伊勢氏の古武具等の研究のありさま

日 時 平成29年11月9日(木)13時30分〜15時
 伊勢家に伝わる古武具や将軍家における礼儀作法等の書物に
ついてのお話しです。
 伊勢家は室町時代に3代将軍・義満に見いだされ、代々政所職
を世襲してきた家柄です。
 また江戸時代にも3代将軍・家光に召し出され、幕府の旗本とし
て仕えた家でもあります。
 したがって、伊勢家では足利将軍家に伝わる武具や各種作法等
についての書物が保管されており、特に8代将軍・吉宗はこれにたいへん興味を示し、上覧した由です。

この吉宗の頃に活躍したのが伊勢貞丈で、元々伊勢家の次男で
したが、兄が夭折したためその後を継いだ人です。
 貞丈はいろんな書物を書いておりその主なものは「犬追物語鏡」
(犬を追って弓矢の訓練をしたもの)「武器考証」(平家物語等に出
てくる武器の紹介)他、「軍用記」「包結図説」「四季草」等々、多数
の書物を著しております。
 これは次の世代・貞春にも引き継がれ、貞春は「武器図説」(家に
伝わる武器図に解説したもの)を書き、将軍家に献上しています。