少し寝坊のお姉さま、
毎朝一度起きて雨戸を開けてからもう一度布団に戻るそうです。

「雨戸を開けないと、お隣さんが心配して訪ねてくるのよねぇ。
だから頑張って雨戸だけは毎朝開けるのよ」と少し迷惑そうな、
それでいて安心しているような顔をして話していました。

新木のまちでは雨戸の見守りというものがあります。
朝になっていつまでも、雨戸が閉まったままでいると、ご近所さんが心配して声を掛けてくださいます。

先日、独り暮らしの虹の家 利用者のお向かい様から、まだ雨戸が開かないんだけと心配する連絡が。
職員が訪ねると、「少し気持ちが悪いの」と熱中症の症状。そのまま救急車で病院へ向かい入院。
幸い症状が軽く、翌日にはご自宅に戻りました。

雨戸を開けることで守られる命
そんな新木の絆の中で高齢者の生活を守る「虹の家」でありたいと、思いを新たにする出来事でした。