新・千里発見!まちあるき(130324藤白台3)

ピアノ池の南に位置する府営住宅(建て替え後)

ここでも、自治会の話し合いによって、敷地内の通り抜け動線が確保されています。
また、壁面に3色の色を使うなど、従来の府営住宅のイメージを一新させようとの意図が感じられます。

府営住宅の藤白台住宅(右)と古江台住宅(左)です。
同じ建て替えでも、画一性・圧迫感の有無などの点で、ここまで違うのかと異口同音でした。
建て替えというより、ニュータウン開発中と言われてもわからない・・そんな感想も聞かれました。

阪急千里線のガードをくぐったところにある府営古江台住宅
南のブロックは、外壁塗装が実施され、新築住宅のようです。

これまでは、公社住宅、府営住宅とも、ほぼPFIにより、半分は賃貸住宅、半分は分譲マンションに建て替えられましたが、ここではストック活用が図られます。
※UR住宅は、ストック活用を基本に一部建替えが実施される予定ですが、建て替え実施例はありません。

藤白台から見えていた、古江台府営住宅の北側ブロック
11階建ての長大な壁面が立ち上がり、圧迫感のある単調な街並みです。各戸の面積を同じにするために、妻面に梁型が露出しています。

藤白台と古江台の違いは、建替えの方式の違いによるようです。
※藤白台:民間活用による建て替え、古江台:府による建て替え

昼食のあと、記念撮影

●「ふれあいの道」ができた経緯と保全整備をめぐる住民間の対立と協議 → OPH〜民間マンションを縦断する“開かれた通路”としての保全整備
●メゾネット住宅の建替えによって生まれたピアノ池と一体の印象的な街並み
●同じ府営住宅でも住区、時期、建て替え方式の違いによる街並みやパブリック空間の違い
●府営住宅初のストック活用型再生の事例が生まれた
など、いろいろなことを学んだまちあるきでした。

平成25年度は、各季節に1回程度のまちあるきを実施する予定です。

(やまもと)