チャイコフスキーの交響曲を聴く

日 時 平成30年4月29日(日)10時30分〜12時
 ロシアの大作曲家・チャイコフスキーのシンフォニーをCDで
聴く会がありました。
 曲目は「交響曲第5番」です。
 この第5番は、第4番を作曲してからなんと11年も経過後に
作曲されたもので、チャイコフスキーはこの間主に西ヨーロッパ
で生活していたのだとか。
 彼はそうした放浪生活にピリオドを打ち、ロシアに定住の地を
得たあと、久々に本格的に取り組んだ曲でした。
 まず第1楽章ですが、ソナタ形式で作曲されており、オープニングはクラリネットのおもおもしい暗い旋律が奏でられます。
 第1主題は暗い美しさの調べで、ポーランド民謡から採ったのではと言われており、やがて出てくる第2主題は比較的やわらかいものでした。
 第2楽章は、主旋律はホルンの独奏で、甘味で、端正で、哀愁を感じさせるもので、その後速度を速めて頂点に至ります。
 第3楽章は、幻想的なワルツでした。
 最後の第4楽章は弦合奏ではじまり、第1主題は強烈、第2主題はリズミカルで奏され、その後ティンパニーの連打へと移って、やがて雄大な感じで終曲いたしました。