金栗四三とオリンピック

日 時 2019年7月17日(水)11時〜12時30分
 NHK大河ドラマ「いだてん」の主人公・金栗四三のお話しが
ありました。
 彼は1891年(明治24年)に熊本県に生まれました。
 兄弟は男4人・女4人で彼は7番目でした。
 小学校(片道6㎞)へは素足で走って通学し、呼吸法を自分で
発見(?)しました。
 その後、海軍兵学校を志望するも、身体測定で不合格となり、
東京師範学校(東京教育大学→筑波大学:校長・嘉納治五郎)に進みました。
 当時 嘉納治五郎校長は全生徒に運動部への入部を求め、彼は「徒歩部(陸上部」)に入部いたします。
 マラソンは、明治42年に毎日新聞主催の「神戸湊川→大坂西成」の競争が最初であると言われており、彼はオリンピックの予選会(羽田競技場で開催)に出場して世界記録(非公認)をたたき出しました。
 第5回ストックホルム大会は、彼がマラソン(熱中症で行方不明となり、ゴールせず)と三島弥彦(100m・200m予選落ち、800m準決勝棄権)が出場いたしました。
 彼は東京高等師範学校を卒業後、教諭のかたわらマラソンも指導しました。
 オリンピックでは、第6回ベルリン大会は戦争で中止となり、第7回アントワープ大会では16位、第8回パリ大会では途中棄権の成績で、引退後はマラソンや駅伝の普及活動に尽力いたしました。
 結局オリンピックではこれと言った成績は残せませんでしたが、歴史には大きな足跡を残しました。