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くらしかる 老前整理(R) MyBlog
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2019/03/09のBlog
[ 15:08 ] [ 芸術・映画・芸能・文化 ]
4月のような陽気の、晴れた大阪です。

今朝もラジオを聴いていたら、横浜の小学1年生の女の子が今日は北斎展に行くと言ってまして、そうだった、北斎展開催中なのだと気が付きました。

会期は3月24日までで、それまで出張の予定はないし諦めます。(しょぼん)
北斎の絵はもちろん、生き方にも興味があります。

小説 老前整理 №13 37回の引っ越し も北斎の90回以上引っ越ししたというところからヒントを得、本文にも書いています。

昨年のラジオ講座のテキスト『老前整理の極意』の8章 老前整理の裏メニュー の中にも書いていますので紹介します。

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●北斎の場合

 引越しについていくつかのパターンを紹介しましたが、最後に93回も引っ越しをした「富嶽三十六景」などで有名な浮世絵師の葛飾北斎(1760―1849年)の話をしましょう。

北斎は絵師人生70年の間に名前をおよそ30回変えました。引っ越し魔でもあり、その数なんと93回です。なぜそんなに引っ越したかといえば、借家暮らしでゴミを放置し、住めなくなれば引っ越していたようです。第二回に紹介したゴミだらけで自宅で暮らせなくなり、ネットカフェを転々とするうちに体調を崩して倒れた女性の話をしましたが、なんだか北斎も似ていますね。

北斎は裕福ではなかったし、持ちものもそれほどなく、大切なのは紙と絵の道具で、身軽に引っ越せたのでしょう。93回はおすすめできませんが、身軽になればいつでもどこへでも行けるということなのだなと思います。晩年の北斎の暮らしぶりは、寒い時にはこたつ布団の下で暮らし、目が覚めているときには絵を描いていたようです。

 ゴミを溜めるのは感心できませんが、これからの超高齢社会を考えるうえで、北斎の生き方はわたしたちの励みになるのではないかと思います。まず前述の「富嶽三十六景」を生んだのは75歳の時です。「富嶽三十六系景」の「神奈川沖浪裏」は有名でたぶんごらんになったまった方も多いでしょう。大きな波が飛沫をあげて立ち上がり、波の向こうに富士が見える絵です。

そしてこの「富嶽三十六景」のあとがきには「70歳までに描いたものは、じつにとるにたりないものだ。73歳で、ようやく生き物の骨格や草木の出生を悟った。80歳になればますます腕はあがり。90歳で奥義を究め、100歳になれば神業といわれるだろうう」という内容を書いてています。このように北斎は75歳にして、人生の終わりまで絵を描き、前進し続けること決意したのです。

75歳といえば、現在は後期高齢者と言われる年齢です。そして90歳の死の間際、枕元の門人たちに「もう10年余命があれば」とつぶやいた後、「5年生きられたら本物の絵描きになれるのに」といいなおしたそうです。

 90歳にしてあと5年あれば本物の絵描きになれたという北斎の絵に対する執念はすごみを感じます。また生涯現役でこのような大胆な構図や斬新な描き方を追求したからこそ、身軽に引っ越しができたのでしょう。人間は守るものが多いほど動けなくなります。それも大切なものを守るのなら意味があるかもしれませんが、ただため込んでしまっただけのものを守るために自由に動けなくなるのはどうでしょうか。ここで改めて問い直したいと思います。「本当に大切なものは何ですか」

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若い頃は美術展の図録を買っていましたが、大きな図録で本棚が一杯になり、10年以上前から「図録は買わない」、どうしても気に入った絵があれば絵葉書1~2枚を購入と決めているのですが、北斎だけは別格で、図録を買っています。1枚目の写真

北斎が75歳の時に描いたのがこの図録の表紙の絵が「神奈川沖浪裏」です。
せっかくですので、私が好きな北斎の絵を3枚紹介します。

[唐獅子図] ボストン美術館所蔵 朝日新聞額絵
これはお祝いのためのおめでたい絵だそうです。北斎が数え85歳の作
[朱鍾馗図](しゅしょうきず) ボストン美術館蔵 朝日新聞額絵

鍾馗は中国古代の伝説上の人物で、日本でも悪い病気から守ってくれる神様として尊ばれたそうです。

[李白観瀑図](りはくかんばくず)ボストン美術館像 朝日新聞額絵 
北斎が数え90歳の時の作品。(90.3×30.0㎝)

大きな滝と小さな人。派手な絵ではないですが、この絵を見るとホッとします。


私は北斎の絵を見ているとエネルギーが湧くというか、元気が出ます。
皆様はいかがでしょう?

