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2018/09/14のBlog
[ 08:04 ] [ くらしかるの考えてきたこと ]
くもり空の大阪です。
サンマや梨など秋の味覚が店頭に並び始め、食欲を刺激されます。

先日、BOOK OFF で 棚に並んでいたこの本が目に飛び込んできてびっくりしました。
伊藤直樹『「伝わる」のルール』インプレスコミュニケーションズ 2009年

このデザインは、先日私の頭の中にあったイメージだからで、その上タイトルが『「伝わる」のルール』です。

8月21日のブログ 「ものを手放せないのは保有効果? 行動経済学と老前整理④」で書いたことより。

例えると、鼻の写真を見て、鼻筋の通った美しい鼻、次は大きすぎず少し厚めだけど形の良い唇、眼は二重でパッチリと、各部分は知っている。ではそれが顔になるとどういう顔になるのかが問題ですね。どういう顔になるか、想像してみてください。 ではでは、これはどうだ!
パーツを集めてこんな顔になったらどうでしょう?(私が描いてみました。絵の才能がないのはすぐわかる)

私が伝えたかったのは、上の写真のようなイメージなのですが、それがうまく表現できなくて、下手な絵になったわけです。

伊藤直樹氏はクリエイティブディレクターです。

この本は実際の講義を活字にしておられますが、伊藤氏の発言を引用すると


「ぼくは純粋な意味でのインタラクティブ、つまり相互作用を用いたコミュニケーションをベースにして、テレビやOOH(屋外広告)といった多くのメディアをインテグレート(統合)するキャンペーンを手掛けています。インタラクティブを活用することで、広告やコミュニケーションの新しい可能性を開拓することが、ぼくの基本的な考え方であり、目標なんです」

この方は「伝わる」企画をしておられる。

私は8月25日に「伝えること」というテーマでブログを書いていますが、この違いになるほどと思いました。

この「伝わる」で最近経験したこと。

朝、駅から事務所への道で、金髪のロングヘアーの外国人の女性が向こうから歩いてきます。
彼女は白いTシャツを着ています。
胸には 「I  JAPAN」と書かれていました。(昔 I  NY ニューヨークが流行りました。その日本版)

それを見ると、なぜかサンキューという気になりました。

このあたりは大阪城の近くで外国人の観光客が多いところですがこのTシャツは初めて見ました。

私はその女性のことを何も知らないけれど、「I  JAPAN」で親近感が芽生えました。(単純と言えば単純)

これが相互作用を生み出すことなのかなと思います。

『「伝わる」のルール』の出版が2009年ですからおよそ10年前です。
広告の最前線におられる方は、最前線の「伝わる」ことを考えておられるのでしょう。
私が日頃考えている「伝える」に加えて、「伝わる」視点を教えてもらった本でした。
2018/09/13のBlog
[ 08:36 ] [ くらしかるの考えてきたこと ]
今日の大阪は10月上旬の気温だそうです。地震から1週間たちました。
昨夜、スーパーに行くと、牛乳の棚が空になっていました。やはり、北海道の地震の影響がじわじわ来てます。

9月10日に、これからの災害のために備えが必要だからと、うちの防災用の時計を紹介しました。
時計にラジオ、ライトに非常ブザーで手回しの発電ができるというもの。

この時、携帯電話のジャックがあるけれど、古いので使えないと書きました。
これが誤りでした。(メーカーさん申し訳ありません)
手回しで発電できるといっても、電池があるのが一番だから、補充をするために電池の種類を確認しようと思って、裏のふたを開けてみたら、コードが入っていました。
電池の入れ替えはたまにしかないし、このコードが何のためのものか、気にしたことがありませんでした。

ゆえにコードがあることなどすっかり頭から抜けていました。
(そろそろぼけ始めたか?)

