雨も上がり、今日は晴れて暑そう。

さて、昨日の続きです。

色にはそれぞれイメージがあります。昨日紹介した雑誌の切り抜きでイメージパネルを作ると、わかりやすいのです。雑誌などの広告や写真(商品)は、色のイメージを考慮したうえでつくられ、使われているからです。
色のイメージ連想調査を見てみましょう。(川崎英昭著『配色入門』日本色研事業より)

●=普遍的なイメージ・連想(人間に共通)
▲=文化的特徴に由来する連想(日本文化の特徴を前提)

ピンク
●桃、かわいい、柔らかい、春、やさしい、桜、愛、女性的、 少女、幸福、赤ちゃん、甘い、頬、軽い、派手
▲桜、春、桃、雛祭、桃太郎、鴇、梅、桜餅、さんご、和菓子、 しょうが、つつじ、花見菱餅、頬紅


●空、海、水、冷たい、さわやか、、寒い、夏、プール、清澄、希望、地球、涼しい、清潔、青春、清浄
▲藍染、夏、海、空、富士山、露草、瑠璃、寒い、川、清涼、男性的、未熟、水、紫陽花、鬼


●血、リンゴ、火、情熱、太陽、強い、バラ、暖かい、熱い、トマト、派手、危険、ポスト、興奮、激しい
▲日の丸、梅干し、鳥居、めでたい、ポスト、太陽、あずき、着物、正月、もみじ、梅の花、消防車、だるま、天狗

このイメージを昨日のパネルに重ね合わせていただくと、ものづくりをするときに、色とイメージがつながることが大切です。また文化によっても違いがあることがわかると思います。

そして最後に、例の日大の話、謝罪に行くのに、ピンクのネクタイというのは色のイメージからして、おかしいと感じるのが、一般的な見方。

ご本人はそのことに気付かず、スクールカラー(運動競技)だから問題ないと思われた、これもこの方の世間との乖離なのだと思っていました。

昨夜、今日のネクタイの色を見なければと、急きょ開かれた大学主催の記者会見を見て、これは大学自体が世間と乖離しているのだと思いました。
(前監督のネクタイの色はグレイ、コーチはブルーグレイ)

危機管理としては最悪の事例を示しておられるように見えます。こんなひどい会見はしない方が良かった。(関学、記者クラブでの学生の記者会見も見ています)
この大学に危機管理学部があるということでも注目されて…確かに、学生が気の毒。

第三者としてみるとよくわかるのに、身内のこととなると現状が見えないのでしょうか。
根が深いと思います。[人の振り見て我が振り直せ]ですね。

締めくくりはさわやかに、
双子のようなピンクのバラ やわらかくやさしい!

色のイメージの話、終了。