ウシガエルの駆除

ウシガエルのオタマジャクシを網ですくっての駆除作業。

ウシガエルは特定外来生物です。
これ、何かっていうと、もともと日本にいなかった外来生物のうち、生態系などに被害を及ぼすものを政府が特定外来生物と指定していて、飼育・栽培・保管・運搬・販売・輸入などが原則禁止されています。特定外来生物は、「入れない」「捨てない」「拡げない」が被害を予防する三原則。
残念ながらすでに入ってしまっているので「拡げない」ために、大切な作業なんです。

ところで、なんで今頃オタマジャクシ???
と、新米谷津守人は恥ずかしながら不思議に思ったのですが、ウシガエルのオタマジャクシは越冬して翌年にカエルになるのだそうで、カエルになる前の今が駆除するチャンスなんですね!

さて、特定外来生物であるウシガエルをなぜ駆除しなくてはいけないか、国立環境研所の侵入生物データーベースによると、こう書いてありました。

在来生物に対する捕食・競合
影響を受ける生物:(1)昆虫類や他のカエルをはじめとする多くの小動物が捕食の影響を受ける.(2)水辺に生息するトノサマガエル,ダルマガエル等の種が食物等を巡る競合の影響を受けうる.
https://www.nies.go.jp/biodiversity/invasive/DB/detail/40020.html)

こちらは親子で駆除をしてくださった会員さんの写真です。
オタマジャクシもジャンボですね!

がんばって駆除してくださりありがとうございます。
でもまだまだいるんだろうなぁ。
特定外来生物との戦いはタフな戦いです。

環境省のこのパンフレット↓を参考にさせていただきました。
https://www.env.go.jp/nature/intro/4document/files/r_bullfrog_shikoku.pdf