au、ソフトバンク、ドコモと3種類の器具があります。
スマホに対応できるかはわかりませんが、私のガラケーにはつながりました。

そこでラジオを携帯につないでハンドルを手回しして充電してみましたが、よくわからない。普通充電しているときは、携帯に赤いランプがつくのですがつかない。

電池が少なくなった時に再度実験してみようと思います。

ラジオの裏をあける前に、地震が起こっていたら、携帯の充電はできないと思っていたでしょう。

このことで教訓ー避難訓練のように、地震や災害が起こったらという想定で、機器その他をチェックしておいた方が良いということでした。

当たり前のことなのですが、現実はこのありさまです。
ということで、自省を込めて、防災用品を事前にチェックをしておこう!という話でした。

防災用品を紹介したりしているのは、老前整理はこれからの充実した暮らしと共に、備える意味もあるからです。

年を重ねることに備える、災害に備える、ことも含まれます。

整理や片づけも大切ですが、その前にまず「安全」で、命が一番大切です。

だから私はいつも講演や著書で「一番大切なものは何ですか」と問いかけているのです。

日々、あれこれ、考えています。

2018/09/12のBlog
[ 11:50 ] [ くらしかるの考えてきたこと ]
現在の室温26度(エアコンなし)急に気温が下がり,小雨が降っています。
和歌山などではまだ停電が続いています。道路が寸断されて、復旧工事に入れないそうです。

昨日は災害時に早めに「逃げる」ことについて書きました。

今日はそれ以前の「逃げる判断」ができない人もいるという話です。

 私が驚いたのは、ラジオ講座『老前整理の極意』執筆のために、大阪市の調査結果を見た時です。

以下、NHK第2ラジオ講座こころをよむ テキスト『老前整理の極意』第11回 「ひとり暮らしに備える」より

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

日常生活の不安

2017年3月30日に、大阪市は高齢の「ひとり暮らし」についての調査を発表しました.平成二八年度高齢者実態調査です。

この調査は高齢者世帯とひとり暮らし世帯を比較していますので、問題点もわかりやすく整理されています、この調査の質問の中から7問を選びましたので、ひとり暮らしかどうかに関わらず、みなさんにも各質問に考えていただきながら調査結果についてみていきたいと思います。

中略

■ 質問4、あなたは災害時・緊急時にひとりで避難が可能ですか。

チェック・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ひとり暮らし 高齢者世帯

□ 避難できる ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・ 65.5% ・・・・ 71.1%

□ ひとりで判断出来るが、避難はできない・・・ 13.4% ・・・・ 11.2%

□ひとりで判断はできないし、避難もできない・・ 5.6% ・・・・ 5.6%

□わからない ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8.7% ・・・・ 6.6%


 災害時・緊急時に「ひとりで避難できる」と答えた人は、ひとり暮らし世帯で65.5%、高齢者世帯で71.1%ですから、およそ6割から7割の人はひとりで避難できると考えています。

次に「ひとりで判断できるが避難はできない」がひとり暮らし世帯では13.4%で高齢者世帯では11.2%です。およそ1割ですね。「ひとりでは判断できないし、避難もできない」が、ともに5.6%です。

 ここで「判断」できることと「避難」できることは別だとわかりました。

 わたしたちはどちらかというと、「避難できない」=からだが動かないと思いがちですが、そればかりではなく、からだは動くけれど避難すればよいのかどうかがわからない人もいるのです。お隣のおばあちゃんは元気そうだから大丈夫だと思っていても、実は避難するかどうか判断に迷っているかもしれません。

そこで「ひとりで判断できるが、避難はできない」と「ひとりでは判断できないし、避難もできない人」を合わせた「避難できない」と答えた人に、手助けを頼める人の有無を質問しました。「いない」という回答がひとり暮らし世帯で46%、高齢者世帯で23.1%と、ひとり暮らし世帯が高齢者世帯のおよそ2倍でした。

災害時の心配事では「避難情報がわからない」がひとり暮らし世帯29.5%、高齢者世帯28.5%と、割合はそれほど変わりません。

この避難情報について、わたしも確かにわからないだろうと思った経験があります。



2017年10月22日、衆議院議員の総選挙の投票日は、台風21号が北上していました。

 私が住む大阪市では10月22日19時48分に携帯に災害避難情報メールが届きました。このメールでは「避難準備、高齢者等避難開始 こちらは大阪市役所です。次の地域で避難準備、高齢者等避難開始を発令しました。大和川の水位が上昇。避難に時間がかかる方は、丈夫な建物の三階以上や避難所へ避難してください。地域○○○」

このメールを読んでいるうちに、19時49分にまた避難準備・高齢者等避難開始、で避難地域が追加されたメールが届きました。そして21時59分、今度は大和川が危険な水位に到達したという避難勧告です。