お知らせ 小説 老前整理 わくわく片付け講座 №20 サポーター殺人事件(3)をHP2にアップしました。
2019/03/08のBlog
[ 15:18 ] [ 福祉・医療 ]
今日は青空に白い雲が浮かんで、風は少し冷たいけれどいお天気です。

最近、AEDを見かけることが多くなったので紹介。

AEDとは大辞林第3版より
[automated external defibrillator]
自動体外式除細動器。突然、心停止状態に陥った人に用いる救命装置。心電図を自動計測して、必要な場合は電気ショックを与える。多くの装置は音声指示に従って簡単に操作できる。

地下鉄の駅 使用法の案内有

JRの駅
商店街
銀行


色々タイプがあるようです。
望ましいのは、機械があって、使う機会が生じないことですが…。


お知らせ 小説 老前整理 わくわく片付け講座 №20 サポーター殺人事件(2)をHP2にアップしました。



2019/03/07のBlog
[ 12:06 ] [ くらしかるの考えてきたこと ]
寒の戻りか気温が少し下がり、雨が降りそうな空模様。

本日のお題『消えたベラスケス』ローラ・カミング著、五十嵐加奈子訳、柏書房、2018年1月出版。

ようやく読み終えました。

著者は1961年生まれ、英国BBCワールドサービスの美術プロデューサーを経て、1999年から「オブザーバー」紙の美術批評を担当。

内容はチャールズ1世を描いたとされるベラスケスの1枚の絵画と、それを本物と信じて、まるで小説か映画のようなドラマチックな人生を送った男ジョン・スネア(英国レディングの書店主)と、ベラスケスの絵画について、当時の資料を探し、読み解いていくミステリーかと思うような本で、アマゾンの内容紹介には歴史ノンフィクションと書いてありました。

ベラスケスはスペインの宮廷画家で、有名な作品[ラス・メニーナス](侍女たち)がプラド美術館にあります。

プラド美術館でこの絵を見たエドゥアール・マネ(画家)は「ここが終着点だ、これを超えるものはない」と言ったそうです。

写真は友人のスペイン土産のベラスケスの絵葉書です。

私が驚いたのは、1枚の絵についてどのような経緯で誰に渡ったかということはもちろん、数奇な運命をたどったスネアの裁判の記録を始めとして、いつどこに行ったか、何を買ったかなど探せる資料を綿密にあたっていることでした。

歴史の考証だから資料を確認するのは当然のことかもしれませんが、こんなものまで残しているのという資料があることに驚いたのです。

そういえば今の日本で、数年前の書類は処分してしまったというお役所の話がありました。膨大な資料は保存できないらしいが、紙を減らしてパソコンに保存しようというこの時代に、つじつまが合わないような…。

とはいえ、わたしたちも、というか、わたしも日頃不要な書類の処分をしましょうと言ってます。

この「不要」とは何をもって定義するのかと、改めて考えました。

1つの例として、東京新聞2014年4月9日に私が書いたコラムを紹介します。
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先祖のお宝

 春になり日差しも明るくなると、そろそろ片づけようかという気になりませんか。と言っても何を片づけるかは人それぞれだと思います。今日は先祖のお宝についてです。

 まず蔵や納屋に先祖のお宝が眠っている場合、どうしておられますか。

 地方にひとりで暮らす七〇代の女性の悩みは、蔵がたくさんあって、嫁に来てから入ったこともない蔵があるということでした。びっくりですね。この場合、まず蔵に何があるかの調査が必要になります。大変な作業になりますので、子どもたちが帰省した時に一緒に片づけるか、信頼できる人に手伝ってもらうことをお勧めしました。

 また別の六〇代の女性は先祖の古文書が蔵に眠っているということでした。その方は自分の代で何とかしないと、息子たちは貴重なものをゴミとして処分しまうと危機感を持たれたようです。

 古文書の価値は、専門家にとっては非常に価値のあるものでも、素人にはただの紙屑という場合もあります。この女性はその価値をよくご存知だったようです。そこでこの古文書を研究の役に立ててくれる人、つまり大学のその道の研究者を探し出し、打診したうえで、寄贈されました。ゴミとして捨てられずに良かったと思います。

 このように蔵に眠っているものには、金銭的な値がつくものだけではありません。歴史や文化という意味で価値があるものもあるでしょう。

 それを放置しておくと、先の女性の危惧のように、ゴミとして捨てられるかもしれません。これこそ「もったいない」と思いませんか。また価値がわからなければ専門家に相談してみてください。期待しすぎず、価値がなければスッキリ処分できる、というくらいの気持ちで調べてみてはいかがでしょう。『転ばぬ先の老前整理』に掲載
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要・不要だけでなく、歴史的価値や文化についても考える時期なのかもしれません。
話を戻し『消えたベラスケス』は本当にミステリーのようで、引き込まれて読みましたし、ベラスケスという画家にも興味をもちました。(夢中で読んでいて、地下鉄の降りる駅を乗り越したことあり)

