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Social Design Fund
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ジャンル:KKのNPOガバナンス考
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2010/05/15のBlog
[ 18:09 ] [ KKのNPOガバナンス考 ]
CASA奥さんのブログを見ていて,ふと思いついたこと.

社会起業を雪遊びに例えると...

「雪ダルマ」起業と「かまくら」起業

「雪ダルマ」は,
核となる雪玉を作って=核となるサービス&人材
転がす=サービスを充実させて,お客さんが増えていく

いわば,雪だるま式足し算(玉が転がった側面に雪が付いていく率を表わす数学).


「かまくら」は,
かまくらの全体の大きさが決まって=サービスのMAX量が決まって
かまくらを掘る(積んだ雪をスコップでくり抜いて人が入れるスペースを作る)=できるだけ多くのサービスを提供できるようにする

無駄なく,ギリギリまで削ると,それなりに快適なスペースができるけど,
削りすぎると天井が落ちてきてビジネスが破たんする.
逆に,削り方が足りないと,不快なスペースになる.

いずれにしても,引き算


社会起業に限ったことではなく,すべてのビジネスの起業で,単純にどちらかに起業家は分かれるんじゃないかな,と.

社会起業では,いかに「雪だるま式足し算」を実践し,続けられるか,が問われる.

というのも,社会起業で「かまくら」を選択してしまうと,そもそもの雪の量が少ない(=顧客から得られる利益がゼロかマイナスだから)ので,すぐに行き詰ってしまう.
で,もう1つ「かまくら」を作ろうとする.
これは,愚の骨頂で,すぐ行き詰る事業を,もう1つ作るだけ.
と,起業家は,さらに忙しく,そして,さらに所得が少なくなっていく,負の連鎖に陥る.


「かまくら」のような引き算ビジネスは,かんなりシンドイ...

さらに,「かまくら」は,場所を移動できないので,発想も小さく・狭くなっていくだろうし.
また,見方を変えると,「かまくら」”しか”掘れない起業家(特に社会起業家)は,本来的に起業に不向きだと思う.

これは,よく管理された組織で働いた人は,起業しても失敗することと,根本は同じ.
管理されないと働けない人は,かまくらを削る仕事,削られた雪を運ぶ仕事,削られた表面を滑らかにする仕事という様に,さらに細分化された仕事しかできないから.

まあ,起業家は全部のかまくら作りはできるようになると思うけど,結局,引き算ビジネスに変わりはない

「かまくら」を選択するのなら,いかに大きな土台の雪を用意できるかに尽きる.
レストランなら席数,工場なら生産ライン数という様に.


対して,「雪ダルマ」とは.
これは,フェアスタートとか欧米の採算が取れているNPOのように,
本業に肉付けしていく=雪玉を転がす
フェアスタートだと,レストラン+若者雇用・就職支援+ケータリング+ゲストシェフナイト(CSR)
部品工場系だと,部品工場+若者雇用・就職支援
という感じで.

ここで大切なことは,玉を2個転がすのは至難の業,ということ.
雪ダルマ作ったことあれば分かると思うけど,バレーボールくらいの玉なら2個転がせるけど,直径1m位になれば,全身&両手で転がさないと動かない

この点が,起業に際しては全力投入を求められる所以かも.

そして,もう1つ重要なことは,「玉を転がす」と「玉が転がるようにする」は違うということ.

”おおっ,大きな雪玉できたやん.もっと大きくして,めっちゃでかい雪ダルマつくろう
って,感じでビジネスパートナーを確保する.

と,玉は転がるようになる.

斜面を転がしちゃえば,自動的に大きくなっていくしね.
そうなれば,谷とか村とかを避けつつ,次々と雪原を用意すればOK


CASAは,けっこう良い感じの玉に育っていると思う.

ただ,レストランという業態は,「かまくら」に陥りがちとも思ったり...

