武田尾渓谷の植物たち

日 時 平成29年6月14日(水)10時〜11時30分
 武田尾渓谷に生息する植物の実地研修がありました。
 この渓谷は篠山盆地を源流とする武庫川の中流にあります。
 武庫川は全長65.7㎞の2級河川で、篠山市・三田市・神戸市
・宝塚市・西宮市・伊丹市・尼崎市を流れ、瀬戸内海へ注いで
います。
 この河川は、中流がV字型の渓谷になっている珍しい川で、
この川の水は各市市民の生活用水や農業用水としましても
利用されている重要な川でもあります。

さて、武田尾渓谷の植物と言えば真っ先にサツキの存在があげ
られますが、今回は時期的にやや遅かったため、最初に説明
いただいたのは、ツメレンゲ(ベンケイソウ科)でした。
 この植物は日当たりのよい岩場に生えるもので、クロツバメ
シジミの食草だそうです。
 次に川沿いに林をつくるカワラハシノキ(カバノキ科)や乾燥
した岩場に生えるイブキシモツケ(バラ科)の紹介もありました。
 その他、テイカカヅラ(写真)等々もご教示いただきました。