「なにげない雑談」を通る時期

人と人は、出会ったばかりのときから、徐々に関係ができてくるまで、会話の大半が「何気ない雑談」という時期を通るようです。
ようです……というのは、私がその「何気ない雑談」ができなかったばかりに、クラスの大半は「見知らぬ他人」とおなじ、ひとことも話さないまま一年を終える学生時代を送ったからです。

なかに、いつもニコニコして話しやすい人は必ず1人2人いたので、そういう人に頼って、「自分の興味のあることになると機関銃のように話し、あとは黙っている学生時代」でした。

「雑談なんて、そんなくだらない話するの時間の無駄」という意見も分かるのですが、たとえば
「ひたすら『もう5月も中旬なんて早い』という話題だけで30分近く喋る」
みたいな、ただ口を動かしてるだけのような会話の時期を通らないと、ホンネで話したり興味のあることについて熱く語る関係にはたどりつけないのです。
(もちろん、そこまでたどりつかないままの人も多くいますが、ひとことも喋らない赤の他人のようにはなりません)
そこをサボると、私のようなはた迷惑なヒトになってしまいます。

「学生時代は」と過去のことのように言ってるけれど、いまもそういう傾向があるので気をつけたいと思います…。

bako