「雪ダルマ」できる人が,「かまくら」作るのなら,まあ,なんとでもなるけど...
「かまくら」しか作ったことがない,というのはマズイ

年々,「かまくら」人材が増えてきている感じなので,CASAコアメンバーは大丈夫か???と,尚更気になるかも

2010/01/26のBlog
ここ数年,「NPOの代表でNPOがメインの仕事です」と言っても,7,8年前ほどは驚かれなくなりました.
ただ,年収的なイメージは,200万とか300万とかなんだと思うけど・・・

同時に,ここ数年,「NPOって伸び悩んでいますか?」と聞かれることも増えた.
社会的認知度が上がっているけど,例えば兵庫県のNPOエネルギーなんかも,10年前の方が大きかったし輝いていた気がする.
まあ,NPOの存在そのものが新しかったし,何でもできる的な期待感もあったし.
過去は美化されるものだし,一概には言えないけど.

そして,最近は行政の方から・・・
うちの自治体では積極的にNPOとかCB(コミュニティ・ビジネス,最近はSB:ソーシャルビジネスというのが日本流?)にお金を出してきたけど,起業系の補助金を出した団体のその後も大きく飛躍できていない気がするし,中間支援系も成長がない気がする.正直,何が足りないと思いますか?」と.

なになに兵庫県庁の人がそう言ってんの?,と思われるかもしれないけど,これは全国共通の自治体担当者の認識です.
今の仕事柄,全国各地の自治体の人や中間支援系NPOと話すけど,多少の温度差はあれ全国共通ですね

で,僕の答えとして,ここ数年は,
NPOサイドが悪いし,だらしないし,経営能力が無いんですよ
というもの.
指定管理の単価設定とか,補助率とか,補助金の使途で人件費NGとか,行政サイドの課題ももちろんありますが,そんな些細なこととは比べられないくらいNPOサイドがだらしない...,と思います,と答える.

新しいISO云々というレベルの問題ではなく,もっと根本的に,
NPOの倫理・モラル
の問題だろう,なと.

それは,単純なことで・・・
改善や新商品開発ができない組織は,すぐに存在価値が無くなる
ということ.
要は,普通の小規模企業がしていることくらいできないと,NPOも先がないということで,極々自然の理.

僕は運良く兵庫県のNPOの初期から動向を感じることができ,8年くらいは中間支援系のNPOで仕事ができ,キャリアを積むことができています.

その中でここ数年強く感じていることは,
NPOって何?,おもしろそうやんという期待感でお金が出た時代は終わった
ということ.
兵庫は震災もあって10年くらい社会実験?期間があったけど,他の地域は3~5年くらいかなと.

一部の指定管理などは表向き期待感とかよく分からない感で,相対的に高い単価水準で出ることも時々はありますが・・・
が,1回目の契約がピークで,2回目の時は減額され,どこで減額が止まるかの戦いになるし...
それも大手のビル管理業者が退職者雇用時給単価で勝負かけてくるし.
そして,ほとんどの行政とNPOの業務委託(≒PPP:Public Private Partnership)は価格競争状態だし.

要は,ある意味,最初の5年くらいが勝負なわけで,そこでミスすると,まあ将来のその地域のNPO全体に悪影響が出てしまう...
なので,各地の中間支援系や福祉系の先駆NPOには,期待するところ大なわけです.


それで,今まさに,社会実験と位置付けてよいステージが,各地で終わろうとしています.
端的にいえば,行政サイドが厳しい財政状況なので,新規予算化が極めて困難,これまで名を変え品を変えやりくりしてきたNPO支援系の予算も減額されている,という状況になっているから.

当然のことながら,地域行政レベルで事業運営できないNPOが,企業のCSR等と業務提携するのは不可能だし.

NPOが依拠する社会的マーケットが小さくなっていくわけです
(もちろん,若年ホームレス,片親家族の子育て,子どもの虐待など社会的必要は増えていっていますが)

となると・・・世の中の常識では,
改善や新商品開発ができない組織が退散していく
はず...

結果,厳しい経営環境でも,改善や新商品開発を行って,次につなげていこうとするNPOが残り,NPO業界全体の状況は良くなっていく可能性が高くなります.

が,しかし・・・現実は・・・,
ミッションを持ちだしてきて,ボランティアベースのNPOとして残ろうとする.

