台風19号豪雨災害における支援活動(第7報)

11月29日から12月2日にかけて3泊4日うち車中泊2泊の日程で、長野県千曲川氾濫地域におけるボランティア活動を行いました。今回は、株式会社フェリシモ様の地球村の基金から助成金をいただき、バスツアーのかたちでの活動が実現しました。その名も、ボランティアバス フェリシモ号 大学生と社会人を合わせ計21名での活動となりました。

11月29日の夜に西宮を発ち、翌朝長野市災害ボランティアセンターりんごサテライトに到着、同ボランティアセンターを通して活動を行いました。
現地は、千曲川が決壊した場所からとても近いエリアで、殆どの家屋や施設が2m近く浸水していました。水害から1か月経過していましたが、家屋の片づけや堆積している泥の片付けがまだ追いついていない場所も多く、被災した家屋内での清掃作業や、側溝にたまった泥かきや田んぼの整地作業に従事しました。

今回のバスツアーでは、幅広い年齢層や異なる職業の方にご参加いただきましたが、チームワークよく活動している様子が印象的でした。災害ボランティアの経験豊富な方と初体験の学生さんがチームとして一緒に活動したことにより、スムーズに作業できただけでなく、参加者各人が気づくこと、得ることも多かったように思います。

また、汚れてしまった写真の修復作業にもあたりました。遠い被災地に何度も足を運ぶことは難しいため、戻ってからもできることを…と、大阪大学や関西学院大学の学生さんが関心をもってくださり、現地から写真をお預かりしました。帰阪後、早速作業にあたってくれています。
現地での活動は2日間でしたが、今後も何らかのかたちで支援活動を行いたいとの声が多く、今後につながる活動ができたように思います。

今回はバスツアーというかたちをとれたことで、これまで気持ちはあってもなかなか災害ボランティア活動に足を踏み入れることができなかった方々の参加に繋がったことは大きな成果でした。参加者の皆様、お疲れ様でした。
そして、株式会社フェリシモ様に心よりお礼申し上げます。