西日本豪雨災害 活動報告(第17報)

8月9日(木)、西宮市社会福祉協議会と共同で、岡山県真備町に第3弾のボランティアバスを出しました。朝6時45分に西宮市総合福祉センターを出発し、バス車内では被災地の状況や活動内容について主催者から説明した後、自己紹介として名前と今回参加した動機を全員からお聞きしました。10時前に職業訓練大学校内に設置されている倉敷市ボランティアセンター本部に到着し、受付を済ませ日赤奉仕団から熱中症予防についての説明を全員で受けた後、真備町の新田(しんでん)サブサテライトがある新田集会所を目指しました。新田サブサテライトには10時25分頃に到着しました。

今回の参加者はスタッフを含め総勢29名で、3グループに分かれて活動を行いました。まず、3グループのリーダーと現地のスタッフとの間で打ち合わせを行い、依頼家屋の場所の確認や必要な資材の準備などを行いました。その後、3グループごとにリーダーから活動内容の説明を行っていただき、活動先に移動しました。活動内容は、すでに庭先に積み上げられていた土壁の土を、土のう袋にスコップで入れていく作業が中心で、床下の泥だしや側溝に溜まった泥のかき出し作業などもありました。

この日現地は曇り空でしたが、屋外での作業が中心でしたので、20分作業しては10分休憩といったペースで作業を進めていきました。昼食は西宮市社協さんが準備してくださった保冷バックに入れていて、グループごとに時間を決めて食べていただきました。またトイレについては、作業したお宅でお借りさせていただくことが出来ました。作業は14時前には終了し、お宅ごとに着替えをすませてから新田サブサテライトに戻ってきてもらいました。活動報告を各グループリーダーから現地スタッフに伝え、資機材などを返却し、バスの待機場所まで徒歩で移動し、14時30頃に帰路につきました。帰りのバス車内では、全員からひとことずつ感想をお聞きしました。

以下、ボランティアさんの声を紹介させていただきます。「テレビで見ていたが悲惨な状態にビックリした」「1か月がたってもこの状態にショックを受けた」「まわりのお家が片付いていく中で、自分の家が取り残されているのがとても不安だという被災者の声を聞いて、生活再建への大変さがよくわかった」「見た目と作業の大変さに違いがあった」「被災住民は気持ちの整理がつかないまま作業をされている。まだまだボランティアの応援が必要だと思った」「人のために汗を流せることはいいことだと思った」「ボランティアバスは初心者にはいいと思った」「見た光景を帰ったらまわりに伝えたい」「生活面の支援だけではなく、精神的な支援も必要だと思った」などなど、被災地で感じた感想を色々と述べていただきました。このボランティアさんの声をこれからの活動に生かせていきたいと思います。ご参加くださったボランティアの皆様、そして、グループリーダーを務めてくださった皆様、本当にありがとうございました。

最後になりましたが、今回も西宮市社会福祉協議会の皆様には、準備から当日の運営まで多大なご協力をいただきましたこと、改めてお礼申し上げます。今後とも引き続きどうぞよろしくお願いいたします。