誤解されないように補足すると,ボランティアベースのNPOは社会に必要.
何がまずいかと言うと,

× 前は給料が普通に払えたけど,経営が厳しくなってボランティアベースで生き残ろうとする=経営に失敗したNPO

○ 取り組んでいる社会的必要の種類によって,そもそも当初から人件費が捻出できず,ボランティアベースで経営している=本当に必要なNPO
は違うということ.

前者の経営に失敗したNPOは,はっきりいってモラルに欠けるし,行儀が悪い.
NPO業界全体に悪影響が出る.
再度,企画提案力をつけ組織を改善していくという当然のことを実行するのなら,情状酌量の余地はあるけど,実行できないのなら潔く引き際を.

兵庫・大阪でも,そんな”行儀悪い”NPOが増えたのでしょう.
全国的にもそうだと思う.
その結果,行政職員やNPO関係者の認識が,NPOの伸び悩みや,補助金成果の満足度の低さ,として表れているのだろうな,と.

と,後者の本当に必要なNPOにとっては,全くもって迷惑な話ですよね
一緒にされてしまうわけで

まあ,行政職員が”目利き”できるようになればよいのですが,行政組織上,個人の判断は入れ辛いしね.
企業とか財団は,目利き力をどのように付けていくかが課題!!

2009/08/30のBlog
[ 00:12 ] [ KKのNPOガバナンス考 ]
[以下は,KG-TANKはんちゃんのブログに便乗しつつ,補足も]

2日目は,親切なタクシー運転手さんに助けられ,フェアスタートのCafeへ.

小規模で現実的な感じ.

昨日もあれっ?って思ったことなんですが,スターバックスが前面に出てきている.
カップにはスターバックスのロゴが入っているし,お店の中にも「誇りを持ってスターバックスのコーヒーを入れています」なんて看板があるし.

CSR的にスターバックスはかんでいるのか??
→コーヒー豆を無料で提供しているとか,無料でレシピを教えているとか...


一方,フェアスタート側の思惑はどこにあるんだろう??


そんな中で,KG-TANKのブログにある
1))大手A社にパートナーになってもらってそこのAの企業(→スターバックス)の商品を売るのか。。

2))それとも、名のあまり知られていないB社にパートナーになってもらってそこのB社の商品を売るのか。

のような話がでて.


現実的に,たとえば,
①ドトールのような安売り系ではなく,スターバックスのように価格設定がしっかりしているブランドのコーヒーを,
仕入れはCSRとしてコストゼロで,
③販売価格はスターバックスと同じで,
売上のマージンもゼロ
なんて条件だったら,魅力的だな


でも・・・

大手と組むと確実にOne of themになってしまう
下手をすると(というか高確率で),下請け・子会社的な印象を与えてしまうかも


で,対案としてでたのが,Pura Vida Caffe
同じシアトルにあるフェアトレードで先駆けな会社.
 →HPを見ていたら,こんなパートナーシップもあるんだ


スターバックスとPura Vida Caffe,どちらを選んだほうがメリットが大きいか?


僕は,ほとんど迷わず,Pura Vida Caffe.
単純に言うと,「なんかおもろいことできそうやから,一緒にやってみよう」的なノリ.

スターバックスは,おそらく,ある程度マニュアル化されていて,その範囲内でとなるだろう...

プラス,ビジネス的に言うと,Pura Vida Caffeであれば,
①パートナーになれる
 実態・実質として.他方,スターバックスは,まあ,その他大勢の1つ止まり.

②フェア・トレードという付加価値をつけられること
 CASAの場合,広い意味でのフェア・トレードだし.

③お客さんは少なくても全然OKやねん!
 ”どうしてもCASA的な熱狂的ファン”を確保しないとダメでしょ.
 かつ,そもそも,当分は,対応できるお客さんの数が少ないし,少なくてOKなわけで.

 ということは,”なんとなくCASA”なお客さんを確保して,顧客数を増やさなくてOKなわけだ.