『消えたべラスケス』で絵の処分について書かれた文章を引用します。

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第17章 幻の絵

 長年にわたり、膨大な数の肖像画が失われてきた。描かれた人物が世を去ると、次の時代にスペースを譲るために、その肖像画もまたこの世から旅立つ。どんなに貴重な絵でも、かつてどれだけ大事にされた絵であっても、そのすべてを空調のきいた殿堂に永久保存するわけにはいかない。次々と肖像画が寄付されるものだから、うちはパンクしそうだ、と美術館の館長たちは嘆く。なんだか絵の墓場のようだ。

 肖像画を廃棄したり火葬するなど芸術に対する暴挙だと思うかもしれないが、実際にはそうしたことが普通に行われている。以前、あるイギリスの画家が「不要になった絵の人道的処分」のためにロンドンのあるギャラリーに大型のゴミ箱を配置した。するとロンドンじゅうの人たちが、罪悪感やジレンマ、持て余した絵画から解放されるためにやってきたのだ。

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この文章の「罪悪感やジレンマ」を読んで、この「絵画」を「人形」や「写真」に置き換えるとわかりやすかもしれないと思いました。一昨日書いた「古い人形をどうするか」や、「写真」のお焚き上げを依頼したり。

写真が残るのもあと少しの間で、これからのスマホやデジカメの写真はパソコンの中で埋もれていくのかなと思います。

個人レベルでの「何を残すか」と国レベルの「何を残すか」もこれからの課題になるかもしれません

書き始めたら力が入り、長くなりました。

お知らせ 小説 老前整理 わくわく片付け講座 №20 サポーター殺人事件(1)をHP2にアップしました。

そこで長くなりついでに、よもやま話も掲載

この話のタイトルは、元は「アドバイザー講座」でしたがミステリー好きが高じて「サポーター殺人事件」にしてしまいました。(苦笑)

それにこの話はものすごく長いです。他の話の数倍。ブログ小説で書いていた時は、毎日少しずつ書いていたので、長くなると前の話がどうだったかわからなくなるし、遡るのも大変なので比較的短くまとめていたのですが、この話は書き出すと止まらなくなったというか、面白くなりました。

それに人を1人殺すというのは、お話にしても大変で、こうして長くなりました。しかしこのように自社のHPだとある程度の量が書けますし、書いても誰にも迷惑をかけないというか、いつでも読めるし、読みたい人だけ読んでいただければよいから、これは自分でHPをつくる利点だなと思っています。

今度こそ、本日はおしまい。最後まで読んでくださり、ありがとうございます。


2019/03/06のBlog
[ 14:34 ] [ ご近所 ]
今日は24節気の啓蟄(けいちつ)で、土の中から冬眠していた虫たちが少しずつ出てくるようです。
大阪では気温15度のくもり空。風に交じる春は45%くらいかな。

虫だけでなく花も咲き始めています。
この梅は、昨日も人形祭で紹介した天満宮の「盆梅と刀剣展」の会場の庭の梅です。
同じ木に紅梅と白梅が咲いているのです。不思議!!
菜の花も元気。
ピンクと白の桜草。
水仙も首を伸ばして。
春は黄色い花がまぶしいですね。
2019/03/05のBlog
[ 14:01 ] [ くらしかるの考えてきたこと ]
今日はすっきり晴れています。気温も16度くらい。

昨日は東京新聞のコラムに書いた「古い人形をどうするか」でした。

今日はその補足です。
古いお人形をごみとして捨てられない場合、地域のお寺などに納める方法があると書きました。

年に1,2回「人形供養の日」を設けているお寺や神社などがあります。
またいつでもよいですよというところもあるようです。

ご近所の天満宮では「人形祭」です。(昨年のポスター)

古い人形納め

初穂料 1件 3000円 神事「人形報謝祭」
ひな人形、5月人形、フランス人形、ぬいぐるみなど人形に類するもの(本体のみの受付)をお持ちください。
主催 関西節句人形工業協同組合
当日、受付時間内にお持ちください。

境内にもこのように人形祭ののぼり旗。
このように人形を納め,神事「人形報謝祭」を行うようです。(撮影可)

今はインターネットでも調べられると思いますので、気になる方はお住まいの近くでこのような機会をご利用ください。