ため池とその植物の環境

日 時 平成30年2月21日(水)10時〜11時30分
 ため池と植生する植物の環境についての講座がありました。
 ため池とは、主として稲作のための灌漑用水の確保のために
人工的に造成された池のことで、築造は古墳時代(3〜7世紀)
から始まったとのことです。
 ため池により私達が受けている恩恵は・・・
 ①供給サービス:農業用水の供給、防火・生活用水の供給等
 ②調整サービス:洪水調節、気候の緩和等
 ③文化サービス:水辺景観形成、学びの場、コミュニティの形成等

ため池は国内に約21万か所あり、西日本の特に降水量が少ない
瀬戸内地方に多い由でした。
 またその種類は、皿池(平地の窪地の周囲に堤防を築いて造っ
た池)と谷池(丘陵地や山間部の谷をせき止めて造った池)の
2種類があります。
 そのため池に植生するものとしましては、ヨシ・ショウブ・コウホネ
(写真下)等々があるとのことです。
 ただ最近このため池は埋立等によって減少してきているようです。