と言いつつも,この問いに対して,正解はない

実際にCASAがビジネスとして存在して,パートナーを選ぶという状況であっても,まあ,正解はない.
やってみないと分からない.


ただし,この手の選択とその後の対応は,絶対に間違ってはいけない.


なんというか,NPOとか社会起業っていうのは,
帆船を操縦しつつの旅

風がないときに,一生懸命に帆をはって進もうとしても,無理.
風がないときは,旅の準備に集中すればいい.

で,風が吹いたら,どんな風でもよいわけではない.もちろんね.

絶対に間違わずに正しい風に帆をはらないと

大切なのは,都度,正しい風に帆をはり続けること.
 →次回,KKのNPOガバナンス考「絶対音感」につづく


誤解しないでと思うのは,正しい風にMAXのスピードで乗れってことじゃない.
正しい風に乗っても,多々失敗するわけで.

正しい風に帆をはって,次につなげるってこと.

正しい風に乗って進んだ先には,次の風が待っているから.
次の風に乗る準備をしつつ,今の風を楽しみつつ



KG-TANK-CASAの3人衆よ.
次週サンフランシスコに向けての補足.

なんで米国まで来て,スタディツアーをするのか?

それは,NPO人というか,社会起業家がまとっているオーラを感じることなんだ.

それも,今まさに前に進んでいる人の.
創業・起業している,まさにそのプロセスにいる(現在進行形で歩いている)人たちに会うことがベストなの.

完成形になってしまうと,どうしても守勢がでちゃうし.
まとまっているビジネスモデルに関心がいってしまう...

はっきり言って,完成されたビジネスモデルって,まあ,どうでもいいのよ.

傍観者にとっては面白いんだろうけど,われわれ創造者にとっては,「ああ,そんな方法もあるね」程度で充分.

あくまで自分たちの事業を軸に据えて,ブレずにいつつ.
絶対音感を纏いつつね.

2009/06/27のBlog
[ 12:13 ] [ KKのNPOガバナンス考 ]
特にNPOに限った話ではないですが.
小さな規模の組織,なかでも,起業期にある場合.

経営を支える要は何か?

マルチタレントな人材

そうなんですよ,結局.

この1年,経産省事業で全国の中間支援系NPOとご一緒し.
で,各地の”おもしろい”NPO人に出会い.

組織を立ち上げる最初は,まあ,なんともいえない熱気みたいなものがあって.
まあ,なんとかなる
財政規模も小さいから事務処理も少ないし.

5年が経過し,10年を迎え.
事業が順調に進めば,組織を維持するために不可欠な”見えない・見えづらい”仕事が増える.

行政系の仕事なんか持っていると,余計な手間が増えるし.

この前のわかやまNPOセンターだと,ゾウを救出中の彼.

決して経営は楽ではないけど,でも,前進しているNPOには,
彼のような人材がいる.

那覇のKさんいわく,「そんなNPO人たちとゆっくり話したいねぇぇ」
その通り.

近いうちに実現しましょう

2008/11/25のBlog
[ 02:33 ] [ KKのNPOガバナンス考 ]
[KG-TANKの関連したBlog]
[そういえば安西監督も言ってた・・・KG-TANKの関連したBlog]


「断固たる決意!」「何事にも揺らがない強い決心!」

ディタミネーション(良き事例はダービージョッキーって漫画を参照


NPOや最近流行りの社会起業家などの社会性を持った事業を起業する時,
何が最後に実現か否かの分けれ目となるか.

それは,ディタミネーション


親(今の団塊世代前後)は,まず分かってくれない.
普通にサラリーマンをしているとか,公務員をずっとしていたら尚更.

親もそうだけど,プライベートのパートナーの場合はけっこうヘコむでしょうね...

まあ仕方がないけど,唖然としちゃうのが,新聞とか雑誌,TVとかに出ると,
態度てのひら返し”をかまされるとき.
または,○○省とか○○財団とかのみんな知っている有名なところから仕事がとれた時とかにも.

やってることとか,見ているものとか,話していることとか,将来のイメージとかは,あんまり変わらないのにねぇぇ...

