アメリカの福音派と大統領選挙

日 時 2019年10月5日(土)10時〜12時
 アメリカのキリスト教内における福音派に焦点をあてたお話
しでした。
 西ヨーロッパでは宗教改革後、キリスト教は様々な教派に
分かれました。
●フランス・スペイン・アイルランド等 → カトリック
●ドイツ・北欧等 → ルター派(プロテスタント)
●スイス・オランダ・スコットランド等 → 長老派・改革派
●イギリス → イギリス国教会 等々
 米国には上記の人々が移住してきており、教派を超えて福音派(活動的な雰囲気)が構成されています。
 この福音派の道徳・価値観は、聖書に忠実というよりは伝統的な信仰やライフスタイルを変えたくないとするもので、もともと穏健な政治的立場を取っていた由です。
 白人福音派は2016年の大統領選挙で実に81%の人がトランプに投票したそうです。
 それは2015年の連邦最高裁が同性婚の権利を認め、中絶を制限する州法を違憲としたことで、これを当時のオバマ大統領が歓迎し、そしてこの方針をヒラリー・クリントンが継承することがほぼ明らかだったことによるものだとか。
 さて、それでは来年の大統領選挙は白人福音派が再びトランプに投票するのでしょうか。
 今のところ福音派がトランプを支持しない理由が見当たらないとのことですが・・・・・