 22時00分に先ほどより広い地域の避難準備勧告、22時01分に避難勧告、22時03分に避難準備勧告。2時間余りの間に6本の災害避難情報メールが届きました。

 この間、わたしはNHKのラジオ第一放送を聞いていました。台風の範囲は大きく、和歌山や滋賀、京都など他府県の情報は次々と流れましたが、大阪市の情報は流れませんでした。

 わたしの携帯には避難勧告のメールが届いたけれど、携帯を持たない高齢者にはどのような形で情報が届けられたのだろうかと思いました。一番早く避難を促されている人に、情報が届かないのでは不安になるのも当然だと思われます。この時、ご近所の人に避難警報が出ているから、逃げる準備をした方がよいと声をかけてくれる、避難の手助けしてくれる人がいるかどうかは重大な問題です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 これは、昨年のわたしの経験を2018年6月のラジオ講座でお話しました。
その後も、台風、豪雨、地震と災害が次々と起こっています。

また全国の被災地では、たぶん今も、ひとり暮らしや高齢者世帯で途方に暮れておられる方があるでしょう。

もちろん大変なのはひとり暮らしや高齢者世帯だけではないこともわかります。

ご自身が被災されて大変でしょうが、ご近所の方にも少し目を向けていただければ、それで助かる命があるかもしれません。

また今後、避難警報が出た時に、避難の判断ができない人がいるかもしれないということを心に留め、失礼にならない感じで、ご近所のひとり暮らしの方に声をかけていただければと思います。

(書きながら…正直なところ、言うは易く、行うは難し、と思いつつ)

2018/09/11のBlog
[ 09:17 ] [ くらしかるの考えてきたこと ]
大阪は涼しくなり過ごしやすくなりました。
しかし、北海道では初の氷点下というニュース。
停電や断水、物流や避難所の問題、牛は搾乳ができずに倒れたり…。
せめてもう少し、寒くならずにと天に祈りたくなります。

「転ばぬ先の杖」ということばはご存じだと思います。

災害には他人事でなく備えるということが大切だと感じた方が多いと思います。

私は備えるという意味では老前整理も同じだと考えてきました。

拙著『転ばぬ先の老前整理』のはじめに、そのことを書きました。

長くなりますが、ご参考までに紹介します。

はじめに

「転ばぬ先」といえば「杖」が思い浮かびますね。

 そこで現実の杖の話です。わたしが働いていた在宅介護のあるお宅で50代の女性から相談を受けました。

「78歳の父に、外出するとき危ないから杖をもっていけばと言っても年寄扱いするなと怒って言うことをきいてくれません」

 家族はこの男性が歩くときにふらついてバランスが悪いことをわかっています。倒れて骨折でもすれば目も当てられない。だから杖を勧めますが、本人は大丈夫だと拒否する。もしくはプライドがあって受け入れられないのでしょう。

 「転ばぬ先の杖」は「前もって用心していれば、失敗することがないというたとえ」ですが、昔からこのようなことがあったから生まれたたとえでしょうか。

 わたしは元々介護職ではなく、長年インテリアコーディネーターとして住まいや暮らしに係ってきました。そこで超高齢社会に向けバリアフリーの必要性を感じ現場を知るためにケアマネージャーの資格を取り、在宅介護事業所で働きました。

 そこで驚いたのは、ものの多さでした。この「もの」の問題を解決したいと考えたのが「老前整理®」です。

 老前整理とは、ものの整理だけでなく、これからの生き方を考え、より良く暮らすための整理で.自治体を中心に各地で講演をさせていただき、のべ1万人以上の方が参加してくださいました。

 このように整理や片づけは女性にとって興味のあるテーマで、ものの多さが気になり「片付けなければ」が大きなプレッシャーになっているのです。しかし「いつか」や「そのうち」でなかなか進まない。