あなたは今まで僕の何を見てきたの???


「ふざけんなおまえっ」,って何度も電話をブチ切ってきたさ.


自分自身のこれまでを振り返ってみると,もちろん宝塚NPOセンター&森さんという組織に恵まれたことは大きいけど,同時に,断固たる意志は行動で示してきたんだろうなと.

けっこうエネルギー使ったけど...

親よりも年上の人とガチで喧嘩してきたし.
僕は一切引かないしね.

しょーーーもない仕事のやり方に邪魔されながらも,なんとか無視&排除して.


2008年度に入って,経済産業省事業とかIIHOE・CANPAN事業とかで全国の同業者と会う機会が増えたけど,
「そこであきらめちゃうんだ」
「ああ...そこで妥協して仕事の手を抜くんだ」
「で,3年後の自分は,どうしていたいの??」
などと,ふと気づいてしまうことが...

サラリーマンみたいなNPOスタッフに会うことも増えたし.


社会的起業なんてものは,自分にしかできないオリジナルを創りだすことなので.
誰もやっていないことをやるんだから
かつ,そのオリジナルを必要としている人が必ず近くにいてくれるわけで!


それはそれは,楽しい仕事だし,言葉には表せない”素敵な時間と雰囲気”に出会えるわけです
素敵な人と信頼し合って仕事ができるわけだし.


仕事で「あなたじゃなきゃダメ!」って”本気で”言われている人ってどれくらいいるんでしょうね?

部長級以下のサラリーマンとか公務員などは,現実的には,”替えがいくらでもきく”わけだから.


まあ,同世代と同じくらいの年収であれば,

オリジナルな仕事で,社会的課題を解決しつつ,素敵な時間を共有できる 
 VS
替えがいくらでもきく,○○会社の課長であれば,山田でも佐藤でも田中でもOKな仕事

だったら,答えは簡単なはずなんですが...


さらに,だれでも挑戦できることではないから,自分たちよりも若い人たちには,チャンスがあれば挑戦してほしいと思います.


「ディタミネーション」と「もおぅっ,めっちゃ好き」って気持ちがあれば,社会起業&NPO起業は実現できます.

約8年の経験から,この両方が揃っていれば大丈夫!


経営戦略で大きなミスをしない限りは...

2008/11/07のBlog
期待していたサンフランシスコのNPOとの提携コンペに負けて,やや傷心

まあ,Social Design Fundの存在感は示せたので
全体としては満足のいく,清々しい感じです.

企画提案も現段階の最高なものだったし,東京でのミーティングも全力だったし,提携先企業へのPRもできたし,SDFのフットワークの軽さ・ノリの良さ・前向きさを魅せることができたし,そして,時折笑いやジョークを入れつつできたし

今回のコンペをきっかけに良いご縁 ができ,
これが一番の収穫ですね
これから具体的な中身づくりにつなげていきたいです.

SDFがパートナーシップを組んでいるNPOにとっては,このCSRプログラムのサービス・クオリティが高くなっていけば,メリットを享受できるわけで.

NPO全体にとっては,こういった”使える・メリットのある”CSRプログラムを増やしていき,かつクオリティや使い勝手を高めていく.

そのプロセスのなかで,SDFはユニークなパートナーシップやコラボレーションをつくっていきたいわけです.

効率的かつ効果的にね



さて,一方で...

コンペに敗れ,中間支援NPOとして,フルタイムスタッフ1人分の資金を失った,それも継続的な資金を失った,ことになります.

SDFの場合,関西ええこと.motや中間支援機関の基盤強化事業(経産省事業)など,相乗効果を期待できる事業を抱えていただけに,本当にイタイ


企画提案→コンペ→実際の事業化プロセスを経て,フルタイム1人分の人件費を確保することは,今の時代,本当に大変なのです.

もう手をかけていて,グッと引き寄せていただけに,余計ね...


NPOにとって,なかでも具体的・実務的なサービスを持ちにくい中間支援系のNPOにとって,
企画提案を常に行っていくことは生命線.
で,かつ,常に最終の選考に残っていれば,そのうち未来が拓けるはず


何度ダメでもあきらめずに,手を抜かずに,かつ,楽しんでいればね.


