆さんに表彰状と記念品をお渡しさせていただきました。
わがまち再発見賞(NVNAD賞)は、愛媛県愛南町立家串小学校の「家串カルテット」の皆さんによる「自分の命は自分で守る!ひなん場所からひなん所へ」にお贈りさせていただきました。海岸沿いのまちに住む小学生が、避難所に向かう道のりを実際に歩いてみるなかで見えてきた自分たちのまちの災害特性に気づいたり、発災後のまちの様子をイメージしながら避難路の安全性について考えたことなどを丁寧に表現したものでした。。

表彰式の会場には、入賞9作品と審査員特別賞8作品の計17作品が展示されていましたが、「防災」をテーマとした作品に加えて、「交通安全」や「防犯」をテーマとした作品もあったり、立体的な作品やクイズ形式になった作品があったり、なかにはLEDの豆電球を使った作品などもあり、スタートから十余年の歳月を経て、小学生による探検マップは大いな進化を遂げています。
今やマップづくりは防災にとどまらず、自分たちのまちに関心を持ったり、広くまちの特性や課題について考えるための「学び」のツールとして活用され、マップづくりを通して子どもたちと大人とのコミュニケーションが図られたり、学校や地域コミュニティの一体感の醸成にもつながっているように感じられました。
表彰式の最後に審査委員長の室崎先生から、このコンクールにかける思いとして、一枚の模造紙の長編の長さがおよそ1メートルとして、マップを縦につなげた長さが富士山の高さを超えるくらいの作品(3,776作品)が寄せられることがご自身の夢だと、繰り返しおっしゃっていました。室崎先生のご期待通り、このコンクールがさらに充実したものととなり、こうした取組がきっかけとなって、防災の活動やまちづくりに取り組む地域が今後ますます増えていくことを願っています。 (副理事長 檜垣)