 なぜできないのか。もちろん時間がないとか性格的な面もあるでしょうが、そのような個人の問題でなく、もっと大きな共通点=問題があるのではないかと思っていました。

 他人のものなら気軽に「捨てろ」と言える。足元がふらついている親のこともわかる。ではなぜ自分のものとなると手放せないのでしょう。

一番に「もったいない」や「まだ使える」があります。そして思い出もあり楽しくないので「やりたくない」のも事実で先延ばしになっているのでしょう。

 こうしてわたしがたどりついたのは「正常性バイアス」(正常化の偏見)ということばでした。

 これは社会心理学、災害心理学などで使用されている心理学用語です。

 人間は多少の異常事態が起こっても異常事態と認めようとしない傾向がある。ある範囲の異常は、正常の範囲として処理しようとする。 

 たとえば大雨が降り、地域で災害警報が出て危険が迫っているにも関わらず、「まだ大丈夫」と避難行動をとらないことをいいます。

これって「まだ大丈夫」と杖を持たない78歳の男性と同じだと思いませんか。

 もともと人間には身のまわりの変化や外部からの刺激に反応するようにできています。しかし小さなことにいちいち反応していると神経が疲弊してしまうので、無意識に防御態勢を取ることで外界に対し、心の平静を保つためにあえて鈍感になろうとしているそうです。

 このことが危険や異常を感じた時にも「まだ大丈夫」と思ってしまうことにつながります。

「バイアス」は偏見、先入観といった意味で、人間は緩やかに悪化する危険には極めて鈍感なのだそうです。

(参考―広瀬弘忠『きちんと逃げる』アスペクト)

 わたしは「正常性バイアス」は災害時だけの話ではないと思います。危険を家の中のものに置き換えるとどうでしょう。

 異常事態に慣れると「平気」になるのです。あなたにバイアスはかかっていませんか。

 家族や友人からの「片付けたら?」という注意報や警報は出ていませんか。「まだ大丈夫!」が本当に大丈夫と断言できるでしょうか。

 だからこそ、元気なうちに、体力のあるうちに、もう一度暮らしを見つめ直し、どういう生活をしたいかを考えた上で、ものの要・不要を判断し、身軽になることが安全で精神的に豊かな老後を迎える準備になるのではないでしょうか。
 そこでお勧めしたいのが「転ばぬ先の老前整理」です。

 さて、杖を拒否する男性の話に戻ります。
この男性には、杖を持つ事は恥ずかしいことではありません。英国紳士のように素敵なステッキを(洒落でなく)持たれてはいかがですかと勧め、無事解決しました。

このような場合、家族よりも他人からの言葉の方が効果があるようで、ケアマネージャーからのアドバイスとして受け止めて下さったのだと思います。

 そして本書では、できるだけわかりやすく具体例を挙げました。杖の話もそうですが、具体例で他人のやり方を見れば、自分はどうかと考えるきっかけになると思います。

 最後に大事なことを付け加えておきます。頑張りすぎないこと、無理をしないことです。時間がかかってもじっくり考え、少しずつ進めてください。それが「老前整理」です。

 2016年12月吉日 




 災害時に避難警報などが出た時、「まだ大丈夫」でなく、早めに避難していただきたいと思っています。

しかし、いつ逃げればよいのか、津波でなくても避難の判断ができない人もおられます。明日はそのことについて書きます。
2018/09/10のBlog
[ 11:46 ] [ 行動経済学と老前整理 ]
行動経済学と老前整理 ⑮

老前整理で、捨てられない心理を行動経済学でみれば次の3つの理由が考えられます。

1つ目は、「損失回避」です。これは得(プラス)と損(マイナス)を比べると、得をするより損をする方がショックが大きいのです。これは洋服を失う時のみじめさは、洋服が手に入った時の幸福感の2倍にあたるともいえます。

 つまりまだ着られる(と思っている)洋服を捨てることは損に結びつくので手放せないのです。そして損をするくらいなら、何も変えないほうがましだというわけです。

2つ目は「保有効果」です。第一の損失回避の感情は保有効果につながります。保有効果は、一度ものを所有したら、それに高い価値を感じどうしても必要なものではなくても手放そうとしなくなるのです。

3つ目は「現状維持バイアス」です。前回も偏りや傾向として「バイアス」ということばが出てきましたが、これは人間がおかすエラーの中でも特定の状況で繰り返し起きやすいなエラーのことで、予測が可能だということです。

捨てられないのは、決断力がないからとか、ケチだからとか、ご自分を責めていませんか。

こうして行動経済学で「捨てられない心理」を知ると、ものの見方が変わりませんか。

「私はこうして損失回避をしようとしている」とか、「手放したくないのは保有効果ね」とか、「現状を変えたくない『現状維持バイアス』がかかっているけれど、本当に現状でよいのかしらとか…」

大切なのはここから自分で考えていくことです。

次回は「片付かない理由」について行動経済学から考えてみます。

お楽しみに!


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