気持ちが折れて,その場に立ち止まってしまうというか,妥協してしまうと,あっという間に差がついてしまいますが...


何も手を打たない=想像できないくらい残酷な未来を受け入れた,ということなのでしょう.
その未来がきた時に気付いても,完全に手遅れ


なんか,初心を思い出しました

2008/08/12のBlog
[ 23:45 ] [ KKのNPOガバナンス考 ]
経済産業省「平成20年度「地域新事業創出発展基盤促進事業(地域新事業活性化中間支援機能強化事業)」って,めっちゃ良いタイミングで着手できたな,と.
あとCANPAN×IIHOEの公益ポータルプロジェクトも.

というのも・・・

全国の中間支援NPOをまわるなかで,自分たちが,これまでしてきたこと,日々していること,これからやろうとしていることについて,様々な人や組織の考え方にふれることができるから.

最近楽しいです.今までとは少し違う楽しさ
初めての試みで,まあよく知らない地域に行くわけで,ちょこちょこ失敗しますが.

さて,前置きはこの辺で.

本題,「NPOのリスクについて

今のNPO業界が直面している”リスク”.

これは・・・
資金的・人材的余力がなく新しいプロジェクトに着手すらできない
 (実態は,スタッフが雇われ人化して言われた仕事しかしないから,頭でっかちになって行動できないから,新しいプロジェクトに着手すらできない,が正しいのでしょうが
VS
新しい提案をできないNPOはすぐに陳腐化する

そのジレンマでしょう.

ここで,新しいプロジェクトが事業化に成功(たとえばフルタイムスタッフ1名分の報酬を確保できるなど)するに越したことはないですが,そんなことは結果論でしかなく...

もちろん,自主財源はNPOの最優先課題ですから,事業化を実現するために全力を出しますが.

が,事業化への成功か否かはあまり問題ではない.


新しい提案を行い事業に取り組むことで,人が育ちます.
それが他地域・他組織に参考事例が無いようなオリジナルなものであればあるほど.

最近強くおもうことは,「未来が拓ける人はオリジナルを表現できたから」ではないかと.

へこむことも多いし,やる気をそがれまくる事態にも直面します.
それでも楽しんでオリジナルを表現できるかどうか

まあ,いけるとこまでは,ね

2008/08/08のBlog
[ 01:28 ] [ KKのNPOガバナンス考 ]
社会起業家ってどのような人なのでしょう??

起業家と”社会”起業家の違いって,つまり,社会的課題を解決することにあるかと思いますが,じゃあ・・・社会的”課題”ってどこからが社会の課題??

個人の課題,家族の課題との線引きはどこになるの?

ちょっと見方を変えて.
僕が所属しているNPO法人Social Design FundやNPO法人宝塚NPOセンターで,「サポートしたいと思う,事業パートナーとなれば面白いことができそう,全力で応援したい(これは僕個人の価値観ですが)」などの気持ちになる社会起業家ってどのような人なのか?

いくつか切り口があるかと.

まず,ニーズという言葉を,需要ととらえるか,必要ととらえるか.

Demand(需要) →お金を払ってサービス等を買える人たち
Need(必要) →お金は払えないけど個人・家族ではどうしようもない,困っている人

僕は,社会起業家は,Need(必要)をなんとかしたい人たち(であって欲しい)と.
お金を払える人たちへのサービスは,社会的課題の解決というよりも,個人の満足の充足という面が強いだろう,と.


次に,起業家になりたいのか,社会的課題を解決するために起業するのか.

起業家になりたい →社会的課題を”想像する・プランニングする”人が多い
社会的課題を解決するために起業する →社会的課題を”実感”している人

やはり共感を覚えるのは,後者,社会的課題を”実感”している人たちですね


というわけで,お金を払えないけど個人・家族ではどうしようもなく困っている人のNeed(必要)を解決するために起業する人たち,彼らが僕のなかでは社会起業家であり,彼らを応援し,支える社会基盤をつくっていきたいというのが,NPO法人Social Design Fund及びNPO法人宝塚NPOセンターが目指していることですね.

