ゲンジ蛍の幼虫が孵化しています

・ 期 日 2021年6月25日
・場 所 カワモトランド(会員の自宅)

 逆瀬川やピカピカランドでは今年のホタルが飛び交うシーズンは既に終了しています。
梅雨のこの時期は、ホタルの幼虫が生まれる時期です。

写真右の装置には、ゲンジホタルの卵が産みつけられていミズゴケを3か所に置いています。 ミズゴケの下には白い布を敷いて孵化した幼虫を見やすいようにしています。

親ホタルが産んだ卵から先日孵化が始まっています。

白い布の上に孵化した幼虫がたくさん(約200匹)います。
幼虫の体長は1.5〜2mmぐらい、黒い糸くずなような小さいもので水槽の中のカワニナの糞に似ています。
 幼虫の動きは非常に”ゆっくり”で、しばらく見つめていると頭を動かしながら移動しているのがわかります。
最初の孵化を確認したのは、6月22日で本日(6月25日)までに約500匹が孵化しています。
 孵化は、午後9時頃から早朝にかけて行われ、その後、水槽の水の中に入って行き見えなくなります。

 過去の記録では、孵化は約1週間程度続き、午前8頃までは布の上で幼虫を観察することができそうです。
 水に入った幼虫はカワニナを餌として、これから長い生活が始まります。

この装置で育てた幼虫は、近隣の小学校の環境学習としてホタルの幼虫の放流会等に使用する予定です。(記;川本)