とても個人的な感覚

1月も明けました。
そろそろ新生活の準備に入っている方も多い事でしょう。

新生活と言ってもいい事ばかりではありません。
保育園の落選などで悲鳴も上がっています。
一方で男性保育士が女児を担当する事に関して賛否両論が出ていたりもします。
「男性差別」「区別」「職業差別」「実務」等々の問題が入り交じった、なにげに重要な課題です。
背景にある保育園不足や労働環境、少子化も考えると、今ある日本の問題点が集約されているようにすら思えます。

この問題には色々な見方があると思いますが、個人的には背景にある他の事情も含めて以下のように見えてなりません。
アメリカでトランプ氏を当選させた一因とされるポリティカル・コレクトネス(政治的適正表現)にまつわる問題に近いものを核として、プログラム分野で使われるスパゲティ・プログラム(スパゲティのように複雑で難解なプログラム。理念のない設計や後付けの変更で出来やすい)のような障害が社会的に起こった結果として見ています。
男女同権平等の潮流に応じて表面上の権利は同等にしたものの、男女ともに働いて子育てはどうするのか、ひいては男女ともにどのような人生設計を想定していくのか、そういった理念を社会的には持たないまま責任だけを個人に帰属させ、従来的価値観と社会的要請の板挟みに追い込んでいった。
そのように後付けで表面的問題にだけ対処していった1つの結果として出てきたもののように思えてならないのです。

たいていの方は、自分の興味のない事はどうでもいいと考えがちだと思いますが、私は特にそれがひどく、客観的に見れば重要な事だと自分でも分かっていてもどうしても放り出したり投げ出したりしがちな悪癖があります。
それでも対応を迫られた時には場当たり的に対処し、それでも時間は進んでいくので最終的に重大な結果を引き起こした事が幾度もあります。
宿題のような些事ながら日常的な事はもちろん、受験や就職といった人生全体に関わる節目でもトラブルを引き起こしてきました。
そういった私個人の人並み以上の大失敗と、育児周りにある多数のツケが、どうしても重なって見えてしまうのです。

悪癖というものは自覚していてもなかなか修正のきかないもので、最終的にはどこかで諦めて付き合っていく必要があると思いますが、せめて他人には迷惑をかけずにいたいものですね。

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