そんな社会起業家のチャレンジを一緒に体験できる,こんなワクワクすることはないのです

2008/03/13のBlog
UKのコミュニティ・ファンドや財団など,社会起業家をサポートするポジションの人たちにヒアリング.

2008年3月初旬,5年ぶりのUKです.

”New-type”のコミュニティ・ファンド,社会的企業,社会起業家と”Old-type”のチャリティ
 形式優先的な印象があったのですが,ブレア労働党政権下でのサードセクターのエンパワーと,継続した中間支援機能に対する投資で,フレキシブルかつスピーディな経営を実現した社会起業家が増えた印象です.
The Capital Community Foundationのスタッフは良い感じ

経験主義,個人主義の国
あらためて経験主義&個人主義の国なんだなと.
最低3年の「現場経験」は必須な感じです.
今回メインでヒアリングしたプログラムオフィサー(助成先を選別,サポートする人)やファンドレイザー(資金調達する人)には.
基本は「個人が経験して改善していく」
それゆえか?,研修や人材育成プログラムは初歩的なものが殆ど.

錯綜する中間支援機能
 54のコミュニティ・ファンド・ネットワーク,Capacity Builderの120の地域支援プログラム,人材教育・訓練系など,中間支援機能全般に大きな資金が流れている印象.
おそらくは日本の100倍近い感じ
結果,最前線の社会起業家・NPO・ボランティア団体は,いずれか適した支援機能を利用可能になるのでしょう. 奥深い...

プロジェクトのプロデューサー的人材が重宝されている?
 小さなNPOから数百億円規模の財団まで,プログラムオフィサーやファンドレイザーの人材マーケットが存在しているとのこと.多くの人はキャリアアップしていくとのことです.3年くらい経験を積んでより大きな・より責任の思い仕事へと.
単に資金分配を行なうだけのプログラムオフィサーや,資金調達力に優れたファンドレイザーではなく,対象プロジェクトの起業・運営支援もできる人材が求められているのかなと.
万国共通です

英国はオーガニックフード&フェアトレードが流行っているとのことで.

カフェ,スーパー,フードコートなどいたるところで.
そのためか,レストランやパブの野菜もどことなく美味しい感じがします


2008年5月25日(日) NPO法人宝塚NPOセンター通常総会にて
 『英国中間支援組織&社会起業家の最新事情(仮)』
報告会を開催予定です.

2007/11/16のBlog
「当該地域で信頼できる人,信頼できるビジネス・パートナー,起業・経営支援経験及びノウハウ,具体的解決策となる支援サービス」などが蓄積された“人”です.
その蓄積プロセス自体も重要で,ただ時間をすごしただけではNGで,柔軟性と創造性を持ちつつ楽しんでいるか,と言えるかも

これはすなわち,その地域・社会にとっての貴重な資源でもあります.これは組織ではありません.

個人です.

海外であれば,行政や財団の然るべきポジションにそういう人が必ずいますが,日本の場合はいません.
先に述べた“良い”中間支援NPOだけかなと思います.そういう人材が然るべきポジションで活動できるのは.
なぜなら,そういった蓄積は,常識的に10年,最低でも3年は必要だからです.

石の上にも3年

古からの言葉の意味は重いですね.最近,痛感しています.

中間支援NPOのスタッフはもちろん,社会的起業家も同様です.
例えば,“本当に有効な”人脈
そんな人脈は現場の先頭に立っている社会的起業家,その人に集まってきます.

そこには,ミッションも事業プランもプレゼンスキルも“付け入る余地”は無く,自ら1歩を踏み出したその人の“魅力”だけです.

そして現場から逃げず,1つ1つ課題を解決していくこと.
その結果として,より大きくなったその人の魅力.

3年経過すれば,一連のつながりが本物かどうか明らかになります.

次のステージに進めるのは,そこからじゃないでしょうか.

※このコラムの前のコラム「良い中間支援NPO(サポート組織)とは?」
つづく.

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