大阪北部地震での支援活動(第2弾報告)

6月21日(木)
朝から吹田市災害ボランティアセンターに行ってきました。午前中の活動は、50代の女性から、余震が怖いので本棚の上の荷物を下してほしいというご依頼で、吹田市社協職員と大阪狭山市社協職員と3名で対応させていただきました。お話をお聞きすると地震当時、お母様が寝ていたベッドの横にあった家具が倒れてきて、もしその時寝ていたら完全に下敷きになっていたので、そのことを考えるとぞっとするとおっしゃっていました。家の中の片付けは終えられていましたが、余震のこともあり毎日不安な思いをされている様子だったので、このように不安な日々を過ごされている方はたくさんおられるように思いました。今後も地元の民生委員さんなどによる定期的な見守り活動が大切だと感じました。

午後は、前日からの継続作業として、吹田市社協職員と吹田市ボランティア連絡会のボランティアさんら4名で家の片づけに伺いました。今回で3日目の活動となりましたが、一番奥の部屋の片づけに目処が付いたので、この日で作業は終了となりましたが、家主の方の笑顔が少し拝見できるようになったので、こちらも少しホッとしました。地震により家屋内の被害だけではなく、精神的にも大きなダメージを受けて、気力ややる気を失われた方の心のケアも必要だと思いました。その後、吹田市災害ボランティアセンターに戻り、活動報告会に参加しました。この日の対応件数は22件、ボランティアは35名。この日から、徳島県海陽町社協さんよりボランティア用のワッペンが500枚提供あったり、大阪府下の社協職員が応援に加わったりと、日々状況は変化しています。

6月22日(金)
午前中は、吹田市総合福祉会館にて、理事長渥美と今後の活動について打ち合わせを行いました。サンテレビより災害ボランティアの活動内容についての取材依頼があり、吹田市災害ボランティアセンターのスタッフを紹介させていただきました。本日のニーズは新規27件、完了16件、継続2件、調整中22件、ボランティア実数 33人でした。ポスティングにより少しずつ依頼が来ているようです。午後は渥美と西宮の事務所に戻り事務処理などを済ませたあと、神戸での休眠預金の会合に出席しました。そして、夜は近畿ろうきんからのお誘いで、大阪市内で開催された障害者団体等による大阪北部地震支援についての会合にも参加させていただきました。

6月23日(土)
この日は、昼前に吹田市災害ボランティアセンターに訪問し、朝から活動に参加していた大阪大学の稲場先生と学生さんに合流して、午後の活動に加わりました。昼頃からは雨が激しくなり生憎のお天気でしたが、活動は予定通り行われました。この日はマンションの7階に1人でお住まいの70代の高齢者からのご依頼があり、地震で倒れてきたタンスを元の位置にもどしてほしいという内容でした。吹田市社協職員と地区福祉委員、一般ボランティア3名の計5名で対応させていただきました。家主に災害ボランティアセンターのことをどこで知りましたかとお聞きすると、新聞とマンション内の掲示板とネットで知りましたとのことでした。複数の方法による情報発信が大切だと改めて思いました。作業終了後は災害ボランティアセンターに戻り、活動報告を行ったあと、センターのスタッフおよび、ボランティア全員で5階から1階へボランティアセンターの大移動を行いました。(6月24日〜25日は1階で災害ボランティアセンターを開設。26日からはまた5階へ)。本日、防災科学技術研究所より大阪府社協を通じて、震度が色分けで表示された大判の地図と、航空写真の地図が届いていました。その他、お風呂無料券も配布開始されました。本日のニーズは新規20件、完了19件、ボランティア実数78人でした。24日(日)以降も活動は継続されます。ボランティア希望者は、ぜひ吹田市災害ボランティアセンターのホームページをご覧ください。(尚、高槻市、茨木市、枚方市などでも募集しているかと思いますので、ご確認ください)