科学技術と現代社会

日 時 2019年6月8日(土)10時〜12時
 私達の身の回りは科学技術(テクノロジー)であふれ、
そして発達し続けています。
 このテクノロジーはどこに行き着くのでしょうか。
 いろんなケースを例に解説をお伺いしてきました。
 まずあえて科学技術を導入しなかった例としまして「新幹線
の自動運転」をあげられました。
 これは、人間が機械の動作を監視しているだけの単純作業
を日常行っていると、機械システムがダウンした場合、手に負えないほどの複雑で膨大な業務を突然処理しなければならなくなり、そのような時にミスが起こることが考えられるからではとのことでした。
 実験室ではうまくいくことが、社会へ広がったとき、開発者の意図とは異なる影響をおよぼすことが多々あります。
 また何かが普及しますと、必ずメリットとデメリットが存在いたします。
 自動車が発明され、普及してきますと、たいへん便利になりましたが、事故も多発してきました。
 便利だけれども厄介でもあるのが、科学技術です。
 たとえば「原子力」に対する期待は大きく、いろいろなことが出来るわけですが、予測がつかない事(例:福島第一原発事故)が伴い、それをどう処理してよいか「わからない」状況になります。
 しかし生じた問題から目をそらさず、きちんと向き合うことが重要な課題であるとのことでした。